更新日：2023年12月1日

新規採用職員辞令式

平成27年4月1日

新しく浜松市の職員になる皆さんおめでとうございます。心から歓迎いたします。

皆さんがこれから働く市役所ですが、漢字の通り、市役所とは市民の役に立つ所です。これを原点としてこれから肝に命じて職務についてほしいと思います。市の職員の仕事は国や県の機関より市民と直接関わり、ほとんどの市民には唯一の行政との接点になります。そのため、さまざまなご意見やご要望が寄せられます。市民にとって唯一の関わり関わりが持てる行政であり、なかには国、県の管轄の事業の問い合わせもあるため、大変ですが、やりがいを持って業務を行ってほしいです。

浜松市は平成19年に政令指定都市になりました。およそ1,800の基礎自治体がありますが、政令指定都市20都市の限られた職員になる責任と自覚を持ってほしいと思います。また、浜松市は他の政令指定都市とは違った特質を持った市です。県庁所在地ではなく、大都市の近郊の市でもありません。このような政令指定都市は北九州市と浜松市の2つだけで、共通していることは産業都市であることです。民間の活力を基に世界へ羽ばたく企業が生まれ、役所も供に成長してきました。そのため行政も民間の活力に負けない元気な市政運営をする必要があります。

浜松市は天竜区、北区の一部などの中山間地域や街中の都市部もあります。そのため国土縮図型都市といわれています。浜松市の運営がしっかりとできれば地方分権の時代、浜松が全国のモデルとなっていきます。
今までは公務員は「前例主義」が良いとされてきましたが、現在は違います。自ら考え、自ら工夫し、努力していかなくてはいけません。皆さんには公務員として、どのような公務員が良いのかを考え、知恵を絞り、前例に捉われず、新しいことにチャレンジしてほしいと思います。それが浜松市の求める人材です。

少子化、高齢化が進む厳しい時代になっていきます。自分たちが浜松の未来を背負っていく気概を持って、浜松市の職員としてこれからがんばってください。