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更新日:2025年11月18日
ジェームズ・ペイトン号は貨物用の木造帆船でした。スマートな船体を持つ速度の早いクリッパータイプで、三本のマストを持っていました。
※アメリカ・ロイド船級協会1871年の記録による

当時、横浜で発行されていた英字新聞から、帆の名称をピックアップすると、フォアマスト(前方)、メインマスト(中央)、ミズンマスト(後方)の3本マストであることが分かります。フォアマストとメインマストには、四枚の横帆があり、船首に三角形のフライングジブと数枚のジブ、三角形のメイントライセイル(嵐の際に風に対抗するためにフォアマストとメインマストの後ろに設置される帆)、ミズンマストにはスパンカーと呼ばれる帆が装備されていました。船首部には船員の居住空間の船首楼、船尾には船長らの船尾楼があったと思われます。


アスタリオン「Asterion」の写真が残っています。船上の人影から船のおおよその規模がイメージできます。アスタリオンの大きさは1870年のアメリカのロイド船級協会の記録によると、全長163フィート(約49.68m)船体高さ28フィート(約8.53m)船体幅17フィート(約5.18m)とジェームズ・ペイトン号よりやや大きいサイズです。
ASTERION, barque of 540 tons. chartered by Shaw Saville & Co in early 1880's. Made 15 voyages to NZ Helens' Page of New Zealand History
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