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更新日:2023年12月1日

2014年9月定例記者会見

2014年9月30日

(鈴木市長コメント)

浜松市戦略計画2015の基本方針について

基本方針は、新・総合計画を推進するにあたり、平成27年度に重点的に進める政策の方向性を示すものです。
平成27年度は、重点化テーマを「理想の未来に向けた挑戦」とし、将来にわたって市民が幸せに暮らし、豊かさを実感できるよう、3つの挑戦をスタートさせます。

まず、「脱人口減少・少子化社会への『挑戦』」です。若者をはじめとした子育て世代の生活基盤を安定させ、子どもを産み育てやすい環境づくりを進めるため、認定こども園への移行促進など保育の充実に努めるとともに、子育てとの両立が可能な就労環境の改善などワーク・ライフ・バランスを促進します。
2点目は、「選ばれる浜松への『挑戦』」です。働く場、子どもを産み育てる場、学びの場などのライフステージのあらゆる場面において、浜松が選択されるような魅力の創出、発信に努め、新産業創出、創業支援、企業誘致などの取り組みを強化し、魅力ある雇用の場を創出するとともに、在宅医療・介護連携拠点の整備、地域主体の創意あふれるまちづくりの推進など、暮らしの充実を図ります。
また、ユネスコ創造都市ネットワークの音楽分野での加盟を視野に、世界の都市との交流・連携による人材育成や創造的な市民活動の支援に取り組むとともに、第9回国際ピアノコンクールなど、魅力あるイベントによる交流人口拡大を目指します。
3点目は、「持続可能な社会への『挑戦』」です。エネルギーに対する不安のない、強じんで低炭素なスマートシティの構築に向けた官民連携による取り組みや、エネルギーの地産地消を目的とした仕組みづくりを推進するとともに、道路、橋、公共施設などすべての公共インフラを一元管理し、民間活力の導入により、将来の財政負担の軽減、平準化に努めます。
また、人口密度を高め、人口規模に応じた最適化を図るなど、コンパクトでメリハリの効いた拠点ネットワーク型都市構造を目指します。

こうした考え方に基づき、産業経済、子育て・教育など7つの分野別計画の重点施策を定めています。
今後、予算・職員などの戦略的な資源配分を行うため、本方針に基づく予算編成を進めます。

ザ・山フェスの開催について

本年度の施政方針では、「『ツナグ』未来への架け橋」を掲げ、次世代にツナグ、世界とツナグ、人をツナグの3つの「ツナグ」を重点に施策を進めています。このうち、人をツナグ取り組みの一つとして、都市部と中山間地域の市内間交流の拡大に力を入れています。全地域がそれぞれの個性を生かして発展するにあたり、人と人との交流によって生み出される活力は、不可欠なものと考えております。

10月18日土曜日、19日日曜日の2日間、都市部の皆さんに中山間地域の素晴らしさを紹介するイベント「ザ・山フェス~やまとまちのコラボによる山の魅力体感イベント~」を初開催します。場所はギャラリーモール「ソラモ」、時間は、土曜日は午前10時30分から、日曜日は午前10時から、両日とも午後4時までの開催となります。
当日は、先日サントリー地域文化賞を受賞した「峠の綱引き」の壮行試合や、「チェンソーアート」の実演、「くんま対佐久間のそば打ち対決」や「水窪祭りの再現」などのステージイベントが催されるほか、地域ごとに作られたブースでは、中山間6地域の特色を生かした楽しい交流体験ができます。おいしい山の産物の販売や、山でしか味わえない食べ物の試食も用意しています。
これから秋の行楽シーズンを控え、同じ市内にこんな魅力があったのかと感じてもらいたいと思っています。

山の魅力満載の2日間、ぜひ「ザ・山フェス」に足を運んで、山の魅力を体感していただくとともに、中山間地域に暮らす人たちとの交流のきっかけとしていただきたいと思います。

私からの発表は以上です。

浜松市戦略計画2015の基本方針について

記者:エネルギーに対する不安のない、強じんで低炭素なスマートシティの構築ということですが、具体的な予算付けや事業などは決まっているんですか?
市長:それらを決めるための方針なので、この基本方針に基づいて、今後、各所管課で施策の優先順位や予算について決めていくことになります。具体的にはこれからということです。

記者:ラグビーワールドカップ2019や東京オリンピックに係る事前合宿の誘致に関して、市長としての意気込みや候補地として考えているところなどがあれば教えてください。
市長:県などとも連携しながら、これから継続的に取り組んでいかなくてはいけません。我々にとっても地域を活性化するいいチャンスですので、オリンピックなどの合宿や試合の誘致あるいはサミットの誘致などにも取り組んでいきます。県とともに積極的に行っていきたいと思います。

記者:来年度の予算付けについては考えられているんですか?
市長:今のところまだ特にありませんが、予算説明の時に具体的にお示しできると思います。

教員の飲酒運転について

記者:飲酒運転により市の中学校の先生が逮捕される事件がありました。市を挙げて飲酒運転撲滅を掲げている中で、今回のことを受けて市長としてのコメントと再発防止策や関係者の処分について、どのようなことを考えているのか教えてください。
市長:飲酒運転撲滅を掲げて、市を挙げて取り組んでいる最中に、こうした事件が起きたということは本当に残念でなりません。特に教員ということもあり、市民の皆さまの信頼を損ねたことに関して大変申し訳なく思っております。昨年11月に、飲酒運転撲滅に向けたルールを作り、今それを徹底しているところです。もちろん市の職員についてもそうですが、教員についても日常的な管理や指導を行う教育委員会に、再度これを徹底するように申しつけました。また、今回の事件に関しては、事実関係がはっきりし次第、厳正に対応するようにという指示もしました。

