緊急情報
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更新日:2023年12月1日
平成29年1月1日
新年明けましておめでとうございます。
皆さまには健やかに新年をお迎えのこととお慶び申し上げます。
浜松市では、平成27年4月から、次世代(30年)における理想の姿を描いた新たな総合計画に基づく市政運営を進めており、昨年も市民の皆さまが幸せに暮らし、豊かさを実感できるようにさまざまな政策を推進させていただきました。
さて、浜松市“やらまいか”人口ビジョンでは、2035年までに合計特殊出生率を2.07、2020年までに東京圏との社会移動を均衡させる目標を掲げました。近年の人口動向を勘案すれば大胆な目標となりますが、30年後の揺るぎない理想の未来に向け、乗り越えなければならないハードルです。
本市には、ものづくり産業の集積や多種多様な農林水産物、浜名湖を始めとした景勝地、そして積極果敢な「やらまいか精神」など、どこにも劣らない魅力的な地域の資源があります。これら資源は、オール浜松の英知による新たな発想で磨き上げることで、人口減少社会に打ち勝つ地域独自の武器となります。
戦国時代、女性が歴史の表舞台に立つことがほとんどなかった時代に、一族存亡の危機を見事に乗り切った井伊直虎。決断力と行動力で難局を突破してきたのが我々、浜松市民です。
人口急減・超高齢社会に歯止めを掛けるため、オール浜松の知恵と勇気で、地域資源を新たな強みとする提案や、現在のライフスタイルに変革をもたらす提案を次々と生み出し、画餅に帰すことなく提案を具体化して積極的に行動に移してまいりたいと考えております。
そこで本年も、人口減少社会の克服に向けて、三つの「まちづくり」を中心とした市政運営に取り組ませていただきます。
一つ目は、魅力的な雇用の創出、働きやすい環境づくりに努め、若者を始めとした子育て世代の生活基盤を安定させ、若者世代の転出抑制・転入促進を目指してまいります。
魅力的な雇用の創出のため、ベンチャーを中心とした企業誘致の推進、創業や海外展開の支援などにより地元産業の集積・強化に取り組むとともに、農林水産物の付加価値を高め、販路の開拓に努めてまいります。
また、UIJターン就職の推進や女性の活躍促進などによる労働市場の活性化に加え、ワーク・ライフ・バランスの普及啓発を行い、だれもが働きやすい労働・雇用環境を整備していきたいと考えております。
二つ目は、結婚・妊娠・出産・子育ての切れ目のない支援とともに、次代を担う子供たちへ浜松の素晴らしさを伝え、子供を生み育てたいと思えるまちを目指してまいります。
出会いの場の拡充や保育の充実などに官民協働で取り組み、結婚・妊娠・出産を望むすべての人の思いに応えていきたいと考えております。
また、進学などにより浜松を一時的に離れても、浜松に戻りたい、浜松で働きたいと思えるように子供たちの愛郷心を育んでまいりたいと考えております。
三つ目は、都市の魅力を高め、発信し、市内外の人を引き寄せるまちづくりを進めるとともに、人口規模に応じた持続可能な都市を目指してまいります。
井伊直虎を中心としたプロモーションにより、浜松の魅力を国内外へ発信していくとともに、持続可能な都市に向けて、コンパクトでメリハリの効いた拠点ネットワーク型都市構造の形成を進めてまいります。
また、三遠南信地域、遠州地域の核として広域連携を推進し、圏域全体の発展に取り組んでまいりたいと考えております。
本年も、市民の皆さまと力を合わせて、すべての人が安心して暮らせる豊かな地域社会の実現を目指してまいりますので、ご理解とご協力をよろしくお願い申し上げます。
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