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小さな命

No.4533
小学校5年生

 私の家には、羽化不全のキアゲハがいます。幼虫の時はパセリをもりもり食べてさなぎになったけれど、うまく羽化ができず羽がしわしわになってしまいました。「もしつかまえなかったら、外で元気に羽化したかもしれない。」そう思うと、「つかまえてごめんね。」と思いました。このまま逃がしても大空を飛べず花のみつをすうことができないので、家で飼うことにしました。
 つまようじでチョウの口のストローをのばして、砂とう水を飲ませます。バタバタはばたいてなかなかうまくいかない時もあれば、すぐ飲む時もあります。毎日世話をしていくうちに、とてもかわいくなりました。
 もし、自然界の中で羽化不全になってしまったらどうなるでしょう。うまく飛べないので他の虫に食べられたり、花のみつを飲めなかったりして、待っているのは「死」だと思うととてもかわいそうになります。自然の世界はきびしくて大変です。
 家にいるチョウを見ていると、羽がちぢれて空を飛ぶことができなくても、元気にみつを飲んでせいいっぱい「生きよう、生きよう」としています。「いくら体が小さくても一つの大切な命なんだ。」と強く感じました。
 私は、この小さな命を飼い、一生けん命に生きているすがたを見て自分自身も、改めて命はとても大切なんだと感じました。羽化してからすでに3週間が過ぎました。少し弱ってきましたが、一日でも長くがんばって生きてもらいたいです。
 (続き)
 今日は、8月28日で明日から学校です。7月23日に生まれたチョウは今もがんばって生きています。すごい生命力にびっくりしています。ずっとずっと長生きしてほしいです。
 これからもがんばれ。ちょっちゃん。

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