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じぃじ、がんばれ

No.5549
小学校5年生

 昨年12月、祖父が脳こうそくの病気で倒れました。いつも、畑仕事をしたり、好きな油絵を描いたりして、とても元気にしていたので、突然、動けなくなった祖父を見て、とても驚きました。
 祖父は、2回入院しましたが、今は、おだやかに祖母と過ごしています。しかし、まだ歩くことができません。家の中でも、車イスで生活をしています。
 ぼくは、今までご飯を食べたり、歩いたり走ったりできることは、当たり前のことだと思っていました。祖父が歩けなくなり、思う様に動けなくなった姿を見て、人間が歩くことが出来るのは、すごい事なんだと感じました。好きな物を食べ、自由に歩くことができ、友達と遊び、学校にも通える。何でもないと思ってきたことが、とても不思議ですばらしいことなんだと、初めて感じました。
 母に、産まれた赤ちゃんは、1年ぐらいかけて、やっと歩けるようになると話を聞きました。ぼくも、産まれてからミルクを飲んだり、ハイハイしか出来なかったのが、つかまり立ちができたり、1歩が歩けるようになったり、少しずつできる事が増えて今があるんだなと、改めて感じました。人間ってすごいな、生きているってすごい事なんだな、と思いました。
 祖父は、1日も早く歩くことができるように、週に3回、リハビリに通っています。ぼくは、はずかしがりやなので、顔を見て言葉はかけられませんが、心の中で、一生けん命応援しています。
「じぃじの描く絵が早く見たいな。」
「じぃじ、がんばれ!!」

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