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じいじのように生きたい

No.5434
小学校5年生

 私のひいおじいさんである通称じいじは、もうこの世にいません。去年の5月に90歳で亡くなってしまいました。私はじいじの生き方を尊敬しています。じいじのように生きるのが私の目標です。
 私は、じいじに赤ちゃんの頃から面倒をみてもらいました。特に2歳までの2年間は、母が仕事に行っている間にひいおばあさんと一緒に私を見てくれました。私をとてもかわいがってくれ、たくさんのおもちゃを作ってくれました。例えば、子供が喜びそうな絵を紙コップに描いて積み木のようにしてくれたり、どんぐりを拾ってきておままごとやコマのようにしてくれたり。どんぐりは同じ大きさできれいなものばかりを100個以上集めてくれました。当時、じいじは80歳。集めるのは相当大変だったと思いますが、私が喜ぶ顔を想像して頑張ってくれたのだと思います。また、小学生になってボール投げが苦手だと伝えた時、「遠くに投げよう」とメッセージを書いた旗を作って、私のやる気を引き出してくれました。倒れる寸前まで元気な姿で、みんなのことを思って動いてくれていたので、亡くなった時は本当に信じられませんでした。
 私は、今まで人が亡くなるところを見たことがありませんでした。だから、じいじが亡くなった時、初めて心から人を失う悲しみや命に終わりがあるということを理解しました。
 じいじがたくさんの愛情をそそいでくれたおかげで、私は今も幸せな気持ちですごせています。私もじいじのような生き方で命を全うしたい。じいじ、これからも私のことを応援してね。私、頑張って生きていくからね。

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