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更新日:2023年12月1日

仕事始め式

平成28年1月4日

皆さん、あけましておめでとうございます。
それぞれ健やかに新年をお迎えのことと思います。本年もよろしくお願い申し上げます。

さて、昨年を振り返りますと、まず4月に新しい総合計画がスタートしました。国を先取りして、人口減少を見据えた30年計画という総合計画を策定しました。
そしてそれに呼応するように、国は地方創生ということで、全ての自治体に人口ビジョンと総合戦略の策定を義務付けました。今後それぞれの地域が、知恵を出し、汗もかき、自らが努力をして人口減少に対応しなくてはいけない厳しい時代になりました。漫然と市政をしていられる時代ではないということを、改めて感じた一年だったと思います。

また一方で、そういう中、浜松では明るいニュースもたくさんございました。
まずはゆるキャラ(R)グランプリにおいて、3年越しの取り組みで、家康くんがグランプリを獲得できました。改めて厚くお礼申し上げます。たかがゆるキャラ(R)、されどゆるキャラ(R)で、やはり関心が高いことを思い知りましたし、早速紅白歌合戦に出場するなど、早くもアンバサダーとなった効果が現れていると思います。これからもしっかり家康くんの効果を活用していきたいと思っております。

また取り組んできたことの成果が生まれた一年でもございました。中期財政計画においては、5,000億円未満という市債削減の目標を掲げましたが、それを大きく上回る目標を達成することができました。またそれに伴って、財政指標も好転したことは、他の自治体と比べて本当に胸を張れる、誇れる結果だと思います。ただやはり将来の厳しい時代を考えれば、なお一層の努力が必要だと思っております。

また、震災以来進めてきたエネルギー政策において、太陽光発電で一昨年の導入件数日本一に加えまして、昨年は発電量でも日本一を達成することができました。今後、太陽光発電に加え、バイオマスなどのさらなる再生可能エネルギーの導入促進に取り組んでいきます。また、昨年は「スマートシティ推進協議会」、「浜松新電力株式会社」を設立しました。いよいよ今年から始まる電力の購入全面自由化、エネルギーの競争時代に対して、浜松も流れをしっかりと受けて、再生可能エネルギーを含めたエネルギーの自給率のアップ、地産地消に努め、エネルギーに対する不安のない強靭な都市を創っていきたいと思っております。

さて、明けて2016年でございますが、今年は訪れたチャンスを活かす年にしたいと思います。

まずは何と言っても大河ドラマ「おんな城主 直虎」。まさに浜松が舞台の大河ドラマということで、これは大変な朗報だと思っております。大河ドラマのテーマの地になりますと、大変多くの観光客の皆さんがお見えになります。それに加え、浜松のこれまでの取り組みが、これをきっかけに花を開かせる、そういうチャンスにしたいと思っております。
徳川家康公の歴史を踏まえた「出世の街 浜松」、あるいは井伊直虎公の菩提寺である龍潭寺を含めた五つのお寺を湖北五山として、これまで観光資源として推進してきましたが、そうしたこれまでやってきた取り組みについて、点が線になって、線が面になる、大きなチャンスだと思っております。そのためにはオール浜松で一丸となって取り組んでいかなければなりませんので、ぜひ職員の皆さまにも一層のご努力をお願いしたいと思います。

それからオリンピック・パラリンピックも浜松にとって大きなチャンスです。まずは、施設について、浜松の天竜材を中心とした素晴らしい材料を使ってもらいたいと思います。我々の読みどおり、施設開発は国産材、しかもFSC認証材が使われるという方針が明らかになってまいりました。これから各地の産地による厳しい競争があると思いますので、我々もしっかりとこのチャンスを地元の林業の再生に活かせるようにがんばっていきたいと思います。

また、昨年はインバウンドも大変好調でございました。一昨年に比べ、外国人の観光客が倍以上になるということで、これも浜松にとっては追い風だと思います。これをさらに活かし、買い物や飲食など、さらなる経済効果、波及効果につなげていくと同時に、浜松に滞在をして観光をしていただくための知恵と工夫もしていかなければならないと思っております。

そして2016年はいよいよ地方創生の本格的な取り組みが始まります。我々も総合計画、あるいは総合戦略に基づき、人口減少対策にしっかりと取り組んでいく、そうした一年になると思います。
浜松の特徴である産業力を活かして、豊かな雇用を生み出していくこと。そして子育て支援の一層の充実や魅力あるまちづくりにより、計画目標の達成に向けて、一丸となって取り組んでいきたいと思っております。
それから行財政改革についても、先ほど道半ばというお話をしましたが、こちらも新たな中期財政計画を策定し、一層の財政の健全化に努めていきたいと思います。それに加え、区の再編という大きな構造改革がいよいよスタートいたします。年度中には工程表を発表いたしますが、それに基づき、しっかりと進めていきたいと思います。

そして、これから市政運営を行うにあたり「結果にこだわる」という姿勢を強く打ち出していきたいと思っております。これをやっています、あれをやっていますではなく、しっかりそこから結果を生み出していくということ。これがこれから私は大事だと思っております。例えば、ふるさと納税というものがありますが、いよいよ個人に加え、企業のふるさと納税も始まるということで、無視できない状況になってまいりました。これまでは何となくふるさと納税というものは、小さな自治体のことだと思っていた部分が無きにしもあらずでしたが、決してそんなことはありません。浜松も規模は大きくなりましたが、民間で言えば大企業ではありません。小さな自治体が一緒になって、今の浜松ができたので、我々が大きな自治体だと思った瞬間に、民間で言えば大企業病というようなものになると思います。我々は常に挑戦者であるという気持ちで臨んでいかなければいけません。

とにかく色々な取り組みで日本一になるんだ、という気概を持って臨んでいただきたいと思います。そのためには「チャレンジ精神」と「スピード感」を重視していきたいと思います。

最近は、市の計画の枕詞に「やらまいか」と付くようになりました。浜松の特徴である「やらまいか精神」をもう一度復活させて、まちを元気にしていこうということです。そのためには、まず、市役所が「やらまいか精神」に満ち溢れなくては、市民の皆さまにその熱意は伝わりません。市役所からまず「やらまいか精神」を大いに発揮して、チャレンジ精神に溢れた挑戦をし続けていきたいと思います。

もう一つはスピードです。これもこれからの時代とても大事です。TOYOTAのスローガンに「巧遅より拙速」というものがあります。丁寧でも遅ければこれは価値がない、少々荒くても、スピード感があると、速いことが価値があるんだということで、これからやはりスピードというものが問われる時代になると思います。

この行政の仕事においても、同じだと思います。ぜひ「チャレンジ精神」と「スピード感」をもって、今年は仕事に取り組んでいきたいと思っております。

厳しい時代に突入しましたが、浜松には明るい材料もたくさんあります。今年も希望を持って、明るい一年にしてまいりたいと思いますので、どうぞまた職員の皆さまの一層のご健闘を心から期待いたしまして、年頭に当たりましてのご挨拶とさせていただきます。
どうぞよろしくお願い申し上げます。

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