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朝のあいさつ

No.4913
小学校5年生

 私の家では毎朝、誰かが家を出るときに必ずあく手をしてから出発します。永遠のお別れの様なあいさつをするので、少し面倒だなと思ったのでお父さんに聞いたことがあります。するとお父さんは、
「お父さんが20才の時におばあちゃんが亡くなったんだよ。さっきまで元気だったのに突然いなくなってしまったんだ。最後にちゃんとおばあちゃんにお話できなかったと後悔が残っているから、家を出る時は、もしかして最後かもしれないと思って必ずあいさつをするんだよ。」
と話してくれました。
 私はハッとしました。いつも一緒にいる家族がいなくなってしまうことがあるなんて、考えたこともなかったからです。そして元気だったおばあちゃんが突然亡くなってしまって、お父さんがかわいそうになりました。でも、おばあちゃんも最後にお父さんと色々とお話をしたかったのではないかな、と思いました。
 この話を聞いてから、私は毎朝しっかりとあいさつができるようになりました。
 毎日、元気で笑って家族でお話できることが幸せだなと思えるようになりました。

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