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この夏、思ったこと

No.4875
小学校5年生

 私の祖父母の家にいた、シェットランドシープドッグの女の子、奈々子ちゃんが、天国に旅立ちました。
 私は、奈々子ちゃんが大好きでした。奈々子ちゃんと私は、私が小さい頃から仲良くて、遊びに行けば、ほぼずっと一緒にいる仲でした。私は、奈々子ちゃんに構ってもらっていました。
 でも、2、3年前に病気にかかってしまいました。散歩の時は、普段は、うばぐるまのようなのに乗って、時々下りるという感じで、散歩していました。でも、そんな状況でも、遊びに行くたびに、明るく出迎えてくれました。
 私は、夏休みに、東京に行く予定がありました。だから、また奈々子ちゃんに会えると思っていました。だけど、行く少し前に亡くなってしまいました。私は、奈々子ちゃんが亡くなってしまった事を知った時、奈々子ちゃんともう1回でも会いたかったなと思いました。残念という気持ちもありました。
 祖父母が、奈々子ちゃんをどのくらい大切にしていたのかというと、私が東京に行った時、奈々子ちゃんのおはか参りに行って、お骨になった奈々子ちゃんを見ました。それを祖母が、なでて抱き上げるのを見て、本当に大切に育てていたんだなと思いました。祖父も、いつも、奈々子ちゃんを気にかけていたし、よく見ていました。
 祖父母の家にいる、もう1匹の犬も、奈々子ちゃんの事を、よく気にかけていました。散歩時、奈々子ちゃんが見えなくなると必ず止まり、待ってあげていました。だけど、今はもう奈々子ちゃんがいないのに、奈々子ちゃんの事を待つそうです。心配しているというよりも、奈々子ちゃんの事を守ってあげていました。
 私は、これを体験して、命の大切さを知りました。
 最後まで、奈々子ちゃんは、あきらめずに生きていたなと思います。それは、祖父母が、温かく見守っていたからだと思います。おたがいが、おたがいの事を思ってたからだと思います。
 私は、ペットは、飼っていませんが、私の家族や友達に対して、どんな時も、思いやりを持って接したいです。そして、信頼できる関係を築きたいです。

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