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更新日:2023年12月1日

2014年12月定例記者会見

2014年12月24日

(鈴木市長コメント)

平成26年の主な出来事について

今年の締めくくりにあたり、浜松市がどんな一年であったかを「主な出来事」として振り返りたいと思います。

平成26年は、「ツナグ」未来への架け橋をキーワードに、長期的な視点に立ち、次世代に「ツナグ」、世界と「ツナグ」、人を「ツナグ」の三つを掲げ、施策を進めてまいりました。
まず、今年上半期一番の出来事といたしましては、「浜名湖花博2014」が開催され、目標を大きく上回る130万人もの来場者を迎え、大成功のうちに幕を閉じたことが挙げられます。

それでは、「ツナグ」の項目ごとに、報告させていただきます。
まず、次世代にツナグといたしましては、本市が最も重点を置いております防災対策事業でございます。3月の「津波避難マウンドの竣工」や4月のオール浜松での取り組みである「みんなでつくろう防潮堤市民の会」の発足がありました。
また、8月には、「太陽光発電導入日本一」となり、東日本大震災以降、浜松市が進めてきた新エネルギー政策の成果が表れてまいりました。
今年もっとも大きな話題は、「浜松市出身の天野浩さんのノーベル物理学賞受賞」であると思います。子どもの才能を伸ばす取り組みを行っている本市において、子どもたちにとっても大きな目標ができたとともに、大変喜ばしいニュースでありました。

次に世界とツナグといたしましては、4月にイタリア・ボローニャとの「音楽文化都市交流に関する覚書」の締結や今月、ユネスコ創造都市ネットワークに世界で7番目、アジアで初めて音楽分野での加盟が承認されたことが挙げられます。これを契機に、さらなる音楽文化の振興に努めるとともに、国内外での音楽交流を進めてまいります。
また、先日ベトナム、インドネシアの両政府と浜松市の企業進出の環境向上に向けて、投資協力のための経済連携協定を締結したことも特筆すべきことであると思います。

次に人をツナグといたしましては、10月に「ザ・山フェス」というイベントを開催し、都市部の皆さんに中山間地域の素晴らしさや魅力を紹介することで、市内間交流の促進を図りました。

その他には、「健康寿命日本一」というニュースもありました。健康寿命というのは、寝たきりにならないで、健康な状態でどれくらい長生きができるかという非常に大事な指標でございます。この結果は、浜松市は、ストレスが少なく暮らしやすいまちであるという証だと思いますので、「健康で長生きしたければ、浜松市に住もう」ということををPRするとともに、これからも、さらに健康寿命を延ばしていきたいと考えております。
以上、平成26年の「主な出来事」について、いくつかピックアップして報告させていただきました。

来年は、30年後を見据えた新・総合計画の第一歩の年になります。今年の成果を十分に生かし、今後とも未来を見据えた都市経営に取り組んでまいります。

ほとんど知らなかったグッズと人に出会える本について

障害者理解促進・啓発の一環として「ほとんど知らなかったグッズと人に出会える本」を作製しました。
この冊子は、平成25年3月に策定した「第2次浜松市障がい者計画」の中で掲げている取り組みの一つ「理解促進」を図ることを目的にしたもので、従来の障害福祉の啓発冊子とは異なり、産地や素材にこだわって作られた授産製品、地域に根ざした独自の取り組みを行う施設が運営するショップやカフェ、そこで働く障がいのある人のエピソードなどを分かりやすく紹介する内容になっております。
また、障害者雇用や障がいのある人の社会参加促進へ繋げるため、障がいの特性を仕事に活用している施設や障がいのある人が趣味ややりがいを見つけ、この浜松で生活している様子なども取り上げています。
この冊子は明日12月25日から市役所障害保健福祉課、各区社会福祉課等で順次配布していく予定です。

さらに、出版記念トークイベントを「全国アートNPOフォーラムin浜松の関連イベント」として平成27年2月10日に開催する他、本市の障害保健福祉課において、フェイスブック「まるさら」を開設し、冊子に掲載できなかった魅力的な人・もの・施設、障がい者団体の活動、本市の障害保健福祉施策などを発信いたします。
なお、フェイスブックの名称「まるさら」とは、遠州弁で「全部、まるごと」という意味であり、障がいのある人の個性をそのまま活かすという思いを込めて名付けました。

今後、多くの市民の皆さまに冊子やフェイスブックをご覧いただくことで、障がいのある人への理解を深め、障がいのある人が日常生活および社会生活を営む上で生じる「社会的障壁」をなくし、共生社会の実現を図っていきたいと考えております。

平成26年度浜松市医療奨励賞受賞者の決定および授与式について

医療奨励賞は、市内に所在する医療機関において医療に従事する医師、歯科医師のうち、浜松市の医療技術の向上をはじめ、保健・公衆衛生活動など市民の健康保持等に寄与したと認められる医師、歯科医師の個人または団体に対して授与するものです。
本制度は、多くの篤志家から医療の振興のためにと、いただいた寄付金を基金として積み立て、昭和50年度に制定した「浜松市医療奨励賞の授与に関する要綱」に基づいており、今回で40回目となります。
今年度の表彰につきましては、平成26年12月2日火曜日に、学識経験者からなる選考審査会を開催し、審査した結果、団体4件を受賞者として決定いたしました。
なお、授与式につきましては、新年1月28日水曜日、午後6時から全員協議会室にて行います。

