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がんばれツバメ

No.4700
小学校5年生

 毎年、春になると、ぼくの家ののき下にツバメが巣を作りに来ます。巣をこわさずとっておくので、土やわらのような物で、じょう夫にするところから始まります。2羽で作業をしていると、そのうちメスだけがずっと巣にいるようになり、子どもを産む準備をしています。しばらくすると、ピーピーと鳴き声が聞こえ、見上げるとくちばしとうぶ毛のような物が見えました。ぼくはうれしくなり、家族みんなに「産まれたよ。」と知らせました。親鳥がエサを運んでくるたびに、ピーピーと言って口を開けて待つすがたがかわいらしかったです。
 次の日の朝、親ツバメが家の周りをピーピーあわてたように鳴きながら回っていました。様子がおかしかったので、外に出てみたら、電線にカラスがとまってツバメの赤ちゃんをねらっていました。庭を見ると、ツバメのヒナが2~3羽落ちていました。ぼくはあわてて布にくるんで助けました。まだ生きていたけれど弱っていたので、エサを調べ買いに行きました。まだ、自分の力では食べれないので、ちゅうしゃ器にエサをふくませて食べさせようとしたけど、くちばしが小さくて、うまくいきませんでした。2日ぐらい生きのびたけど、朝起きたら死んでいたので、庭にツバメのヒナをうめました。がんばってエサをあげたけど、だんだん弱っていくすがたを見て悲しかったです。
 巣に残った2羽のヒナは、どんどん大きく成長して鳴き声も大きくなり、毛もふさふさになり、飛べるようにもなりました。来年の春にまたツバメが来てくれるといいなと思いました。

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