いのちは自分だけの物ではない

　わたしは、ゲームが大好きです。
　ぼうけんするゲームや対戦するゲームが特に好きで、よく友達や家族といっしょに遊びます。遊んでいると時々、負けそうになったり、やり直したくなる時があります。そんな時わたしは、カードをひっくり返したり、ゲームの電源を切ってリセットしてしまいます。そんな時、お母さんは、
「いやになるとすぐにリセットするけど、ふだんの生活では、そういうことは出来ないでしょ。」
と言います。確かにその通りだと思います。たとえば、バレエの発表会で失敗してもやり直すことは出来ません。
　今のわたしは、失敗やいやなことで死にたいとまで思うことはありませんが、これから先、中学生、高校生になった時、そのように思うことがあるかもしれません。わたしの家族はいつも
「あなたに何かあったらつらくて死んじゃう。」
と言っています。わたしのことを自分以上に大切に思ってくれている家族がいると思うと、自分のいのちは自分の物だけではないと感じます。
　つらくて、苦しいことがあったら、一人でなやまず周りの人に相談して、たった一つのいのちを大切にしようと思います。