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更新日:2023年12月1日

平成26年度9月補正予算案記者会見

2014年9月1日

(鈴木市長コメント)

平成26年度9月補正予算案の総括

平成26年度第3回市議会定例会に提出する予算案についてご説明させていただきます。
総括でございますが、会計別の補正額については、一般会計は43億円の追加で、補正後では2,780億2,590万円となります。特別会計は、680万円の追加で、補正後では2,064億2,274万円となります。企業会計は、5億3,267万8千円の減額で、補正後では639億6,126万2千円となります。合計では、今回の補正は37億7,412万2千円の追加で、補正後の総額は5,494億980万2千円となります。

平成26年度9月補正予算編成の基本方針

平成26年度9月補正予算編成の基本方針ですが、今回の補正予算は、新・産業集積エリアにおける企業用地整備について、28年度からの分譲開始に向けた事業費を追加するほか、道路や橋りょうなどの安全・安心対策に要する経費などを措置するものです。
また、社会保障等制度改正に対応するためのシステム再構築委託費や子育て支援ひろば業務委託費など、事業期間が複数年にわたるものなどに対する債務負担行為を設定するものです。
補正予算の概要につきましては、財務部長から説明させていただきます。

20140901

平成26年度9月補正予算案の概要

(財務部長)

概要について説明させていただきます。
一般会計の補正額43億円ですが、財源の内訳をどう措置したかについてです。歳入の「地方交付税」ですが、総務省の地方交付税額の算定結果が7月に確定しましたので、確定した額23億8千万円が当初予算に比べて増えます。「国庫支出金」「県支出金」については、歳出科目に連動しての計上ということです。また、「市債」については、9億120万円の増加です。各種投資的経費に充当するものです。それでも足りない分につきまして、「繰越金」を計上して、合計で43億の歳入の確保を図りました。

歳出についての主な項目です。
(1)新・産業集積エリアにおける企業用地整備が6億1,300万円となります。内訳は2つありまして、下水道整備に3,100万円、国道362号宮口バイパスの整備に5億8,200万円となります。下水道整備につきましては、今年度実施設計を行い、早ければ30年度から予定している工場とスタートを合わせる形で供用開始をするというスケジュールです。宮口バイパスにつきましては、引き続き用地買収を進捗させていき、28年度からの集積エリアにおける分譲開始までに整備を完了したいということで、9月補正において補正を行ったということです。

(2)安全・安心対策事業に7億1,310万円です。大きく3つに分けておりまして、1つ目が道路橋りょうの安全安心対策で7億270万円です。さらにその内訳として、どういったものを想定しているかというと、交通安全対策に1億6,250万円、道路橋りょうの安全安心対策に5億4,020万円ということです。具体的には、交通安全対策については、市役所前の平面横断化や各種通学路の側溝の蓋掛け、交差点改良などを想定しています。道路橋りょうの安全安心については、例えば、天竜川橋の橋脚付近の洗掘(せんくつ)に伴う基礎部の露出に対する応急対策などどいった応急対策経費ということです。2つ目の農道整備事業として840万円ですが、農道橋の耐震・老朽化の調査結果を踏まえて、必要となった8橋に対して緊急対策を実施するものです。3つ目のかんがい排水事業として200万円となっていますが、農業用ため池の耐震診断調査の結果を踏まえた液状化判定を行うという中身です。

(3)社会保障等制度改正対応事業として、一般会計の補正額では4億4,429万9千円、債務負担行為としては、45億2,524万5千円となります。社会保障・税番号整備の導入に係る情報システムの整備ということで、とりわけ住基・税務・国保などのシステムの再構築という関係で事業費を計上するものです。

(4)学校施設の整備として補正額9,630万円、債務負担行為4億5,380万円ということです。1つ目、中部中学校区の小中一貫校整備に4,600万円の補正、債務負担行為で1億1,200万円です。基本設計は終了しましたので、概ねの配置も確定し、北校舎とプールの解体や仮設校舎のリースに取り組みます。2つ目は、浜名中学校移転改築として2,030万円、債務負担行為として3,200万円です。こちらについては、場所を変えて移転をする浜名中学校の用地購入に向けて、農地除外の同意取得がほぼ完了したことから、測量や不動産鑑定、周辺の造成工事の基本設計などを補正予算で計上します。3つ目の蜆塚中学校の改築については、基本設計が完了したことで、仮設校舎のリースに債務負担行為を取るという中身です。4つ目は、市立高校のプール改修に3,000万円ということですが、水漏れなどがずっと言われており、年度始めから使用したいということなので、今回の9月補正に計上しました。

