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更新日:2023年12月1日

2014年4月定例記者会見

2014年4月30日

(鈴木市長コメント)

伊藤篤志副市長の退任について

伊藤篤志副市長には、政令指定都市移行後も、人的な支援などを含めた協力、静岡県との連携が欠かせないため、パイプ役として副市長への就任をお願いし、この2年間、ご尽力いただきました。
この間、「未来創造『新・ものづくり』特区」の認定に伴う新産業の創出や、戦略的な企業誘致などの産業振興、新エネルギー政策の推進、防潮堤の整備における県との調整などさまざまな分野で多くの功績を残されましたが、このたび、健康上の理由により退職されることとなりました。
今後につきましては、県に戻られるということですので、お体に十分ご留意され、県でご活躍されるとともに、浜松市政について引き続きご支援いただきたいと思います。

浜松市とボローニャ市との音楽文化交流に関する覚書の締結及び報告について

ユネスコ創造都市ネットワークの音楽分野の加盟都市であるイタリア・ボローニャ市と「浜松市とボローニャ市との音楽文化交流に関する覚書」を締結しました。

本市は現在、音楽資源の集積する都市の特徴を活かし、ユネスコ創造都市音楽分野の加盟を目指して取り組んでいるところであります。2006年にユネスコ創造都市ネットワークに加盟したボローニャ市は、本市と産業構造も類似しており、音楽創造都市として実績があります。ボローニャ市の主要産業であるオートバイのドゥカティ本社並びに音楽文化政策の代表的な取り組みである国際音楽文献博物館や古楽器博物館の視察は、ボローニャ市の産業面および文化面における創造性を知る上で非常に参考になりました。

ボローニャ市役所では、音楽文化の都市間交流の締結に先立ち、オカリナ演奏者の方々の美しい音楽によって出迎えていただき、ボローニャ市のメーロラ市長とも貴重な意見交換をすることができました。覚書を取り交わした後、記念品としてボローニャ市からは楽器のオカリナを頂戴しました。
今回、音楽創造都市として活発な活動を展開し、ユネスコ創造都市ネットワークの中でも重要な役割を担っているボローニャ市と音楽文化都市交流を進める覚書を取り交わしたことは、今後、本市が国際的なネットワークの中で音楽創造都市としての存在感を高め、より効果的な創造都市政策や音楽文化政策を進めていく上で、重要なことであります。
この覚書の締結をきっかけとして、今後、さらに両市の交流を活発にし、相互理解を深め、幅広い分野での交流につなげていきたいと思います。
なお、8月に本市で開催する「浜松世界青少年音楽祭2014」にボローニャ市から「ピッコロ・コロ・アテナ児童合唱団」の参加が正式に決定しました。また、音楽祭の開催に併せてボローニャ市を代表する音楽家についても浜松市に招へいできることとなりましたことを報告します。

フランス・パリにおいては、文化政策の大家で音楽文化の振興にも造詣の深い、元フランス文化大臣のジャック・ラング氏と、本市の創造都市施策や地方都市における文化事業について意見を交換しました。今後の本市の創造都市の取り組みについて評価をいただくとともに文化政策に対する意見を交わすことができ、非常に有意義な会談となりました。ジャック・ラング氏からは、本市の創造都市ネットワークへの申請に関して全面的な協力をお約束してしていただくとともに、「日本には魅力的な都市が多いが、その中でも浜松は特に魅力的であるということがよく分かった。訪問していないことが残念である。機会があればぜひ訪問したい」との言葉もいただきました。

在フランス日本国大使館、ユネスコ日本政府代表部への訪問では、ユネスコ創造都市ネットワーク音楽分野申請の報告とこれまでの支援に対するお礼を伝えるとともに、今後の取り組み方針について意見交換を行いました。
ユネスコ本部への訪問では、本部関係者と直接面談し、本市の創造都市に向けた取り組み状況と加盟実現後の抱負を伝えるとともに、本市の加盟がユネスコにとっても非常に有意義なものであることをPRしました。

今後は、国際舞台の中で「音楽創造都市・浜松」に求められる水準も高まっていくことから、関係者の皆さまのご協力をいただきながら地域が一体となった取り組みをしていきたいと思います。

徳川家康公顕彰四百年記念事業に向けて

浜松城天守門を復元して、3月28日から公開いたしました。その効果で、浜松城は公開以来4月27日までで、32,488人の方に訪問していただいており、昨年同時期の1.5倍の入場者数となりました。これからも多くの皆さんにお楽しみをいただきたいと思います。

