家族は私の命

　私の家族はお父さんとお母さんと妹2人、犬4ひきです。犬も私にとって大事な家族で大事な命です。自分の命はもちろんですが、私の大好きな家族の命もまたとても大事です。生まれた時から犬と一緒の生活を送り、愛犬が亡くなる経験もしました。その時は本当に家族皆で悲しい思いをし、家族の1人でも失うとこんなにも辛く、さびしい思いをしなきゃならないということを身にしみて感じました。
　いつだったか、私は妹とケンカをしていやになったときに、お母さんに聞いたことがあります。
「どうして私には妹が2人いるの？」
と。お母さんは笑って何でもない事のようにこう言いました。
「だってさびしがり屋のあなたがお父さんとお母さんが死んじゃったら、1人ぼっちになっちゃうじゃない。3人いたら悲しみは3人で分かち合えるから、少しはさびしくなくなるんじゃない。」
私はそんなこと思ったこともなかったし、お父さんとお母さんが私達より先に亡くなるという事をそれまで考えたこともなかったので、その時なんだか悲しくなりました。
「そのころは、あなた達も自分達で大事な家族ができてるかもしれないね。でも大きくなって妹達がいて良かったなと思えることが必ずあるから。」
お母さんはそう言ってなぐさめてくれました。しょうらいの私達を思いながら、3つの大事な命をこの世に残してくれたんだな、お母さんってすごいなと思いました。ケンカをすることもあるけど妹がいて良かったと思うことがたくさんあるので、命を大切にして失う事のないように守り、命をつないでいきたいです。