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更新日:2023年12月1日

2017年4月定例記者会見

2017年4月26日

(鈴木市長コメント)

ブレークスルーを生み出す“やらまいか!民間発案・提案”(浜松市発案・提案型官民連携制度)の実施について

この4月より、新たに募集を始めます「浜松市発案・提案型官民連携制度」“やらまいか!民間発案・提案”についてです。

本市では、平成17年6月に「浜松市戦略的アウトソーシングのためのガイドライン」を、さらに、平成24年3月には、「浜松市民間活力の導入に関するガイドライン」を策定し、「多様化・高度化する市民ニーズに対応、最少経費で最大の効果を実現、職員を中核的業務に専念」を実現するため、官民連携の取り組みを積極的に進めてまいりました。

例えば、公共施設の維持管理に民間活力を導入した指定管理者制度は、民間活力により大きな効果がありました。ただし、指定管理者制度に代表されるこれまでの取り組みは、市からの発案によるものでした。

そこで、取り組みを発展させ、民間事業者等の自由な発想を最大限活用するための「官民連携推進の制度・体制等」を構築すべく、平成29年2月に「浜松市民間活力の導入に関する基本方針」を策定し、この4月より、本基本方針に基づき、「浜松市発案・提案型官民連携制度」の運用を開始いたしました。

本制度では、民間事業者の皆様から、本市の全ての事業を対象として、独創的、具体的かつ実現可能な発案・提案を広く募集いたします。これまで、市では、思いもつかなかったよう斬新な提案が寄せられることを期待しています。

そして、本制度の運用により、成功事例など蓄積されたノウハウについては、庁内で共有し、公共サービスの更なる効率化・質の向上に生かしてまいります。

ドローン・AI利活用協定について

中山間地域におけるドローン等の無人航空機の活用に向けて、これまで浜松ドローンイノベーション会議を開催し、講演会、デモフライト見学会、実証実験などを実施してまいりましたが、このたび医療分野への応用研究を目指す浜松医科大学、ドローン・AI(人工知能)の普及や振興に取り組む株式会社エンルートラボと5月16日に協定を締結いたします。

協定締結後は、まず実証実験として、現在工事が進んでいる原田橋の仮設橋が通行止めになった際の対策として、佐久間病院から浦川診療所まで医薬品を運搬することを想定した実験を行います。運搬は天竜川、大千瀬川の河川上を予定しています。

また、ドローンにAIを組み合わせることで、さまざまな分野における実用化に向けた研究も行なってまいります。

AIの研究開発は飛躍的な進化を遂げ、既に私たちの生活や仕事の場面で活用が始まっています。

そこで、人口減少社会が進む中、ドローン・AIについては、中山間地域への利活用にとどまらず、都市部も含めた市の業務のあらゆる分野への応用など、本協定をもとにその可能性を探ってまいります。

おんな城主 直虎大河ドラマ館のリニューアルについて

おんな城主 直虎 大河ドラマ館は、1月15日のオープン当初から多くのお客さまにご来館いただき、4月14日には来館者数20万人を超えました。これは、当初予想より概ね2カ月早い達成となります。

このたび、より多くのお客さまにご来館いただくため、大河ドラマ館の展示の一部を入れ替え、リニューアルを行います。

現在の展示は、直虎幼少期時代から次郎法師時代までの衣装や小道具、パネルなどが中心となっておりますが、ドラマが女城主編へと新展開を迎え、直虎を取り巻く新たな登場人物が続々と登場するなど、ドラマの展開と合わない部分も増えてきております。

また、大河ドラマ館も開館から3カ月が経過したことから、リピーターの獲得や、これからドラマを観るお客さまの取り込みなど、来館者目標達成のための仕掛けが必要な時期でもあります。

そこで、大河ドラマ館の展示の一部を入れ替え、展示内容に新鮮さを与えることで、初めてご来館いただく方はもとより、既にご来館いただいた方にも楽しんでいただける展示としていきます。

リニューアルの具体的な内容については、女城主となった直虎の衣装をはじめ、今も早い死を惜しまれる三浦さん演じる井伊直親の最後のシーンの衣装や、今をときめく高橋一生さん演じる小野の衣装、南渓和尚を中心とした龍潭寺僧侶の衣装、密かなブームとなっている、ドラマ内で南渓和尚が抱きかかえている「にゃん渓」のパネル、タイトルバックに使われている掛け軸、その他関連した小道具やパネル等の展示入れ替えとなります。リニューアルオープンは4月29日(土曜日)です。

