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命の繋がり

No.4841
小学校5年生

 小学校の授業で、赤ちゃんの誕生について学んだ。そこで私は、自分が産まれるまで、産まれた時の様子などを両親にたずねてみた。
 私がお腹にいる時、母は出血し、安静にするよう医師に告げられたそうだ。切迫流産という診断で、薬を飲んだと聞いた。母は私が安全、安心な胎内環境で育つよう、食事にも気をつかったそうだ。胎内に送り込む栄養も考えていた。それでも私は、予定日よりも4週間早く出てきて、とても小さく産まれたそうだ。退院し、家に帰ってきてからも、私の寝ているベッドマットの下には万が一、呼吸が止まっても即反応するブザー付きの管理シートがしかれていたそうだ。産まれる前も、産まれてからも、長期間気を張った状況で、ここまで大きく成長できた事を、私は嬉しく思い、とても感謝している。
 弟が母のお腹にいる時のことを思い出した。当時年少の私は、だんだん大きくなるお腹、母のお腹で動く弟をお腹を触りながら、早く会いたいなと思った。しかし、母は病院へ入院してしまった。母と離れるのは少し寂しかったが、弟が無事に生まれるよう祈って、我慢した。それからしばらくたったある日、真夜中に突然起こされ、祖母と私は病院へかけつけた。待ち遠しかった弟の誕生だ。とても小さくて、寝たり泣いている姿を見守り、オムツを交換したり、おっぱいをあげている母は、とても大変そうに思えた。翌日、寝不足だけれど、喜びもあり、幼稚園へ行った。命のパワーを感じて、私自身も頑張ろう、と張り切れた。
 命の繋がりは、人の心を動かすものだと思っています。

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