私へのいじめ

　私は、「いじめ」をうけたことがあります。えんぴつの先を目の近くに向けてきたり、トイレから出ようとするとドアをおさえて出られなくされたり、変なあだ名をつけられて、バカにされたりといういじめです。私は、なんでそんなことするんだろう、なんで私だけ、いじめられるんだろう、と思いながら生活をつづけていました。
　ある日、私はお母さんにいじめられていることを話しました。すると、お母さんは、先生に言いなと言いました。そう言われたので、私は先生に言いました。先生に言って、みんながもういじめないと約束してくれたとき、いままでにないぐらい気持ちが楽になりました。このとき私は、ああ、あんなに気持ちが重かったのは、きっといじめのせいなんだなと思いました。そして、もういじめなんかにとらわれずに、自分らしく生きていこうと思いました。
　もし、今、いじめられている人がいたら、先生や家族の人など、相談にのってくれそうな人に言ったほうがいいと思います。でも、先生や家族の人達に言えなかったら、SOSに電話したり、先生や家族でなくてもいいので、話しやすい人に相談したりしてもいいと思います。だれかに話を聞いてもらうと、気持ちが楽になるし、味方がいると思うと安心できるからです。
　また、今、だれかをいじめている人を見つけた人がいたら、その人にこう言ってください。
「自分がやられていやなことは、人にはやらない。」
　みんながみんなのことを思いやり、いじめがない平和な世界になればいいなと、私は思っています。