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いのちをつなぐキセキ

No.5489
小学校5年生

 ぼくには、1個下の弟と9個下の弟がいます。去年の4月に、弟が生まれました。
 ある日、お母さんに赤ちゃんができました。ずっと弟と2人だったので、びっくりしたけどうれしかったです。それからお母さんは、つわりで苦しそうでした。ごはんが食べられず心配でした。つわりが終わって、お母さんが病院に行くたびに赤ちゃんの写真を見せてもらうと、どんどん大きくなっているのがわかり、すごいなぁと思いました。ぼくが一番びっくりしたのは、赤ちゃんがおなかの中で動いたことです。おなかに手をあてたらグニャグニャと動きました。早くあいたくなりました。赤ちゃんは弟だとわかりました。弟が生まれる予定の日、弟は生まれてきませんでした。お母さんが、おなかの中のいごこちがいいからだよと言っていました。3日すぎて入院することになり、ぼくも弟もお父さんも朝から病院に行きました。クスリを使って生むことになりました。2時間くらい待つと、お父さんが先生によばれて、ぼくたちもお母さんのところに行きました。お母さんは、おなかがすごくいたそうで、苦しそうな顔でした。ぶんべん室に行きまっていると、先生がもうすぐ生まれるよと言いました。赤ちゃんが大きくて、先生がお母さんのおなかを何回もおして、お母さんが力を入れたしゅんかん、赤ちゃんが出てきました。大きな泣き声が聞こえました。命のたん生に立ち会えて本当によかったです。
 弟のたん生を見るまで考えたことはなかったけど、命ができるのは本当にキセキで、生まれる前から十月十日お母さんに大切に守られて、生まれてからも守られながら大きくなると知りました。ぼくが今を生きているのも当たり前じゃないんだと思いました。自分の命を大切にして生きていこうと思う気持ちを、弟がぼくにおしえてくれました。

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