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命との出会い

No.4710
小学校5年生

 今年の2月に黒ネコとの出会いがありました。お兄ちゃんが下校している時に、家までずっとあとをついてきた、真っ黒いのらネコです。よく人になついた、しっぽが半分になった黒ネコ。お母さんが「きっとだれかに飼われていたネコだね。」と言っていました。
 初めて家までついて来た日から1ヶ月くらい、昼間と夜はどこかへ遊びに行って、朝と夕方には家の庭に来て「ニャーニャー」と鳴いていました。外の自転車小屋にダンボールの箱を置いたら、それからそこで寝るようになりました。
 お父さんがネコを飼う事に反対していたので、飼う事はないと思っていたけれど、ネコのがんばりに負けて、その黒ネコを家で飼う事になりました。それから毎日、家に黒ネコがいます。初めにした事は黒ネコを病院へつれて行きました。やっぱりだれかに飼われていたと思われるネコでした。
 だれがこのネコを捨てたんだろう?
 今では、僕の大切な家ぞくです。これからもずっと。
 一つの命との出会いでした。

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