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更新日:2023年12月1日

2013年12月定例記者会見

2013年12月24日

(鈴木市長コメント)

平成25年の主な出来事について

浜松市では、年の締めくくりにあたり、一年を振り返り「主な出来事」を選定しています。本年の「主な出来事」として、22件と東日本大震災への支援を選定しました。お手元の報道資料の別紙をご覧ください。ここでは、時系列でまとめてありますが、発表は要点をまとめて分野ごとに紹介いたします。

今年は、自ら責任を持って市政を運営する「自立」、もうひとつは、今まで以上に簡素で効率的な行政運営を目指す基礎自治体の「自律」を市政運営のキーワードとして取り組んでまいりました。

そうした中、市が新たに取り組んでいます、新エネルギーの分野におきましては、市有地を活用したメガソーラー発電事業として7月に浜松・浜名湖太陽光発電所、9月に浜松・いなさ太陽光発電所がそれぞれ完成しました。今後も、積極的に再生可能エネルギーを推進していきます。

災害への対応に関しましては、市民と行政が一体となって、地域ごとの災害特性を踏まえた区版避難行動計画を作成し、4月に全世帯に配付いたしました。また、3月に市内初となる津波避難タワーを西区に完成させ、年内に西区、南区あわせて7基を完成させました。

さらに、沿岸域の防潮堤等整備事業の着工式を4月に行い、県とともに取り組んでいる整備事業が本格的に動き出しました。今後、一刻も早い完成を目指してまいります。

国際面においては7月に、台北市と観光交流都市協定を締結しました。観光分野の交流の拡大を図るとともに、経済や文化など多分野での交流も進めてまいります。

施設については、4月に江之島アーチェリー場と浜北平口サッカー場をオープン、11月にあいホールと鴨江アートセンターをリニューアルオープンさせるなど、文化・スポーツ施設の充実を図りました。

最後に、東日本大震災への支援につきましては、昨年10月から受け入れていた、岩手県大槌町・山田町からの災害廃棄物の搬入と処理を3月に終えました。また、継続している被災地への職員派遣は、これまでの大船渡市、仙台市に続き、今年度から新たに石巻市にも派遣し、被災地復興業務などに従事しています。今後も、継続的に支援活動を行ってまいります。

以上「平成25年の主な出来事」を振り返る中で、今年の成果を十分に生かし、今後の市政運営に取り組んでまいります。

平成25年度 浜松市医療奨励賞受賞者の決定及び授与式について

医療奨励賞は、市内に所在する医療機関において医療に従事する医師、歯科医師のうち、浜松市の医療技術の向上をはじめ、保健・公衆衛生活動など市民の健康保持等に寄与したと認められる医師、歯科医師の個人又は団体に対して授与するものです。

本制度は、多くの篤志家から医療の振興のためにと、いただいた寄付金を基金として積み立て、昭和50年度に制定した「浜松市医療奨励賞の授与に関する要綱」に基づき、ほう賞金として授与するというもので、今回で39回目となります。

今年度の表彰につきましては、11月25日(月曜日)に学識経験者からなる選考審査会を開催し、審査した結果、団体4件を受賞者として決定いたしました。受賞者名及びその研究概要については別添の資料をご覧いただきたいと存じます。

なお、授与式につきましては、新年1月29日(水曜日)午後6時から全員協議会室にて行います。

平成25年12月定例記者会見

 

主な出来事について

記者:今年一年を振り返って、これは思った以上にできたな、高い評価を与えてもいいなと思っていること、一方でこれはもう少しだったと思っていることをお聞かせください。

市長:今の浜松市の大きな課題は防災ですが、これにつきましては必要な手を打ってまいりましたし、防潮堤も難事業ではありましたが、着工という運びに至ったのでよかったと思っています。あるいは新エネルギー、再生可能エネルギーの普及にも力を入れていますが、そうした面でも大きな成果が出たのではないかと思っています。またフラワーパークやフルーツパークの改革も進みました。一方で、まだ予定通り進んでいない区制の問題といったものもありますので、予定通り進んでいないものについては、来年以降しっかり取り組んでいきたいと思います。

