更新日：2023年12月1日

役職者辞令式

平成31年4月1日

本日、4月1日付をもって、新たな役職、新たな部署で市政推進にご活躍をいただくことになりました皆さまには、ぜひ、心機一転、頑張っていただきたいと思います。

昨年を振り返りますと、浜松は、二つの都市ランキングで大変良い成果を残しています。一つ目は、都市の幸福度ランキングです。皆さまご承知のとおり、ついに、さいたま市を抜いて第1位となりました。これは、各部門47の指標で分析され、その総合点で順位が決まるものです。総合第1位ということは、さまざまな分野で浜松市が高く評価されたということであり、皆さまが努力をされた成果であると大変うれしく思います。二つ目は、健康寿命ランキングです。浜松市が、3期連続で男女ともに第1位となりました。こうした結果から、浜松市では、皆さまが大変健康で豊かに生活できる素晴らしいプラットフォームができていると考えます。我々の仕事は、このプラットフォームをさらに磨き上げ、良い街にしていくことだと思います。

一方、ご存じのとおり、これからは人口が減っていく大変厳しい時代を迎えます。従いまして、住みやすく、暮らしやすい街であるということを今後も維持していく上では、いろいろな改革を進めていかなければなりません。浜松市では、人口減少時代に向けた持続可能な都市計画を行うために、これまでもさまざまな行財政改革などの努力を進めてまいりました。そして現在、その集大成として、区の再編に取り組んでいるところです。そして、統一地方選挙と同時に行われる浜松初の住民投票によって、市民の皆さまのご意見を聴き、その後の議会・治政において、まさにこれを進めていくということになります。今、選挙戦のさなかではございますが、私も再選をされるよう、しっかりとこれらの実現に向けて取り組んできいきたいと思います。

本日はこの後、新しい元号が発表されます。平成が終わりを告げ、いよいよ新しい時代がスタートします。この平成という時代を振り返りますと、地方分権や合併の促進など、自治体を取り巻く環境にもいろいろな変化がありました。しかし、これからの時代は、それとは比べ物にならないほどに大きな変化が生じてくると考えています。さまざまな技術革新、AI、インターネットなどのさらなる進化によって、社会が激変するでしょう。これは、私たち自治体も例外ではありません。私たちも、そうした変化をしっかりと先取りをしながら、手を打っていかなければなりません。今、浜松市でも自動運転の実証実験をしていますが、自動運転技術の実用化によって、自動車業界に限らず、我々の生活、あるいは交通政策は一変します。こうした技術の大革新により、社会構造、あるいは価値観も大きく変わる、そうしたパラダイム変化が生じてくるというように思います。そのような状況にしっかりと対応し、先手・先手で施策を推進していかなければなりません。皆さまにおかれましては、アンテナを高くしていただき、目先のことだけではなく、長期的視野に立ってさまざまな施策を推進していただきたいと思います。

また、ぜひ若手職員の育成、あるいは登用にも努めてください。最近、意外な場面で浜松市職員の良い評判を聞くことがあります。いろいろなところで若手職員が頑張ってくれているなと、私も大変うれしく感じています。このような、才能とやる気にあふれる素晴らしい職員が、まだまだ埋もれているのではないかと思います。これからの新しい時代に対応していくためには、将来の浜松を背負って立つ若手の育成・登用が重要です。皆さまには、ぜひそういった点も心掛けていただき、若手職員の底上げにもご尽力をいただきたいと考えます。

それでは、皆さまのますます一層のご活躍を心から期待をいたしまして、訓示とさせていただきます。