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初めて知ったこと

No.5321
小学校5年生

 私には年に一度くらいしか会うことがないおばあちゃんがいました。90才をすぎていて、会っても少しだけ話をするくらいでした。
 老人ホームで頭の体操をするのに、漢字や計算をするそうです。とてもむずかしい問題が解けるくらい頭がよいけれど、足こしが悪く、あまり動けませんでした。
 ある日、とつぜん体調をくずしてしまい、ベッドから起き上がることすらできなくなってしまいました。家族で病院へお見まいにいくと、もうしゃべるのがやっとなぐらいでした。そのころ私は、あまり「死」というものがよく分からなかったので、苦しんでいるおばあちゃんに、何もしてあげられませんでした。おばあちゃんは老すいで死んでしまいました。時々しか会うことがないおばあちゃんでしたが、とても悲しかったです。初めて私は「死」というものを知りました。もう会うことができない悲しさで、たくさんの人が泣きました。昨日までいた人が突然いなくなってしまう悲しさやさみしさを知りました。
 けれど今は、その決められた寿命にさからってしまう人がいます。それは、「自殺」する人です。死ぬ前に何かできることはないのでしょうか。いじめを受けているのであれば、だれでもよいので「助けて」と声を出してほしいです。死ぬ勇気よりも助けてと言う勇気の方が簡単だと思います。あなたが死んでしまえば、必ずだれかが悲しみます。
 人はみんな支え合って生きています。どうか自分の手で未来をすてないでください。そして周りの人は優しく手を差しのべてください。お願いします。

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