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きずなのリレー

No.4528
小学校5年生

 ぼくは、この前「移しょく」というものを初めてしりました。のう死のじょう態になったかん者の体からぞう器を取り出し、待っているかん者に移しょくするらしいです。ぼくはびっくりしました。なぜなら「自分の体は死んでも自分の物」だと思っていたからです。体からぞう器を取り出し運び始めるまですごく早く見えました。このぞう器はどこへ運ばれるんだろう、だれが決めたんだろうと不思議に思いました。ぼくはお母さんに聞いてみました。
「ぼくがのう死になったらぞうき移しょくするの。」
「残念だけど、あげられないな。」
とお母さんは言いました。ぼくは、ほっとしました。だって自分の体だからです。
 世の中、ぞう器移しょくを待っている人がたくさんいるそうです。もし世の中のみんなが、ぼくとお母さんと同じ考えの人ばかりだったら、ぞう器を待っている人には届きません。そうなるとぞう器移しょくは、成立しません。
 テレビで見た親はぞう器移しょくを選んでいました。よく考えてみると親の決断は立っぱだと思います。ぼくだったら出来ません。まだ体もあたたかいのに死んでいるのも理解できないし、息をしているだけでもそん在してほしいと思うからです。ぞう器移しょくに反対とは言わないけれど、ドナーの家族の気持ちを一番に考えてあげないといけないと思います。移しょくで命をつないでいくことが、命のリレーです。そのうらには残された家族の中に生まれるきずなのリレーもふくまれているのだとぼくは思いました。

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