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生きること

No.4686
小学校5年生

 私は、弟の出産に立ち会ったことがあります。産まれた時弟は、小さい体で元気に泣いていました。産まれた時に、声を出して泣くと肺に空気が入り、初めて呼吸ができ、生きていくことができるそうです。弟は、顔を真っ赤にして泣いていて、とてもかわいかったです。周りにいた人も、みんな笑顔になりました。
 そうして産まれてくる命も、病気や事故などで亡くなってしまう人がいます。私が一番いやだなと思うのは、自殺です。自殺とは、自分で自分の命をうばうことをいいます。世の中には、生きたくても生きられない人もいるのに、自分で命を絶ってしまうのは、とてもさみしいことだと思います。
 私は去年、祖母が亡くなりました。生きていたころは、肌が赤く温かかったけど、亡くなった時は、白く冷たくなっていました。その周りでは、みんなが泣いていました。人が亡くなるということは、とても悲しいことだと思います。
 今、いじめや辛いことでなやんでいる人は、そのつらい気持ちを、勇気を出して、だれかに話してみてください。あなたが困っている時に、助けてくれる人は必ずいます。だれかに話すだけでも、心がすっきりして、落ちつくことができると思います。決して一人だけでかかえこんだり、命をむだにしてはいけません。亡くなった命は、二度ともどってはこないからです。あなたがいなくなった時に、悲しむ人は必ずいます。生きることを、あきらめないでほしいです。
 今は辛くても、いつか生きていることがどんなに幸せなのか、よく分かる日が来るかもしれません。その日のために、今は苦しくても、がんばってほしいです。そして、自分が幸せだなと思える人生を送ってほしいと思います。

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