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No.5509
小学校5年生

 私が3年生の時のある日のことだった。親戚のおじさんがとうもろこしをたくさんくれた。おいしそうなとうもろこしだ。お母さんといっしょにとうもろこしの皮をむいていると、黄緑色のよう虫が出てきた。なんのよう虫だろうと私は思った。それと同時に、そのよう虫を飼ってみたいなと思った。なので、私はお兄さんと生き物図かんでさっきのよう虫を調べることにした。調べてみると、そのよう虫と似ているよう虫を見つけた。それはアゲハチョウのよう虫だ。さっそく、私はアゲハチョウのよう虫の部屋を作った。虫かごに小枝ととうもろこしを置いて、よう虫を入れた。よう虫はとうもろこしを食べていた。「いっぱい食べて大きくなってね。」と私は思った。その次の日もかかさずに世話をして、やっとさなぎになった。赤色のさなぎだ。その時私は思った。アゲハチョウのよう虫のさなぎは、赤色じゃないなと。生き物図かんで調べてみると、ガのよう虫だった。
 ガのよう虫がさなぎになってからも、きりふきで水をかけてあげるなどの世話をした。そしてある日の朝、虫かごの中を見ると、ガが死んでしまっていた。私のせいだと私は思った。この前の日にガのよう虫は羽化していて、私が気づかなかったから悪いんだ。ごめんねと私は言った。小さな命をうばってしまった。私は、自分の部屋のベッドにもぐりこんで泣いた。ころしてしまってごめんねと思いながら。そして私は次の日、お庭におはかを作った。おはかの横にとうもろこしをおいた。私は手を合わせておいのりをした。ころしてしまってごめんね。いっしょにすごせた時間、楽しかったよ。楽しい時間をありがとう。

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