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弟のいのち

No.5306
小学校5年生

 6月の初めに、弟が高熱を出した。病院に行ったが、原因が分からずに2日たち、40度をこえてしまったので、夜間救急に行った。そのまま、弟は入院することとなった。
 弟は、高熱のため、変なことをずっと言っていた。ぼくは、何を言っているのか分からなかった。しかし、母は、弟がげんかくを見ていると言って、とても心配していた。
 それから1週間たって、やっと熱が下がり、弟は少し元気になった。弟は、病院で6さいのたん生日をむかえた。かんごしさんにお祝いしてもらった。ぼくは、弟のためにおかしを買ってあげた。しかし、家で祝うたん生日とちがい、弟の笑顔が見られなかった。ぼくも笑うことができなかった。
 弟の病気はかぜではなく、「ぼうこうにょうかんぎゃくりゅうしょう」という病気だった。ぼくには、むずかしすぎて分からなかったが、手じゅつが必要だということだけは分かった。ぼくは、その話を聞いて、とても心配になった。弟が、いつたい院できるかも心配でたまらなかった。
 入院している間、弟が死んでしまわないかと思ったこともあった。今は元気になり、いっしょにくらすことができて、とてもうれしい。いつも当たり前にある弟の命の大切さを知った。これからは、当たり前と思わずに命を大切にしていきたい。弟の命も、自分の命も、家族の命も、友達の命も、みんなの命も。

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