大切な人がそばにいるだけで幸せ

　私には2才はなれた弟がいます。私が3才になったばかりのころ、弟がとつぜん大きな病気になってしまいました。私は、弟がいなくて、とてもさびしかったのを覚えています。
　いつも家族でいっしょにすごしていたのに、お母さんも弟も病院にずっと泊まっていて、私はお父さんとおじいちゃんとおばあちゃんといっしょにすごしていました。家族のだれかがいないと、すごくつらかったです。
　2週間ぐらいしてから、弟とお母さんが家に帰ってきました。弟はまだ元気よく遊べなかったけど、近くにいるだけでうれしかったです。
　今、3年生の弟はとっても元気で、夜ねるときには私と弟とお母さんと3人で、3つの布団をならべてねています。それがとっても幸せです。
　大切な人がそばにいて、にこにこ笑っているだけで、私はうれしいと思います。
　学校に行けば、たくさんの友達がいて楽しいし、家に帰れば、大好きな家族が待っていてくれて安心します。私もみんなに愛される人になりたいです。