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更新日:2023年12月1日

市長就任式

2023年5月1日

それでは改めまして皆さんおはようございます。本日付で新たに浜松市長に就任しました中野祐介でございます。どうぞよろしくお願いいたします。

今回の選挙戦を通じて、非常に多くの市民の皆さん、有権者の皆さんからご支持をいただきました。本日、初登庁を済ませまして、改めてこの80万都市・浜松のかじ取り役を仰せつかった、任されたことへの責任の重さ、また、選挙戦を通じて多くの皆さんからいただいた応援、期待の声に応えなければいけない、本日はそういった思いを新たにさせていただいたところです。これから、選挙期間中に私がずっと訴えてきた「浜松をもっと元気なまちに」という思いを実現すべく、全力で頑張ってまいります。

それに当たっては、本日この場にお集まりいただきました皆さんをはじめ、市役所の皆さん、これは同志であります。ともにこの浜松をより良いまちにできるよう、全力で頑張ってまいりたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。ただ、皆さんにとっては、私は言ってみれば見ず知らずの「よそ者」といったものだろうと思っております。

まず始めに、私の自己紹介をさせていただきます。私は1970年に浜松で生まれ、その後、高校卒業まで18年、この浜松でずっと過ごしてまいりました。ただ、大学進学、そして就職にあたりましては、東京に出てしまいましたので、しばらく浜松を離れていたということになります。就職先は昔で言うところの自治庁、今の総務省に入らせていただきました。それ以降、一貫して地方自治、財政、さらには地域活性化、地方創生、そういった仕事をやってまいりましたので、皆さんの中には、「一緒に仕事をした」という方もいらっしゃると思います。現に何人か一緒に仕事をさせていただいた方がいらっしゃることを私も記憶しております。

そういった意味で、あまり皆さんと遠くかけ離れた世界に暮らしていたわけではないと私は思っております。一見、よそ者に見えるかもしれませんが根っこは浜松にありますし、取り組んできた課題、仕事がまさに皆さんと思いを同じくする、そんなことをやってまいりました。とりわけこの浜松というのは、日本全国の縮図とも言えるようなまちだと認識しております。私はこれまで国において地方創生、地方自治、そういった課題解決のための取り組みに加え、また、これまでに5回の地方自治体勤務を経験しておりまして、その中には政令指定都市もありました。そういった現場での経験はいずれも皆さんと悩みを同じくし、また、いかにしてこのまちを、この国を良くしていけるか、そういった意味で近い仕事をさせていただいてきた、そんな思いでいるところでございます。決してよそ者、他人ではない、私が一方的にではありますが、皆さんには非常に親近感を覚えているところでございます。

そういった中で、先ほど申し上げたとおり、この浜松は日本の縮図とも言える、さまざまな課題を抱えております。一方で、いったん浜松を離れて、外から浜松を見るという機会にも恵まれてきたと考えておりますが、そこで感じるのは浜松の持っているポテンシャルの高さ、これを引き出せば浜松はもっと元気になる、そういった確信をこれまでも強く感じてきたところです。浜松は豊かな自然、分厚い産業、温暖で暮らしやすい、やらまいかの精神、人が良い、そういった素晴らしい特徴を持った地域です。また、鈴木康友前市長の時には政令指定都市の中で幸福度No.1を実現できた素晴らしいまちであると認識しております。

ただ、この素晴らしい浜松であるにもかかわらず、今起こっていること、とりわけ一番の課題は人口減少、少子化、高齢化、これらがじわじわと進むことについて、これからできるだけ速やかに全力で取り組んでいきたいと考えております。先ほども申し上げました通り、皆さんにとって私はよそ者と捉えられるかもしれません。ただ、時代の転換期にあって地域を変えるのは「よそ者」「若者」「馬鹿者」であると地域活性化の世界、地方創生の世界では言われているわけです。私はその全て、あるいは一つにぴったりとあてはまるという自信はないのですが、ただ、いずれにおいても少しずつその要素を持っているのではないかと思っております。時代の大きな転換点において、この浜松をより良いまちにするために、人口減少社会からの脱却転換、これをぜひとも皆さんとともに進めていきたいと考えております。

もちろん、市役所だけでこの全てを成し遂げられるわけではありません。とりわけ、「お任せ民主主義」に陥る地域はじわじわと衰退していく、私はそんな事例をたくさん見てきました。地域の皆さん、住民の皆さんが我がまちの未来に大いに関心をもって、また、自ら関わって良いまちにしていく、そういった取り組みが絶対に必要になってきます。それに当たり、市役所だけが全てをやるわけではありませんが、市役所というのは地域にとってあらゆる情報が集約されるまちの頭脳でありますし、また、どのようなまちにしていけばよいかというアイデア、また実行力もすべて兼ね備えている、言ってみればまち一番のシンクタンクであり、また実行組織である、これが市役所であると思っています。ぜひ、皆さんには市民の皆さんと一緒になってこの浜松をより良いまちに変えていく、その船頭役として役目を果たしていただけるよう、これから現場に大いに出ていただきたいと思います。また、さまざまな情報を集め、知恵を絞り、浜松市役所の総力を挙げて浜松をより良いまちにできるように頑張っていきたい、ぜひともそういった意気込み、思いとともに取り組んでいただけるようよろしくお願いします。

皆さんを立たせたまま、あまり長くしゃべると嫌われますので、最後にもう一つだけ申し上げたいと思います、もうしばらくお付き合いください。この浜松市の、初代市長をご存じでありますでしょうか。私は今回、第30代浜松市長になりました。浜松市は市制施行111周年ですから、本日お集りの皆さんの中で、リアルタイムで初代浜松市長の市政をご存じの方はいらっしゃらないかと思いますが、先ほど市長室で初代浜松市長のお名前を確認してきたところ、鶴見信平さんという方だったとのことです。浜名郡浜松町から、浜松市への市制施行を成し遂げた、その偉大なる市長でありますが、それ以外にも、浜松はもともとは軽工業が中心のまちであったのですが、そこへ鉄道院浜松工場の誘致し、浜松を重工業中心のまち、「工業都市・浜松」への転換を成し遂げる、その先鞭を付けた、流れを作った市長だと聞いております。鶴見信平初代浜松市長は、長上郡半田山の生まれということで、私とはまさに同郷であります。この同郷の偉大なる先人・先輩と同じ仕事ができるか、同じ域に達せられるか、これはまだこれからですので分かりません。ただ、一つ言えるのは、今まさにかつてと同じく時代の大転換を迎えている時期にあると思っております。この時代の大転換の時期にあって、かつての同郷の大先輩と同じくこの浜松を未来につながる、未来に生き残る、そして発展する、そういったまちにしていけるようにこれから全力で取り組んでまいります。どうぞ皆さん、ご支援、ご協力をいただきまして、ともにこの浜松をより良いまちにしていけるように頑張っていきます。どうぞよろしくお願いいたします。

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