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更新日:2023年12月1日

2016年4月定例記者会見

2016年4月27日

(鈴木市長コメント)

「平成28年熊本地震」に対する支援について

今月14日以降、熊本地方で連動して発生している地震は、甚大な被害を及ぼし、多くの尊い命が失われました。改めまして、犠牲になられた方々に謹んで哀悼の意を表しますとともに、被災されたすべての皆さんに心から、お見舞いを申し上げます。

本市では、地震発生直後から指定都市市長会などと密に連携し、これまでに支援物資として食糧を約1万5千食、飲料水を約2万本など、被災地に提供してきました。また、人的支援としては、現在までに上下水道の被害調査・修繕のため、技術者を6人、避難者の健康管理のために保健師など6人、被災した住宅の調査のために応急危険度判定士を2人、避難所運営のために、職員16人を派遣しています。5月下旬まで、延べ89人の職員を派遣する予定であります。さらに、被災者に対して市営住宅を無償提供する支援も始めました。

今後も、国、県、指定都市市長会などと連携し、被災地のニーズを把握し、適時、的確な支援をしてまいります。また、この地震を教訓とし、家の耐震や避難所運営など、本市の地震対策をさらに推進してまいります。

東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会開催に伴う事前キャンプ誘致の市長トップセールス実績報告について

東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会の開催に伴う事前キャンプ誘致のため、ブラジル・リオデジャネイロ市などを訪問しましたので、その活動状況についてご報告します。

1点目、4月20日にブラジルオリンピック委員会事務局長と会談いたしました。浜松市に対して高い評価をいただき、5月20日にオリンピック委員会事務局職員による浜松市への視察を約束いただきました。

次に2点目、4月22日にパラリンピック委員会会長と会談を行いました。年内には会長自身による訪問と、年明けには当委員会関係者による視察のご意向をいただきました。また、「ブラジルパラリンピック委員会は浜松市への視察を実施する。」及び「浜松市は事前キャンプ地選定のための視察受け入れに協力する。」等を要旨とした事前キャンプに関する確認書の締結も行うことができました。さらに、今回のスケジュールにはありませんでしたが、水泳競技プレ大会を視察した際に、パラリンピック委員会から突然の要望を受け、表彰式のプレゼンターを務めてまいりました。

次に、3点目、競技団体との会談では、全ての団体から施設・宿泊・食事・多年にわたるブラジル人コミュニティとの共生の取り組みなど高評価をいただき、各団体ともに浜松市への視察を検討している旨の発言がありました。

次の、モジダスクルーゼス市長表敬訪問は、2008年に「人材交流都市」の共同声明を発表しているモジダスクルーゼス市と浜松市との更なる交流を深めるものとなり、モジダスクルーゼス市の名誉市民の称号をいただきました。大変光栄なことで、80万人の市民を代表してお礼を申し上げてまいりました。

ブラジル訪問の報告は以上となりますが、市役所敷地内では、昨年11月に日伯外交関係樹立120周年を記念して植樹したイペーの木が、この誘致活動の成果を祝福するように綺麗な黄色の花を咲かせました。これを弾みにブラジルチームの事前キャンプ誘致をぜひとも成功させたいと存じます。

私からの報告は以上です。

平成28年熊本地震について

記者:被災された方に住宅の無償提供を行っていると思いますが、現状について教えてください。
危機管理監:市営住宅への入居については、現在のところありません。ただ入居に関するお問い合わせは、今のところ16件いただきました。

記者:自治体の庁舎が被災したり、救援物資が避難所になかなか届かなかったりと問題がありますが、自治体の対応についてはどう考えますか。
市長:これから状況の分析を行っていかなくてはならないと思いますが、基本的に庁舎等の耐震については浜松はしっかりやっているので、その点は問題ないと考えています。避難所の運営や物資の配給等については、市職員が被災することもあり、大きな震災の場合は混乱も大きいと思います。コンビニや流通関係など民間の皆さんが大変大きな働きをされていると聞いていますので、さらに民間の皆さんとの連携を強化していくなど、担当部署を中心に検討していきたいと思っています。

記者:知事会見で阿蔵山に仮設住宅のモデル住宅を建設するという話がありましたが、これについて何か聞いていますか?
市長:まだ詳細については伺っていませんので、県に問い合わせをしているところです。熊本地震を想定してのモデル住宅建設ということであると、阿蔵山は現在土砂を搬出しているところですので、土地を利用できる状況ではありません。これから県と詳細を詰めていきたいと考えています。