学力テストの結果公表について

記者:9月の始めごろに、学力テストの結果の公表について、知事の発言など話題を呼びました。浜松市長として、テストの点数の公表についてはどのように受け止めていますか?
市長:私は一定の公表は必要だと思っています。前にもお話をしたと思いますが、支障のない範囲で公表できるものは公表していくと。ただ、浜松の場合は、いろいろな地域が一緒になったところです。例えば、過疎の小規模校などは、公表自体が個人の特定になってしまうなどいろいろな想定があります。今のところ、浜松市は市全体の得点公表ということになっていますが、今後、できる範囲で公表できるものは一歩踏み込んで公表いただいてもいいのではないかと思います。

国の施策「地域創生」について

記者:昨日から国の臨時国会が召集されまして、安倍首相も位置づけていますように「地方創生国会」と言われています。そのように地方を重視する姿勢を見せていますが、その姿勢について、浜松市長として地方としてご意見などがあればお聞きしたいと思います。また、国に対して新たな支援策の提案を盛り込んでいる「地域再生法改正案」も今臨時国会で成立させようとしています。自治体が提案できる制度を生かして、今後市の取り組みなどを行う考えがあるのかをお聞かせいただきたいと思います。
市長:1点目に関しては、我々にとっても歓迎すべきことです。国会の冒頭に、総理の所信表明の中で地方の創生活性化を1番に取り上げていただいたことは大変ありがたいと思います。浜松だけではなく、全国的に人口減少や高齢化といった問題に直面していますので、国を挙げて取り組んでいただくということはありがたいと思います。ただ、これまでも分権や地方の活性化は行ってきていますので、これまでの景気対策の延長線上のようなものにならないようにしていただきたいと思います。例えば、東京一極集中の解消なども大きなテーマですが、これはやはり道州制に移行していくことが1番の解決策だと思います。今の国の状況を見ていますと、道州制の基本法も
先送りになり、後ろ向きの感があります。ぜひ、国の統治を大きく変えるような大胆な取り組みについて1歩も2歩も踏み込んでやっていただきたいと思います。私自身も折に触れて、国に提言していきたいと思っています。
もう1つの自治体提案については、今までも特区がありましたし、我々もいろいろと知恵を絞って提案するんですが、所管省庁で断られることが多いです。そういうことのないように、ぜひ国、特に内閣がリードして、各省庁に指導していただきたいと思います。

20周年を迎えるアクトシティ浜松について

記者:10月8日でアクトシティがオープンから20年を迎える節目になります。20年間、浜松、県西部のランドマークであったアクトシティの浜松における意義や役割をどのようにお考えですか?
市長:いろいろな評価もありますが、この20年間、大ホールや中ホールなどの素晴らしい音楽施設を中心に、浜松の音楽文化の振興に大きく貢献をしました。また、コンベンション機能もとても良いので、浜松の交流人口の拡大にも貢献しました。そういう点では、アクトという施設が浜松の活性化に大きく寄与してきたのではないかと思います。浜松の一つの財産ですし、今後もより一層有効に活用していかなくてはいけないと思っています。

記者:同じホールということでは、はまホールを今年度で閉めることになっています。その代替施設としてアクトシティのホールも活用していくということですが、学校教育団体に関しては割引をするということも聞いています。それが定着すれば代替施設が必要なくなるといったことにも関わっていくのでしょうか?
市長:今、大きく資産の見直しをしています。はまホールについても、利用状況を見ながら検証していきます。議会でも答弁したとおり、新しい施設をつくるのか、代替施設で代用できれば廃止をしていくのかということは、今後検証した上で決めていきたいと思っています。

記者:どのように検討していくかということは、まだ決まってないんですか?
市長:今後、検討会議をつくっていきます。来年度に設置します。

スポーツ施設への寄附について

記者:先ほど、スズキ(株式会社)が防災機能を持った浜松市のスポーツ施設に1億円を寄附すると発表したのですが、それに対するコメントをお聞かせください。また、スポーツ施設の進捗状況についてもお教えください。
市長:防潮堤に5年間で5億円を寄附する予定だったものを前倒しして、残りの3億円についても今年ご寄附いただくのとは別に、海岸沿いにできる防災機能を加味したスポーツ施設に1億円の寄附をいただくということで、大変ありがたく思っています。浜松をリードする企業さんにこうした取り組みを行っていただくことで、事業促進にあたって大きな弾みがつくと思います。
また、施設については、基本的には県営の野球場ということで、県にもお願いをしていて、知事にもそうしたご発言をいただいています。引き続き、県に要望しながら、県と調整をしながら進めていきたいと思っています。

森岡の家について

記者:浜北区の「森岡の家」という静岡銀行の頭取をされた方の家があります。そこを廃止することが決まったわけですが、その建物および松の木などについて、保存をしてほしいという要望が一部出ています。それについて市長のご意見をお聞かせください。
市長:実は、いろいろな声があります。保存してほしいと言う声や伐採していいんではないかという周辺住民の声もあります。そうした声をしっかりと受けて、やっていかなかくてはいけないと思います。
また、保存をするにも誰が責任を持って、どのようにやっていくのかという問題もあります。基本的には伐採の方向で進んでいる状況ですが、ご要望をうかがって精査していきたいと思います。

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