また、5月28日(日曜日)にも一部リニューアルを計画しており、ドラマの新展開に合わせて、瀬戸 雲丸など新たに女城主を支える人物たちの衣装やパネル等の展示や、これから注目される「気賀の町、港」に関連した展示を行います。

また、バーチャルリアリティ画像についても「気賀の町、港」に変更する予定ですが、こちらの観覧開始は5月29日(月曜日)からです。

なお、今後もドラマの展開に合わせたリニューアルを実施する計画であり、7月と10月の2回を予定しています。

私からの発表は以上です。

ドローン・AI利活用協定について

記者:医療分野での活用ということですが、具体的にはどのようなものを想定していますか?
市民部長:まずは医薬品等を災害時に運搬するということです。将来的にAIを活用して診察までということも、構想にはありますが、この協定のなかで進めていくかというのは今後の検討となります。

記者:法律では有視界飛行でなければならないということですが?
市民部長:今のところ有視界飛行を行わなければいけません。
市長:いずれは自立飛行も可能になると思いますので、決められたルートに沿って自動的に飛行できるようになれば、人がチェックする必要もなくなると思います。

記者:実用化について具体的な目標年数はありますか?
市民部長:まず実証実験を進めていくという段階ですので、いつまでにということはありません。

記者:株式会社エンルートラボとの協定はどういった経緯ですか?
市民部長:株式会社エンルートラボですが、浜松医科大学と医療分野での利活用ができないか、すでに連携を進めてきたということで、その後に大学の方から市との連携というお話をいただき、協定の締結に至りました。

記者:AIの活用はどのようなことを想定していますか?
市民部長:中山間地域を中心にとは考えていますが、農業・林業分野で活用できるのではないかと思います。例えば、ミカンを上空から見たなかで、収穫の時期がいつなのかを判断するなどの活用方法があると考えています。

記者:医薬品の運搬以外で、医療分野での活用はどういったものを想定しますか?
市民部長:センサーを活用して、例えば体温を測ることもできますので、そういった活用方法もあるのではないかと考えています。
市長:センサーを使って、患者さんの容体を把握してデータで送るといったこともできるかもしれませんし、いろいろな可能性があると思います。

浜松市発案・提案型官民連携制度について

記者:具体的にこういった提案といったようなものはありますか?
総務部長:この間の「おんな城主 直虎」であったような「聞いたことのないことをやってみよう」ではありませんが、思いつくことであれば、もうすでに市長がやっていますので、例えば日本初、自治体初といったようなものですが、なかなか具体的には申し上げられないというのが、この制度のおもしろいところだと思います。
市長:我々の気がつかないところを、民間からご提案いただくというのが趣旨ですので、奇抜なアイデアを期待しています。

記者:特に優れた発案・提案をした事業者にはインセンティブを付与するとありますが、具体的に教えてください。
総務部長:特に優れた提案をした事業者との随意契約も考えますし、あとそれ以外のものについても、例えば選考の段階で加点して、ほかの事業者よりも有利になるようなインセンティブも考えています。

記者:提案をした事業者との契約を確約するものではないということですが、選考に有利になるインセンティブがあるということですね?
総務部長:そういうことです。
市長:なかなか予想しにくいのですが、提案者が唯一持っている技術・ノウハウの提案であれば、もうその事業者にやってもらうしかないので、随意契約ということになると思います。

2019年NHK大河ドラマ「いだてん」について

記者:主人公の一人の田畑政治さんが浜松出身ということに関して、市長の感想と浜松のどういったところをPRしたいと考えますか?
市長:最近は浜松が取り上げられることが多くて喜んでいます。次々回になりますが、大河ドラマの中で浜松出身の田畑さんが取り上げられることは、非常にありがたいことだと思っています。まだどういったものになるかはわかりませんが、日本水泳連盟でご活躍をされたということで、また浜松で創立された浜名湾遊泳協会の会長もされていたということですが、それは日本水泳連盟ができる前ですので、ある意味で浜松は日本水泳発祥の地であるということを、田畑さんのPRとともに発信をしていきたいと思います。我々が積極的に発信をしていくということが大事だと思いますので、これからしっかりと準備して放映にあわせてプロモーションをしていきたいと考えています。