(5)その他事業ということで、雑多なものを入れています。1つ目は、三遠南信自動車道・佐久間道路トンネル掘削に伴う発生土受入用地整備に2億6,700万円です。こちらは国の直轄で事業を進めている三遠南信自動車道について、少し環境基準をオーバーしている土が発生しているということで、その土を受け入れる用地を整備するものです。トンネルの反対側の東栄町も同じ対応をしていまして、国の直轄事業なので、後年度、国に負担していただくものです。2つ目として、公共施設にかかる施設修繕費などに3億円です。各種スポーツ施設や生涯学習施設など、点検結果を踏まえて緊急対応が必要なものが散見されるということで、当初予算を待つことなく9月補正で必要なものは計上するという趣旨です。3つ目は、浜北区役所移転整備事業に295万円7千円です。なゆた浜北への区役所移転に伴い、来庁舎駐車場の整備に向けた測量や不動産鑑定などの経費を計上するものです。4つ目は、林業機械・施設緊急整備助成事業に1,295万9千円です。県の基金を活用しまして、林業事業者が林業効率化機械などを購入する際の整備費用を助成するというもので、5月補正でも同様の中身が計上されていて、9月補正でも計上するということです。5つ目は、中心市街地活性化施策調査研究事業に400万円です。第2期の中心市街地活性化計画の本年12月の認定申請に向けた基礎調査などに要する経費です。6つ目は、毎年9月補正で計上している民生費関連の前年度国庫支出金の精算返還金額が決定したので、計上するものです。7つ目は、市税還付事業として、当初の想定以上の法人関係還付金が発生していますので、補正で増額するという中身です。

最後に(6)債務負担限度額の設定について、一般会計では104億1,021万5千円となっています。今までの説明と重複するものもありますが、住基・税務・国保などのシステム再構築については、(3)で説明したものと同じです。次に、子育て支援ひろば業務委託費として、来年から3カ年の事業として6億4,391万4千円を計上します。10月から募集を始めるのにあたり、債務負担行為を設定するものです。
歳出の概要は以上です。

最後に、一般会計の予算案については今ご説明しましたが、定例会に提出する議案の概要をご説明します。
(1)議案について、来週月曜日に提案する補正予算が4件あります。一般会計は今ご説明したとおりです。特別会計ですが、母子寡婦福祉資金の貸付事業に若干の増額補正があります。企業会計については、水道と下水道で若干の補正をしています。
(2)条例関係については、14件予定しています。子ども・子育て支援新制度関係で5件、母子寡婦福祉法改正で3件、その他各種施設の改正条例などが6件あります。
(3)その他については、物品購入契約や市道の路線認定などとなっています。

説明は以上で終わります。

資料:平成26年度9月補正予算案

質疑

記者:補正予算一般会計を見ると、去年の倍になっていますが、これだけ膨らんだ理由をお教えください。
市長:詳しくは財務部長から説明および補足をしてもらいますが、新・産業エリアの供用開始に向けて整備を行うことや社会保障の制度が変わることにあたってのシステム改修など、例年に予定していない大型事業がいくつかあるということだと思います。
財務部長:補足させていただきますが、だいたい市長がお話したとおりです。去年は22億円程度だったと思います。歳出の概要で説明させていただいた(1)新・産業集積エリアの事業開始のスケジュールが決まっている中で、当初予算よりも事業の進捗を確実なものにしたいということから今回の9月補正で計上させていただきました。また、社会保障のマイナンバーに関係するものについては、9月補正で計上していますが、予定通りの計上ということです。これらが特記事項としてあります。
加えて、(5)三遠南信自動車道の中に参考として道路・街路・河川の単独事業に17億円程度計上していますが、これも去年に比べると10億円程度の増加になっています。先ほどの産業集積エリアの宮口バイパスの話も含めて、必要な予算を計上させていただきました。

記者:43億円というのは、過去のものと比較して、9月補正としてはどの程度の規模のものなのかが分かれば教えていただきたいと思います。また、先ほど財務部長がお話された単独事業の17億円について、10億円程度増えたという話ですが、前年度の数字がどれくらいなのか。この中には、宮口バイパス以外に三遠南信自動車道や道路橋りょうの安全・安心対策に関するものが全て入っているのですか?
財務部長:補正の規模に関しては、詳しい数字は財政課にお越しいただければお示ししますが、参考までに、本年は43億円ですが、昨年25年度が22億8,600万円、さらにその前の24年度は68億6千万円、23年度は44億4千万円となっています。また、道路・街路・河川の単独事業については、今年が17億3,930万円ですが、これに対応するものは昨年は6億8,290万円です。だいたい10億円程度違うという感触をお持ちかと思いますが、宮口バイパスの5億8千万円と三遠南信自動車道の2億6,700万円も含まれています。(2)安全・安心対策事業の7億4,800万円もほとんど入っています。いろいろなところに分かれて入っているので、あえて参考ということでまとめた数字を示させていただきました。

記者:財務部長に数字的な点について、2点おうかがいします。1つは、企業会計が5億円の減額補正になっています。下水道事業が主になっていると思いますが、昨年も同じくらいの減額となっていて、この減額の理由を教えてください。もう1つは、市役所前の交差点横断化について、予算計上はおいくらかお教えください。
財務部長:下水道の減額についてですが、国庫支出金内示の減額に伴っての減額です。市役所前の平面横断化ですが、現在計上させていただいているのが、5,500万円です。

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