さて、いよいよ平成27年に迫ってまいりました「徳川家康公顕彰400年記念事業」に向け、準備を進めてまいります。浜松地域で開催します事業は、市、浜松商工会議所と民間団体で構成する記念事業の浜松部会において企画運営し、静岡文化芸術大学の磯田道史教授をアドバイザーに迎え、事業の監修や歴史考証等のアドバイスをいただきながら、統一感のある事業展開を目指してまいります。
現在、具体化している事業といたしましては、まず、講座開催を通じて、家康公の軌跡を紐解きながら、かつて豊臣秀吉公も武士として活動した時期があるとされる引馬城址の発掘をし、その成果を解説看板の設置などに活用していきます。発掘は8月ごろを予定しており、小学生の皆さんの発掘体験などができるように計画していきたいと考えております。
また、三方原合戦のジオラマ制作にも取り組みます。三方原合戦の様子を知る史料は限られているので、断片的な記録をもとに磯田道史先生にご監修いただき、制作は浜松市やらまいか大使であります情景作家の山田卓司さんに依頼しております。合戦の布陣全体を再現するとともに、家康公が家臣の静止を振り切り出陣する場面や身を挺して家康公を守る家臣の姿など特筆すべき五つの場面を取り上げて、三方原合戦の状況を表現していきます。完成お披露目は来年1月、浜松城や美術館などで展示していく予定です。
家康の散歩道についても、新たに五社神社と浜松八幡宮を加えて、15カ所を巡るコースとします。コースの新設にあわせて、案内標識とパンフレットに英語表記を加えて、外国人観光客の方にも楽しんでもらえるようにいたします。設置の完了する5月下旬にあわせて、新しいパンフレットも配布する予定です。

今後も、「徳川家康公顕彰四百年記念事業」を盛り上げて成功させるため、各種事業を計画し実施してまいります。事業内容がまとまり次第、その都度、皆さま方に発表させていただきます。


私からの発表は以上です。

伊藤篤志副市長の退任について

記者:功績については市長からもご紹介がありましたが、伊藤副市長だからできたと実感している一番の功績は何ですか?また、後任について県と調整をされていると思いますが、どのような方を希望されていますか?

市長:印象深いのは防潮堤です。県や寄付者である一条工務店との調整など、難しい調整を行って、現在事業を進めています。まだまだ課題はありますが、ここまで推進してこられたことについて、伊藤副市長にご尽力いただいたことが特に印象的です。
また、2点目については、防潮堤のこともありますので、やはり土木に精通した人物であること。それ以外にも県との調整事項、特に特別自治市の問題などもありますので、パイプ役にふさわしい方といった観点で県にお願いをしているところです。

記者:後任については、議会の同意が必要だと思いますが、5月議会で承認を得る考えでいますか?

市長:そうですね。それまでにはなんとか調整を終わらせたいと考えています。

浜松市とボローニャ市との音楽文化交流に関する覚書の締結及び報告について

記者:覚書の締結によって、ユネスコへの加盟にかなり弾みがついたというように実感されていますか?

市長:加盟申請について、新たに加盟都市からの推薦が条件として付け加えられました。浜松市は条件をクリアして6都市からの推薦をいただいていますが、中でもボローニャ市は音楽創造都市のリーダー格であり、ボローニャの存在は非常に大きいので、今回覚書の締結ができ、期待をしていただいているということは、加盟に対して弾みになるのではないかと思っています。

記者:音楽創造都市として浜松市が描く理想の姿を教えてください。

市長:ひとつは、ユネスコの音楽創造都市に加盟することによる発信力の増大です。日本で唯一の加盟都市になりますし、アジアでも初となりますので、国内外に向けての発信力が強化されます。もうひとつは、ユネスコに認定されることによって、浜松市で行われているさまざまな音楽活動に弾みがつき、それを支える力にもなるのではないかと思います。

記者:市内で行われている民間の音楽活動について、サポートや支援などの制度作りなど、今の段階で具体的に考えていることなどはありますか?

市長:今でも浜松市はさまざまな音楽文化事業、一番大きいのは国際ピアノコンクールですが、市だけではなく文化振興財団などと連携しながらやっております。音楽創造都市というのは、基本的には市民あるいは民間の自発的な活動によって都市の活力を高めていくというのが本旨ですので、環境整備に向けた取り組みについてはこれからもやっていかなくてはいけないと思います。一義的には、民間や市民の皆さんの活動をいかに活性化していくかというところにかかっているのではないかと思います。

学力テストの成績公表について

記者:今年度から条件付きで学校別の成績公表が可能になりましたが、市長としての公表のお考えやこの制度に関するご意見などがありましたらお聞かせください。

市長:基本的には、私は公表できるものは公表すべきという立場ですが、ご承知のように浜松市にはさまざまな学校があります。過疎地にいきますと、学年に一人しか在籍していないといった学校もありますので、全てを同列に公表すると特定の個人の成績を公表することにもつながりかねません。大都市のように同様の規模の学校が集積している都市とは違いますので、しっかり配慮していかなくてはいけません。どのようなやり方がいいのか、今具体的には申し上げられませんが、教育委員会に検討していただきたいと思います。難しければ市としての成績を公表することや例えば天竜区などの過疎地については区として公表することなどいろいろと方法はあろうかと思いますが、教育委員会の意思を尊重していきたいと考えています。

はまホールについて

記者:今日陳情もあるようですが、どのような考えのもとに進めているのかと今後どうしていきたいのかをお教えください。

市長:建築から相当時間が経過していますので、はまールを大規模改修して利用していくというのは、これから先のことを考えてもなかなか難しいのではないかと思っています。新設するという腹積もりもありますが、合併して浜松には施設も増えましたし、利用率の低い施設もあります。例えば、アクトなども料金が高いといった声もありますが、補助をするなど新しい仕組みを導入すれば活用しやすくなります。いろいろな知恵を出して、それでもニーズに応えきれないということであれば、新しい施設をつくることも含めて検討していく、というように考えています。

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