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更新日:2023年12月1日

仕事始め式

2022年1月4日

皆さま、明けましておめでとうございます。

それぞれ健やかに新年を迎えられたことと思います。今年一年もよろしくお願い申し上げます。昨年を振り返ると、まずは12月7日に議会の特別委員会において、積年の課題であった区の再編が3区案に内定しました。これで具体的な組織体制作りに向かうわけですが、いつも私が申し上げている通り、全ての行政サービスの提供体制は、今までも市が全てを作ってきたわけではありません。今回、地方自治法の制約が大きく外れることから、我々は柔軟で効率的な組織体制、住民サービスの向上、これを目指していろいろと知恵を絞っていかなければなりません。デジタルの活用でありますとか、組織の縦割りの打破でありますとか、それぞれ今日お集まりの幹部の皆さまには、自分のこととしてしっかり捉えて、これから大事な、具体的な組織作りにまい進をしていただきたいと思います。

昨年はやはりコロナに明け、コロナに暮れる一年になりました。ただし一昨年と違うのは、随分と私たちもいろいろな経験や知恵を積み上げて、いろいろな取り組みをしてきたと思います。いつも申し上げておりますけれど、ウィズコロナ時代はデュアルモードの時代、すなわち、人々の生命と健康を守る安全モードと、経済を回していく経済モード、これを巧みに使い分けていくということで、浜松市はそうした取り組みをしてまいりました。一昨年は、コロナの影響で全てのイベントや取り組みが中止となりましたが、昨年はいろいろと対策を施した上で、成人式や浜松まつり、あるいはオリパラ、ブラジル選手団の受け入れ、全てうまく成功を収めることができました。このデュアルモードにおいて、安全モードでは、ワクチンの接種も皆さまのご努力のおかげで、接種のスピード、接種率も政令市の中で一番になることができましたし、浜松市がいち早く取り組んだ安全・安心な飲食店認証制度も、一年後に国が実施し、それから全国の自治体がこれに取り組むようになりました。経済モードの方でも、全国に先駆けて浜松市が取り組んだPayPayと連携した大型ポイントバックキャンペーン、これも浜松市の成功を見て、多くの自治体に広がっていきましたし、1億円キャッシュバックキャンペーンも、大きな成果を収めることができました。私はこのコロナ対策では、まず安全モードも経済モードも、スピードが一番大事だと思っています。そして経済モードでは、限られた予算の中でしっかりと効果的な対策を施すため、できるだけ経済波及効果の高い対策をしなければならないと思っています。今年もこうした方針のもとに、引き続きコロナ対策にまい進してまいりたいと思います。

オミクロン株という新しい変異ウイルスが出現し、少しずつ感染が拡大しています。しっかり注視していかなければなりませんが、私たちもこれまでの間にいろいろと経験を積んできましたし、いよいよ3回目のワクチン接種も始まります。また、間もなく経口治療薬も続々と出てくるということで、次第にわれわれ人類は、コロナをコントロールできる段階に入っていくのではないかと思っていますし、また、そうしていかなければならないと思っています。

そうした中、私たちはコロナ対策をしっかりしていかなければならないわけですが、そろそろアフターコロナに向けた準備も始めていかなければならないと思っています。コロナは私たちの価値観、社会を大きく変革させました。これはコロナが終息しても、なかなか元には戻らないと思っています。働き方もオフィスでの勤務とリモートワーク、デュアルモードになりましたけれど、これはもうコロナ以前に戻ることはなかなか無いと思います。私が知っている東京の企業も、社員がほぼリモートワークをしていて、リモートワーク、オフィスワークのデュアルになっているそうです。大体、週に1、2回出社すれば済むという状況でありますので、社員の方も地元、出身地、故郷にUターンしたり、あるいは田舎に移住したりといった動きが出てきているということです。もちろん、現業を抱えているところはそういうわけにはいきませんので、全てがということではありませんが、間違いなく東京一極集中が緩和されてきて、地方への回帰、地方移住が始まると思います。いつも申し上げている通り、浜松市は自然豊かで都市機能も整っており、非常に暮らしやすいです。しかも、首都圏へのアクセスも良いので、そういう皆さまの受け皿として申し分ない地域です。ただ一方で、当然、他の地域もこれはチャンスとみてさまざまな取り組みをしてまいりますので、私たちも負けていられません。しっかりとそうした受け皿として、準備をしていかなければならないと思っています。もちろん居住環境、労働環境を整えることも大事ですけれども、それ以上に子育て環境でありますとか、教育の環境など、全てをしっかりと整えることで、トータルで暮らしやすい街であるということをアピールしていきたいと思っています。そのためにも、全庁一丸となって取り組んでまいりたいと思います。

それから、デジタル化も更に加速していくと思っています。コロナ禍の影響でデジタルが相当進みました。気が付いてみますと、私もほとんど今、貨幣を使うことが無くなりました。だいたい、カードやスマホのキャッシュレス決済でありますので、お財布を開くことがほとんど無くなりました。先日はワクチンの接種証明書をマイナンバーカードを使って取得したのですが、ものの数分でしっかりと接種証明書を取得することができ、改めてデジタルの力を感じました。これがもし紙で申請して紙で接種証明書を取得するということになれば、多くの労力と日数がかかりますが、デジタルを使えば一瞬で済むわけです。こうした利便性や効率の良さを一度享受してしまうと、後戻りはできませんので、今後ますますいろいろなところでデジタルが提供される時代が来ると思います。国もデジタル庁を開設して本格的にデジタル化に乗り出していますので、私たちも市を挙げてデジタル・スマートシティ作りに向けて、まい進をしていかなければならないと思います。デジタルに関する条例も制定し、しっかりそうしたことを旗頭に進めてまいりたいと思いますので、これは全ての皆さま、全ての部署に関わることですので、自分のこととして捉えていただきたいと思います。

そして、忘れてはならないのは、来年いよいよ大河ドラマ「どうする家康」の放映が始まりますので、それに向けて準備をしていくということになります。既に官民を挙げた推進協議会も設立をされましたし、隣の元城小学校跡地にドラマ館の設置も決まりました。われわれも、一年かけてしっかりと準備していきたいと思います。今回のドラマは、青年時代の家康公が、織田や今川、武田といった大大名に翻弄されながら、悩み、決断しながら次第に成長し、天下統一の礎を築くというドラマですので、まさに青壮年時代を過ごした浜松にスポットが当たる、というドラマだと思います。ゆかりの地として、岡崎市、静岡市も名乗りを上げていますが、生誕の地・岡崎ではなく、隠居の地・静岡でもなく、間違いなく青年時代に大きく飛躍をしたこの浜松が主役にならなければいけないと思っています。ぜひ、抜かりなく準備をして、コロナで疲弊した地域経済、活性化の起爆剤として、このドラマを生かしていきたいと思います。皆さまに関わってくることですので、ぜひ自分ごととして取り組んでいただきたいと思います。今年は先ほど申しました通り、コロナを克服して、アフターコロナに向かう大事な一年になると思います。私たちはしっかりこうしたことに取り組み、新しい社会の確立にまい進していきたいと思います。どうぞよろしくお願いを申し上げます。

結びに当たりまして、今年一年の皆さまのご健勝・ご活躍・ご多幸を心から祈念して、年頭に当たってのごあいさつとさせていただきます。今年も一年、よろしくお願い申し上げます。

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