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たった1か月の命

No.5692
小学校5年生

 私は、3年生のたん生日に新しい家族、ハムスターをむかえました。ハムスターがほしかったし、初めて動物を飼ったので、とてもわくわくしていました。母や父、祖母に、
「しっかりお世話をして、責任をもって育ててね。」
と言われて、みんなでしっかり約束をして、毎日えさやりやそうじをがんばって、なるべくハムスターにストレスをあたえないように育てました。
 飼い始めたのは8月下旬で、9月の上旬からお祭りの練習が始まったのでいそがしくなりました。でもしっかりと、約束どおりお世話をがんばっていました。しかし、ある朝ハムスターの様子をのぞくと、トイレの中で横になっていました。そのときは、ねむいだけかと思い、少し心配しながらもいつも通り学校に行って、そのままお祭りの練習に行きました。練習が終わり、つかれて帰ってきて、ハムスターを見ると、目をつぶって、朝と同じくトイレで横たわっていました。だっこしても全然動きません。母が心ぞうマッサージをしてもぴくりともしません。もう夜だったので、動物病院はやっていないし、やっていたとしても、「もう間に合わない」と思いました。私は、「大切に育ててきたのに」と思いながらハムスターを見つめていました。私は、このことを思い出したくないくらい、とてもショックを受けました。おはかにうめるときには、お手紙を書き、ハムスターに「ありがとう」と言いながらうめました。
 私は、ハムスターを飼うとき以上に、命はとても大切だということを改めて感じました。あの子のおかげで、しょう来、命に関わる仕事をしたいとより強く思いました。いつまでも天国で私のことをやさしく見守っていてほしいです。

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