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姉と黒い犬

No.1847
小学校6年生 女子

 ある日の夕飯の時、姉が言いました。
「そこの通りを入った所にいる黒い犬、知ってる?」私も家族のみんなもその犬の事を誰も知りませんでした。そして姉は黒い犬について話し始めました。
「黒い犬がいつも悲しい目をしているの、目 は目やにで汚れていて、毛並も悪く、足は
 ガリガリにやせているんだよ」私は姉の話を聞き、初めは汚い犬だなあと思ってしまいました。でも姉は話を続け「私が通ると黒い犬が、キューン、キューンって悲しそうに泣くからかわいそうでしょうがないよ」と言っていました。この犬はいつも木につながれてはいるけれども飼い主が世話をほとんどしていず、エサもちゃんと与えられていない感じだそうです。犬の周りも汚れ、犬は力をふりしぼって通る人達に「助けて」と訴えているようだと言っていました。姉はこの犬を連れてきていいかと母に訪ねていました。でも母は例えかわいそうな犬だとしても飼っている犬を勝手に連れてきてはいけないよと、言っていました。姉はがっかりした様子でその後も犬のことをとっても心配していました。
 この犬はきっとエサも充分に与えられず、散歩に連れて行ってもらえてないのでしょう。飼い主は犬の気持ちになって考える必要があると私は思いました。動物は人間の都合で育ててはかわいそうです。私達と同じ大切な「命」があるのだからしっかりと責任を持たなくてはいけないと思いました。動物をかわいがる気持ちを持てなければ飼ってはいけないのだと改めて感じた気がしました。

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