記者:今年は不祥事、職員の逮捕がかなり多かったと思いますが、来年に向けてどのようにお考えですか。

市長:一つ一つをきちんと分析し、対応していかなくてはいけないと思います。大きく分けると二つありまして、個人の問題に帰する部分は公務員としての倫理を徹底していく、きちんと組織全体を引き締めていきたいと思います。制度上少し改善すべき課題については、大きく見直しをしています。そうした対応によって、今後不祥事が起こらないよう制度・仕組みを変える部分と職員の規律を一層高めていくという二つで対応していきたいと思いますし、来年はこうしたことが起こらないようにしたいと思います。

記者:今年の主な出来事の中で、市長が特にいくつか挙げるとするとどれになりますか。

市長:先ほど感想でも申し上げましたが、未来に向けてということで取り組んだ中で成果が出たという点で、「防潮堤の着工式」「再生可能エネルギーのシンボリックな施設として「浜松・浜名湖メガソーラー」の完成」「フラワーパーク・フルーツパークのリニューアル、再生に向けてのスタート」といったところです。

出世大名家康くんについて

記者:今年を振り返ると家康くんが残念ながら2位ということになりました。先日断髪式も行って約束を果たしたということですが、今後どうするのですか。

市長:準グランプリは少し残念ではありましたが、全市挙げて盛り上げていただきましたので、家康くんの知名度、人気ともに飛躍的に上昇したと思います。先日の断髪式も、たくさんのメディアの方にお越しいただきまして、非常に注目度が上がっているのではないかと思います。そこでお約束したとおり、しばらくは「出家大名」として修業した後、再び還俗に向けて「がんばる」ということですので、時期がくれば復活することになろうかと思います。来年に向けましても、家康くんの今年の取り組みをしっかりと踏まえ、浜松市のシティプロモーションのために大いに活躍をしてもらいたいと思います。

記者:復帰の時期、タイミングについてのお考えは。

市長:企画調整部で検討していますので、それを受けて来年になろうかと思います。

記者:その場にはいらっしゃいませんでしたが、断髪した姿を見てどのようにお感じになりましたか。

市長:少し残念な気もしましたが、新たな家康くんの一面が見られてよかったのではないかと思います。「かわいい」という評価もいただいていますし、それはそれでよかったのではないかと思います。

軽自動車税の見直しについて

記者:自動車課税の大幅な見直しの中で、軽自動車税の増税に関する所見は。

市長:軽自動車税につきましては、利用者、特に地方で利用されている方が多いので、できるだけ影響がないように自動車税の減税を軽自動車に振り替えることをしないように、私どもも運動をしてまいりましたが、残念ながら上がってしまいました。関係者の方とも話をしていますが、100%増税なしというのは難しかった中で、やむを得ないかなと思います。感覚からいって上げ幅が少なければ、1万円を超えると上がったなと感じますが、例えば9,800円であれば、同じ上がったにしても庶民の感覚が違いますので、機械的に行うのではなくて、国に少し配慮があってもよかったかなと思います。

記者:今後その点について、何か対応を考えていますか。

市長:私だけでやれることではなく、大村愛知県知事をはじめとする関連首長の皆さんで国に対して働きかけをしてきました。今後について次の動きはありませんが、関係する首長と連絡を取り合って対応していきたいと思います。

都知事の辞任について

記者:猪瀬東京都知事が金銭問題により辞任に追い込まれたことについての意見、感想は。

市長:東京オリンピックの招致等、一生懸命都政に取り組んでいらっしゃいましたが、私どもも他山の石にしなくてはいけない、順風満帆にいっている時に落とし穴があるなと思います。特に政治とお金の問題については、注意をしていかなくてはいけない。私どもも戒めていかなくてはいけないと思います。

行革審の最終答申について

記者:答申を受けて、市としてどのように対応していくのですか、特に、遅れていると指摘のあった区の再編問題に対してどのように取り組んでいきますか。

市長:答申をいただきましたので、それを精査し市政に反映させていくことになります。特に区制の問題については、工程表よりも取り組みが遅れているということですが、先日も申し上げましたが、拙速に私どもの思いだけでは進められません。市民の皆さまのご理解も必要ですし、何よりも二元代表制の一翼である議会の理解、議会で議決いただかないとすべてが進みませんので、丁寧に対応しながら進めていきたいと思います。

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