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更新日:2024年1月1日

市制施行103周年記念式

平成26年7月1日

本日はご来賓をはじめ多くの皆さま方には、ご多用にもかかわらず市制施行103周年記念式にご臨席を賜りまして、厚く御礼申し上げます。

浜松市は明治44年7月、人口およそ37,000人の市として誕生いたしました。以来、明治、大正、昭和、平成と時代が移り変わる中、「やらまいか精神」にあふれた市民の努力により、戦災による甚大な被害からの復興や、幾度とない経済不況の克服を成し遂げ、繊維、楽器、輸送用機器、光・電子技術などの分野で、ものづくりの盛んな産業都市として目覚しい発展を遂げてまいりました。

そして、平成17年7月には天竜川・浜名湖地域の12市町村が大合併をし、面積1,558.04平方キロメートル、人口も80万人を超える大都市となり、平成19年4月には、念願でありました政令指定都市への移行を果たしました。

県庁所在地でもなく、大都市近郊などの条件に恵まれていたわけでもない本市が、自立的な発展を遂げ、政令指定都市へと移行した輝かしい歴史と、こうした発展の原動力となっている浜松市民の「進取の気性」に、私は大きな誇りを持っています。

さて、ここで市制100周年以降の浜松市の施策につきまして、少し振り返りたいと思います。

現行の第2次浜松市総合計画は、市制100周年となる平成23年にスタートいたしました。都市の将来像に、「市民協働で築く『未来へかがやく創造都市・浜松』」を掲げ、市民協働が活発化する環境づくり、また、高度な技術や音楽文化を活用した創造都市への取り組みを重点的施策といたしました。

翌平成24年度は「未来への種まき」の年と位置付けました。リーマンショックや、東日本大震災の影響が色濃く残る中でしたが、中長期的な視点を持ち、将来に向けてさまざまな種をまきました。

昨年の平成25年度は、次代の芽を「育てる」年といたしました。例えば未来志向のエネルギー政策として、メガソーラー施設の積極的な導入やソーラーセンターの開設などによる太陽光発電の拡大、豊富な森林資源を活用したバイオマス発電などにより、新エネルギーの普及を着実に推進しました。また、「あいホール」、「鴨江アートセンター」を、文化芸術活動の拠点としてリニューアルオープンし、市民の自発的、創造的文化活動がさらに進展するように、環境整備を行いました。こうした取り組みを通して、未来につながる成果が表れつつあります。

市政は、現代の市民の皆さまに最適なサービスを提供することはもちろんのことですが、後世に生きる市民の皆さまのことまで、しっかりと考え抜いたものでなければなりません。このため103周年にあたる本年度は、足元だけにとらわれることなく、長期的な視点に立ち、未来への架け橋を築く年とし、次に掲げる3つの「ツナグ」施策を推進してまいりたいと考えております。

1つ目は、次世代に「ツナグ」です。

津波防災の要となる防潮堤の整備、子育て支援や教育施策の一層の充実、さらには不断の行財政改革などにより、次世代への責任を意識した、安全安心で、持続可能な都市経営を目指してまいります。

2つ目は、世界と「ツナグ」です。

現在、浜松市は「ユネスコ創造都市ネットワーク」への加盟を目指しており、今後世界の創造都市との連携を進めるとともに、創造性豊かな人財の育成やイノベーションが次々と生まれ、育つ環境づくりを行い、都市の将来像である創造都市・浜松を推進してまいります。また産業面におきましては、成長著しいアジアの経済力を、浜松の成長に「ツナグ」ために、中小企業の海外進出支援や、海外政府機関との経済連携協定の締結などにより、市内企業が海外で活動しやすくなるよう環境整備を進めています。

3つ目は、人を「ツナグ」です。

大合併した浜松市は、国土縮図型都市と評されるように、都市部から中山間地まで、多彩な地域の融合した都市となりました。こうした都市の特徴を生かして、都市内交流を進めてまいります。例えば中山間地域の振興に向けて、移住や交流居住などの田舎暮らしを推進し、都市部と中山間地の交流が絶え間なく進むような施策を展開してまいります。

このように、本年度は、「ツナグ」をキーワードに、未来への架け橋を築く年としてまいりたいと考えております。

今後も市民協働の理念のもと、市民の皆さまと一体となって、本市の活力をさらに高め、すべての人々が安心して暮らせる豊かな地域社会を目指して、市政に取り組んで参りますので、何卒一層のご理解、ご支援を賜りますようお願い申し上げます。

さて、ただ今から、永年にわたってそれぞれの分野で、本市の発展にご功績のありました、11人の方々を、市勢功労者として表彰申し上げます。

栄えある表彰を受けられます皆さま方には、今日までのご努力と、日ごろのご労苦に、心より敬意と感謝を申し上げます。またお支えをいただきましたご家族の皆さま方には、長い間の献身的なお力添えに対しまして、併せて深く感謝申し上げます。

結びにあたり、本日ご列席の皆さまをはじめ、すべての市民の皆さまの、ご健勝ご多幸を祈念いたしまして、式辞といたします。

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