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命の大切さを知って

No.4620
小学校5年生

 去年、私は命について深く考えさせられる出来事がありました。理由は、岐阜県に住んでいる私の祖父のお姉さん、愛ちゃんが亡くなったからです。
 愛ちゃんは、祖父とずっと一緒に暮らしていました。愛ちゃんは私が産まれた時から可愛がってくれて、一緒にカルタをしたり、お手玉を見せてくれたりしました。他にも、おせち料理を作ってくれたり、味ごはんも作ってくれました。
 大好きだった愛ちゃんが亡くなったと聞いた時は、すごく悲しかったです。愛ちゃんは9月に亡くなったのですが、8月の最後に会った時は、とても元気でした。
 亡くなる前日、祖母から1通のメールが届きました。それには写真も付いていて、目を閉じて、やせてしまった愛ちゃんの顔がありました。その写真を見て私は、いっしょに遊んだ思い出などが頭の中で再生されて悲しくなりました。
 お通夜当日、長い箱の中には、眠っているような愛ちゃんがいました。顔をさわってみると冷たくて、命がなくなったということが分かりました。そう分かった時、急に涙がでてきました。
 次の日に行われた告別式で係の人が言った、「別れの言葉をどうぞ。」の別れという言葉が心に残っています。ふだん、友達が引っ越す時などの別れとは違い、もう一生会えないことの別れだと思うと、今でも泣きそうになってきます。
 誰もが必ずなくなる命、いつ消えるか分からない命。辛いこともあるけど、この一日一分一秒を今日も大切にして生きたいなと思いました。

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