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私のお姉ちゃん

No.5723
小学校5年生

 私のお姉ちゃんは、お母さんのおなかの中で8ヶ月しか生きられませんでした。お母さんからお姉ちゃんへ栄養分を送る役目をしていたたいばんがはがれたのが原因です。ふつうなら大量出血でお母さんも亡くなる可能性が高いのに、赤ちゃんが産まれる時に開くはずの子宮口が閉じていたので、お母さんはきせき的に助かりました。お母さんは、お姉ちゃんを亡くした時、オムツのCMを見るだけでなみだが出たり、どうしてちゃんと産んであげられなかったんだろうと、空を見上げては毎日泣いていたと話してくれました。私は、その話を聞いて、お母さんの気持ちがいっぱい伝わってなみだが止まりませんでした。
 お姉ちゃんの命日と私のたん生日は同じです。命は、1人に1つしかありません。お姉ちゃんがお母さんを守ってくれたから、私は生まれることができたんだと思います。だから私は、どんなに悲しくてもつらくても命をそまつにしないで、お姉ちゃんの分までせいいっぱい生きて、お母さんをいつも笑わせてあげたいと思います。そして、私も毎日笑っていられるように、友達を大事にしたいと思います。
 私は、お姉ちゃんに会ったことがないけれど、私はお姉ちゃんのことが大好きです。決してわすれません。

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