静岡県知事選挙について

記者:川勝知事が出馬表明をしましたが、今の状況についてどうお考えですか?
市長:前回も確か川勝知事は出馬表明がかなり遅かったと記憶していますが、ぎりぎりまで様子を見ているのかなという感じはしました。それが川勝知事のスタイルだと思います。

記者:自民党からの候補がまだ決まっていませんが、それについてはいかがですか?
市長:メディアからの情報ですと、擁立は諦めていないと、擁立する方向で準備すると書かれていますので、ぎりぎりの擁立に向けて用意されているのではないかと思います。

記者:市長はどのようなスタンスで臨みますか?
市長:前回も特に特定の候補を応援するということはなかったですが、今回もそうなると思います。私は浜松市長という立場なので、浜松のために選挙後の知事と連携をしていくことが大事だと思いますので、そういうスタンスで臨んでいきたいと思います。

記者:どういった選挙戦を望んでいますか?
市長:やっぱり投票はあったほうが、県政の争点も明確になってきますので、複数の候補が出られるのがいいのではないかと思います。

記者:野球場建設についても争点にしてほしいといった希望はありますか?
市長:これは浜松特有の問題ですので、なかなか県全体の課題にはなりにくいと思います。人口減少時代を迎えて、浜松をどう活性化していくのか、将来に向けて手を打っていくのかということが重要な課題になってきますので、県としての今後の産業政策や地方創生の取り組みなどのビジョンを候補者が示して、選挙戦をしていただきたいと思います。

記者:川勝知事が以前「投票率が50%に達しなかったら辞任する」という発言をしましたが、昨日の会見で今回はこだわらないということになりました。この知事の発言の一連の流れについては、どう思いますか?
市長:50%に達しなかったらというのは、私もどうかなと思いました。単独で行う首長選挙はどうしても投票率が低くなる傾向があって、全国的にもそういう状況で、静岡県だけが低いということではないので、あまりそこにこだわらなくてもよかったのではないかなと思います。

記者:静岡市の田辺市長は公式的な場での発言には責任を持つべきだとおっしゃっていましたが?
市長:現実的な話ではないので、そこの言葉尻をとらえて言われるのは、あまり好ましくないのではないかと思います。むしろ潔く発言の撤回をされてよかったのではないかと思います。

ふるさと納税について

記者:返礼品は寄付金の3割が目安という総務省の方針についてはいかがですか?
市長:総務省のご指導ですので、それに沿って対応していきたいと思います。

記者:具体的に困っていることはありますか?
市長:特に困っていることはありませんが、あまり過熱すると変な競争になってしまいますので、一定程度の基準があったほうが、またその中で知恵を出せるのでいいのではないかと思います。

記者:制度そのものへの思いは?
市長:都市部に集中しがちな税を地方に還流させるとか、出身の地域を応援するとか、制度の趣旨自体はいいと思います。返礼品が野放しになったことで、制度の趣旨が歪められたような格好になったので、そこは一定の制限があったほうがいいと思います。一方でこの制度を使って、特産品などをPRするといった点では、一定の枠組みの中で、我々も知恵を絞って浜松の特産品をPRしていきたいと思います。

北朝鮮によるミサイル発射に対する対応について

記者:浜松市の対応について教えてください。
市長:国・県からの指示がありますので、状況に応じて我々も体制を組んでいきたいと思っています。
危機管理監:現在、国・県と連携してミサイル発射に関する情報を収集している状況です。今後、発射が当地域に影響があるという場合には、Jアラートで国から直接情報提供がされます。当地域においては、同報や緊急速報メールで市民の皆さまに呼びかけをして、屋内退去を基本として、避難行動に移っていただくことになります。県は現在、情報収集室という体制をとっていますが、静岡県に影響があるという場合には、緊急事態情報収集室という体制に変わります。そうすると市としても緊急事態の情報収集体制に変わります。また、安倍首相が武力攻撃事態であると判断をした場合には、国から市に対策本部の設置の通知があります。そうした場合には、対策本部を市でも設置するということになります。

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