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命の大切さ

No.4730
小学校5年生

 もしも今、私が死んでしまったら、周りはどう思うだろう。だれかが死んでしまったら、その人の家族や友達はみんな悲しむものだと私は思っていました。けれども、私の母は、それだけではないそうです。もし私が今死んでしまったら、もちろん悲しくなるけれど、いかりがわいてくるかもしれないと言っています。なぜなら、もし今死んでしまったら、約束をやぶったことになるからです。その約束とは、子どもは親より先に死んではいけない、ということです。私の母は、
「世の中全て順番を守らなきゃいけない。だから、死ぬのも順番を守らなきゃだめだよ。」
と言います。その理由は、長く生きている人はいろいろな事をやって経験が多いけれど、若い人はまだ
やったことがないことが多いし、やりたいことなどもたくさんあるからです。そうやって姉達や私に、命を大切にして、親よりも長く生きてほしいという気持ちを伝えてくれます。
 私は今までに家族や知り合いが死んでしまうことを経験していません。だから、家族や知り合いが死んでしまった時、自分がどう思うかは、想像がつきません。でも実は、私の双子の姉は、生まれた時に心ぞう病でした。手じゅつを3回もしました。しかも、命が助かるか分からないくらいきけんでした。大きくなってそれを私がはじめて知った時、もし助かっていなかったら、それはとても悲しいと思いました。それにせっかく双子で生まれたのに自分1人しかいなかったら、さびしくなると思います。今はいっしょに遊んだり、時々はけんかもしたりしていて、楽しいです。だから、姉が助かって本当に良かったなと思います。

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