記者:可能性がないということですか?
市長:長期的な、熊本地震を想定したものでなければ、阿蔵山もモデル住宅を建設する候補地となりえると思いますが、直近の熊本地震を想定したものであれば候補地としては難しいという認識です。

東京五輪に伴う事前キャンプ誘致について

記者:ブラジル出張における手ごたえについて教えてください。
市長:オリンピック・パラリンピック委員会、各競技団体と協議をしてきましたが、この時期にトップが誘致活動に来たことについては、大変評価をしていただきました。ご承知のとおり浜松市は25年以上において、ブラジル人の皆さんとの共生に取り組んでいるということで、そのことについても高い評価をいただきました。そうした実績がありますので、食事の面や受け入れに対する環境は他の都市と比べて優位性があり、施設に関しても良い評価をいただいております。最終的にはこちらに来ていただいて、現地を確認した上でのこととなると思いますが、非常に良い感触を得てきました。

記者:今回視察の約束を取り付けてきたということですが、この点についての評価をお願いします。
市長:他の自治体より先行したかなという感触はあります。ブラジル人がたくさん住んでいる街であって、25年間共生の取り組みをしてきてブラジル人コミュニティと良い関係を築けているので、選手の皆さんが大事なオリンピックを前にして調整するには最適の環境ですよということはしっかりと訴えてこれたと思います。ただ、当然主たる目的は事前の練習をして、準備を万端にしてもらうことですので、施設等をしっかりと確認していただいて、各競技団体の意向もあるということですので、それも踏まえての最終決断となると思います。

記者:誘致を想定している競技とその中に野球が入っているのか教えてください。
市長:特に野球関係者とはお会いしていませんし、野球を想定しているということはありません。今回は主に水泳、バレーボールで、バレーボールはすでに世界選手権でブラジルチームが浜松で試合をしているので、ぜひ誘致をしたいと考えています。想定している施設もToBiOと浜松アリーナですので、水泳とバレーボールは誘致したいなと考えています。ほかに柔道、卓球の競技団体ともお会いしましたので、そうした競技も可能性があれば誘致をしていきたいと思います。

記者:さきほどおっしゃった食事の面と受け入れ環境についてもう少し具体的に教えてください。
市長:やはり慣れない外国ということで、ブラジル料理など自分たちになじんだ食事の提供ができるかどうかということが各競技団体で大事なポイントとなっていましたので、浜松ではブラジル料理を提供するお店もありますし、その関係者もいますので、そういう点は十分な配慮ができるのではないかと思います。

記者:ブラジルオリンピック委員会事務局長の本気度は高いのでしょうか?
市長:向こうとしては浜松は有力候補地の一つとして考えてくれているのではという感触はあります。ただ、選手の皆さんは細かいところまで気を使われるので、詳細に現地を見て最終的には決定するということになります。

記者:ToBiOもあるので水泳は最重要ですか?
市長:水泳チームは誘致したいと考えていますし、浜松アリーナもブラジルチームの皆さんになじんでもらっていると思いますので、誘致をしたいと考えています。

東京五輪の施設における天竜木材の活用について

記者:東京五輪の施設に天竜杉を活用してもらうことについての意欲とメリットについて教えてください。
市長:現在いろいろなルートを通じて働きかけを継続しています。ここにきていろいろな動きが出てきたなというのは感じています。当然皆さんチャンスだと思っていますので、競合相手に負けないように引き続き気を緩めないで取り組んでいきたいと思っています。この五輪を契機にシンボリックな施設となりますので、そこに天竜杉が全部は無理だとしても、メインで活用されるということになれば、これからいろいろなところに販売したり、展開をしたりしていく際のメリットになると思います。天竜材のブランド化を進めるためにも、ぜひこの取り組みを成功させたいと考えています。

野球場建設に関する特別委員会について

記者:以前、野球場建設に関する特別委員会についての話がありましたが、これについては進展がありますか?
市長:これは議会のほうで設置を検討するということであります。特別委員会が設置されてオープンな場で議論をされるということは大変好ましいことだと思いますので、議会のほうで前向きに検討していただきたいと思います。

記者:特別委員会などの動きがあるということですので、5月にすぐに補正予算を提出するということはないですか?
市長:これは議会の審議状況を見て対応するということになりますので、まずはそちらが先行するということになると思います。

知事との調整会議について

記者:先日の知事会見で、調整会議の場で特別自治市の実現性について協議を進めるとの話がありましたが、これについてはいかがですか?
市長:これまでもG3の中で「静岡型特別自治市」について検討してきた経緯がありますので、それは私としてはウェルカムです。前向きに調整していきたいと考えています。

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