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No.4932
小学校5年生
「あなたに弟ができるんだよ。」お母さんがある日、急にわたしにいった。わたしは、ただおどろくだけで、「産む」ということの大変さ、「生きる」ということの重要さが分かっていなかった。
1日たって、やっと色々なことを考えた。言われたのが3年生の時で、わたしは生まれた時のことを2年生で調べていた。わたしはさか子で、ていおうせっかいだった。子宮がはそんしないようにわたしがていおうせっかいだったため、弟もていおうせっかいになった。次は名前について考えた。わたしの名前は、花のようにかわいくなるようにという意味でつけてもらった。わたしは、「わたしの名前の漢字を入れて。」とおねがいした。色々な名前を考えた。結果、「○○」ときまった。産むということは、この色々な準備とじんつうなどのことで、とても大変だと分かった。
ていおうせっかいで日にちが決まっていた。わたしは病室で待っていた。でもドキドキしていた。大じょうぶと心の中でとなえても、ドキドキしていた。生まれたばっかの赤ちゃんは、とても小さくてびっくりした。そんな弟を見て、それまで、「やったー。」と思ったこともあったけど、「お母さんを一人じめできなくなる。」と思うと自然になみだがでそうになってとても悲しかった。でも、こんな小さいのにわたし達に会うためにがんばってくれたと思うと、とてもうれしくて感動した。「ありがとう。」と、お母さんはもちろん、弟にも「生まれてきてくれて、ありがとう。」と、笑顔で言った。
今では、もちろんけんかもするけれど、やっぱり今はとても楽しいから、ふり返ったときに「死ななくてよかった。」という言葉が毎回でてくる。
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