更新日:2023年4月1日
第4章-3 生活圏密着ゾーン
第4章 商業集積ガイドライン
3 ゾーン別の商業集積の特性
(4)生活圏密着ゾーン
A.葵・初生地区
(ア)ゾーンの位置、概要
- 姫街道と金指街道が交差し、細江地区、引佐地区と市中心部を結ぶ交通の結節点であり、交通量が多くなっています。
- 用途地域は、近隣商業地域、第2種住居地域に指定されています。
(イ)商業集積の特性、動向
- 街道沿いに大型商業施設を中心に商店街を形成し、年間販売額が市内でも多い地域です。
- 大型商業施設は郊外型大型集客施設の影響を受け、集客力が低下しており、商店街の商店数も減少しています。
- 街道沿いは、ロードサイド型の商業集積もみられます。
(ウ)商業集積の課題
- 地域住民の利便性を確保するとともに、交通の結節点である立地を活かして、大型商業施設を含む商業機能の充実を図る必要があります。
B.高台地区
(ア)ゾーンの位置、概要
- 文丘地区から高台地区の国道257号沿道の地区です。
- 用途地域は、近隣商業地域、準工業地域に指定されています。
- 市中心部と北部地域とを結ぶ幹線道路沿道です。
- 市内でも人口の多い地域です。
- 幹線道路として交通量が多く、バイパスも建設されていますが、渋滞が発生しやすい地域です。
(イ)商業集積の特性、動向
- 幹線道路沿いに、古くからの個店を中心とした商業集積が見られますが、商店数は減少しています。
- 街道沿いには大型商業施設もみられます。
- 最寄品を扱う店舗の比率が比較的高い地域です。
(ウ)商業集積の課題
- 地域住民の利便性を確保するため、既存の大型商業施設を活かしながら、商業集積を図る必要があります。
C.高丘地区、和地地区、佐鳴湖西岸地区、都田地区(テクノ)、浜北新都市地区、中瀬南部地区
(ア)ゾーンの位置、概要
- 区画整理事業により、新たな街づくりが行われた(行われている)地区です。
- 用途地域は、高丘地区・和地地区・佐鳴湖西岸地区は近隣商業地域に、浜北新都市地区は準工業地域に、中瀬南部地区は近隣商業地域及び準住居地域に指定されています。
- 高丘地区、和地地区、都田地区(テクノ)・中瀬南部地区は地区計画を定め、適正な商業業務機能の充実を図る地域としています。
- 浜北新都市地区は地区計画を定め、準工業地域の一部では工場の立地を制限し、商業機能の集積を図る地域としています。
(イ)商業集積の特性、動向
- 地域住民の利便性を確保するための商業集積が図られています。
(ウ)商業集積の課題
- 今後も、地域住民の利便性を確保するため、多様な商業集積を図る必要があります。
D.笠井地区
(ア)ゾーンの位置、概要
- 市中心部と浜北地域自治区とを結ぶ笠井街道沿いで、浜北地域自治区に隣接した地域です。
- 用途地域は、近隣商業地域に指定されています。
- 笠井地区の中心地として、商業機能を形成、発展してきた地域です。
(イ)商業集積の特性、動向
- 街道沿いに商店街を形成していますが、大型商業施設はなく、商店数は減少しています。
- 最寄品を扱う店舗の比率が高い地域です。
- 宮竹・天王・市野地区や浜北地域自治区中心部に近く、大規模集客施設の影響を受けています。
(ウ)商業集積の課題
- 地域住民の利便性を確保するため、商業機能の充実を図る必要があります。
E.芳川地区
(ア)ゾーンの位置、概要
- 芳川町の国道150号沿道の地区です。
- 用途地域は、近隣商業地域に指定されています。
- 市中心部と磐田市竜洋、御前崎市とを結ぶ幹線道路沿道であり、交通量も多い地域です。
(イ)商業集積の特性、動向
- 幹線道路沿いに、古くからの個店を中心とした商業集積が見られますが、郊外型大規模集客施設の影響を受けて商店数は減少しています。
- 沿道のみを近隣商業地域に指定していることから、大型商業施設の立地はみられません。
(ウ)商業集積の課題
- 地域住民の利便性を確保するため、商業機能の充実を図る必要があります。
F.西鹿島駅周辺地区
(ア)ゾーンの位置、概要
- 遠州鉄道鉄道線西鹿島駅を中心とした笠井街道沿道の地区です。
- 用途地域は、近隣商業地域に指定されています。
- 市東部と天竜地域自治区とを結ぶ幹線道路沿道です。
(イ)商業集積の特性、動向
- 西鹿島駅前及び幹線道路沿いに、古くからの個店を中心とした商業集積が見られますが、郊外型大規模集客施設の影響を受けて商店数は減少しています。
(ウ)商業集積の課題
- 地域住民の利便性を確保するため、商業機能の充実を図る必要があります。
G.宇布見地区
(ア)ゾーンの位置、概要
- 旧雄踏町で特に住宅の密集した地区であり、雄踏小学校や旧町営体育館・文化センターなどがあり、旧雄踏町における中心部です。
- 用途地域は近隣商業地域に指定されています。
(イ)商業集積の特性、動向
- 商店数は少なくなったものの、最寄品を扱う店舗が点在しています。
(ウ)商業集積の課題
- 地域住民の利便性を確保するため、商業機能の充実を図る必要があります。
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