「第1回リノベーションスクール@浜松」の開催および「浜松家守(やもり)構想」の策定について

本市では、本年4月1日より「浜松市都市再生促進条例」が施行され、中心市街地の建物および土地の適正な管理および活用の促進を図ることになりました。それに伴い市では、浜松まちなかにぎわい協議会と協働し、来年1月9日から11日までの間、「第1回リノベーションスクール@浜松」を開催しますので、ご報告します。

リノベーションスクールとは、実際の遊休不動産を題材とし、リノベーションの実践者である講師陣の指導のもと、エリアや建物の状況などに応じたプランを立案し、不動産オーナーに提案するプログラムを通じて、まちづくりの担い手の育成およびリノベーションの事業化を目指すものです。
このスクールは、北九州市小倉において平成23年度より始まり、これまで41件の物件が題材として取り上げられ、13件が事業化しています。それに伴い、新規雇用者数が313人増加、人通りがおよそ30パーセント増加するなど、高い成果を発揮しており、この取り組みは和歌山市や熱海市、山形市、鳥取市など全国の自治体へ拡がりを見せています。
また、このリノベーションスクールをもとに、リノベーションまちづくりを戦略的に実施するため、「浜松家守構想」が策定されました。

家守とは江戸時代に借地・借家を管理してまちづくりの世話を行った民間人のことで、現代版家守は、まちなかの遊休不動産をエリアの価値を高めながら管理、活用する役割を担います。「浜松家守構想」では、官民の遊休不動産を活用しながら、まちなかを「新たな働き稼ぐ場の創造」、「子供が育ち暮らす場の整備」、「人々が遊び交流する場の構築」をコンセプトにして、まちづくりを行っていきます。

今回のリノベーションスクールでは、まちなかの不動産オーナーの方の協力を得まして、3物件に対し30人の受講生がリノベーションのプランを立案します。最終日の1月11日日曜日には公開プレゼンテーションが行われますので、ぜひご出席いただきたいと思います。

私からの発表は以上です。

平成26年の主な出来事について

記者:市長自身にとって印象深かったことはありますか?
市長:どれもいいニュースであったと思います。浜松にとってはいろいろと成果の出た、明るいニュースの多かった年だと思います。
その中には、天野さんのノーベル賞の受賞や健康寿命日本一、懸案であったユネスコ創造都市ネットワークへの加盟承認、太陽光発電の導入件数日本一、浜名湖花博2014の成功などがあります。

今年の漢字

記者:今年を振り返って、市長が1年を漢字で表すとどのような漢字になりますか?
市長:1年を振り返っての感想でも申し上げたとおり、さまざまな成果の出た年でしたので、あえて言うならば「果」ですね。成果の果、結果の果を挙げておきたいと思います。

衆院選を受けて

記者:先日の衆院選が与党の大勝という結果になり、一方で戦後最低の投票率ということもありました。市長のご所感をお聞かせください。
市長:選挙前から予想していたとおりの結果になったと感じています。与党が勝つだろうということは想像できましたし、民主党が多少伸ばして、民主党以外の野党が厳しい状況になるだろうというおおよそ推測したとおりになりました。
これからおそらく4年間、今の政権が安定的に政権運営をしていくことになると思います。日本も課題の多い時ですので、しっかり舵取りをしていただきたいと思います。
また、結果を受けて、与党一人勝ちといことでは健全な民主主義ではありませんので、野党は小異を捨てて、連携や再編をして一つの極をつくっていかないと、二大政党を目指すために導入した小選挙区制の意味が失われてしまいます。そうしたことを野党には期待したいと思います。

民主党代表代表選

記者:民主党が年明けに代表選を行います。県内選出の細野豪志さんがお出になるということです。以前は同じ党の同志だったとのことですが、期待はされていますか?
市長:細野さんとは同期当選で一緒に仕事をしてきました。非常に優れた才能を持った議員だと思いますので、ぜひ期待したいと思います。民主党もいつも同じメンバーが出てくるのではなくて、新しい世代が率いていく、代替わりをする時期だと感じています。そういうことができないとこれまでの殻を破っていけないと思います。細野さんがやる気を見せて真っ先に手を挙げたということについて、私は好感を持って見ています。

記者:細野さんが代表になると民主党はどのようになっていくと思いますか?
市長:私は、民主党と維新の党が中心となって野党再編をする必要があると思いますので、そうした方向に党をもっていくことが細野さんの使命ではないかと。逆に細野さんが小さくまとまったら彼らしくないので、波紋や逆風もあると思いますが、それを押しのけてがんばっていただきたいと期待しています。

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