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おじいちゃんのメロン

No.5383
小学校5年生

 わたしのおじいちゃんは、おばあちゃんといっしょにメロンを作っていました。ビニールハウスには、たくさんのメロンがなっていて、遊びに行くと、時々、わたしにもメロンをくれました。わたしは、おじいちゃんとおばあちゃんが作ったメロンが、大好きでした。とても甘くて、食べると幸せな気持ちになるからです。
 しかし、おじいちゃんは体調をくずし、入院してしまいました。メロンを作ることができなくなってしまい、おじいちゃんが元気になるまで、おばあちゃんが、がんばってメロンを作っていました。
 おじいちゃんは、大きな手じゅつを2回して、元気になり退院してきました。わたしは、お母さんといっしょに買ったお花をおじいちゃんにわたしました。すると、おじいちゃんは、
「花束なんて、初めてもらった。」
と言って、とてもうれしそうにしていました。おじいちゃんのうれしそうな顔と、元気になったおじいちゃんを見て、わたしもとてもうれしくなりました。
 しかし、おじいちゃんは、今年の冬、天国へいってしまいました。もう、おじいちゃんとおばあちゃんが作ったメロンを食べることができません。おじいちゃんが作ったメロンは、みんなから、
「おいしいね。」
と言われていました。おじいちゃんのメロンは、みんなを幸せにしていたんだなと思いました。
 わたしは、今でも、おじいちゃんとおばあちゃんが作ったメロンの味が、大好きです。

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