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更新日:2023年12月1日

2013年2月定例記者会見

2013年2月28日

(鈴木市長コメント)

平成25年度浜松市立高等学校 校長特別選考試験の結果等について

7月の定例記者会見において、平成22年度市立高校校長採用に係る成果も受け、平成25年度も引き続き、市立高等学校校長を民間から採用することをお伝えしました。
8月1日から始めた公募では、県内外から20人の応募をいただきました。その応募者に対して、有識者等からなる「審査・選考委員会」を設置して厳正に選考作業を進めてまいりました。
10月には第1次選考試験として書類審査を行い、論文内容や職務経験等により7人の第1次選考試験合格者を選びました。
ついで、12月中旬に第2次選考試験を実施しました。その結果、筆記・面接ともに優秀な成績を収めた1人を、採用内定者とし、事前研修を受けていただいております。
それでは、私から採用内定者として選ばれた方を紹介します。
豊橋市在住の杉浦文夫氏です。杉浦氏は昭和56年、当時の日本電装(現:デンソー)に入社。海外事業企画に多く携わり、平成6年、メキシコでの勤務経験をされました。平成7年、地元豊橋市に戻り、東愛知新聞社に入社、平成24年1月から、講演・執筆活動に取り組んでいらっしゃる方です。
市立高等学校では、「全人教育」を教育理念に掲げており、現在の山本秀人校長は、「市立の高等学校」の独自性から「地域社会を学ぶ」をキーワードとした「浜市(はまいち)版キャリア教育 浜市ふるさと講座」を展開するなど、教育理念の具現化を図っておられます。
杉浦氏には、こうした成果を引き継いでいただき、企業の国内外拠点で培った経営管理、新聞社で培った情報収集・分析・発信力を生かし、さらに、市立高等学校の生徒たちを世界に通用する人材へと育てていただけることを期待します。
私といたしましては、教育委員会と連携を図りながら、本市唯一の市立高等学校を今まで以上に特色ある、全国に誇れる学校にしてまいりたいと思います。

市立高等学校の校長について

記者:現在の山本校長の評価と、あと新しく就任される杉浦さんに、学校経営について、どのようなことをやってほしいのか、具体的にお聞かせください。
市長:山本さんは、地元金融機関でずっと人事担当をしてこられた方で、キャリア教育ということに、力を入れて取り組んでいただきました。
先ほどもご紹介しました浜市版キャリア教育として、「浜市ふるさと講座」を展開されたり、市立の教育理念である「全人教育」の理念に基づいて、民間で培ったノウハウを活かした学校経営をしていただいたと思っています。
今、こうしてできあがっている良い取り組みは継続していただきたいと思います。また、今度の杉浦さんは、非常に海外業務経験が長い方ですので、ぜひ、そうした国際社会に通用する人材の育成など、また新たな視点で、市立に新しい風を吹き込んでいただければ、と思っています。
記者:市長は人事で、こういうキャリア教育を重視するということで、相当色濃く自分の考え方を入れたのでしょうか。
市長:いえ。私が中身についてどうこうということではなく、山本さんの持っていた特徴を、市立高校の教育の中で活かしていただいたということです。私のほうから教育の中身について、あれこれ指示したことはございません。
記者:今回、再び民間からの校長を継続ですが、これはどういう意図でしょうか。
市長:前回、山本さんに校長にご就任いただいたことによって、非常にいい成果が出ております。やはり違う世界でいろんな経験を積まれた方が、教育界で活躍をしていただくということについては、私は大変良いことだと思っていますので、継続をしたいと思いました。
記者:当然、市の教育委員会も、そういう方向で(考えているのですね)。
市長:了承していただいているから、こういう結果になったと思います。
記者:過去にさかのぼって、山本校長を選んだときは、市長の意向がだいぶ働いたということですか。
市長:いいえ。私は最終的な選考結果で、この人を選びましたということを伺ったということです。民間校長を登用しようという基本的な考え方については、教育委員会に了解をいただいてそういう方向にしましたが、具体的な人選に関しては、一切関わっておりません。
記者:方向性としては、間違いないということですね。
市長:はい。

浜松市職員の酒気帯び運転について

記者:先日、職員の方が送別会の後で酒気帯び運転をして、現行犯逮捕されたという事案がありました。これについて、市長から一言お願いします。
市長:市民の皆さまを、大変落胆させ、ご迷惑をおかけしたことにつきまして、本当に心からお詫びを申し上げたいと思います。
あってはならないことで、私のところにも、市民の皆さまから、厳しいご意見のメールをいただきました。本来は、そうした社会のルール、規範を率先して守らなければいけない公務に携わっている私どもが、こうした事件を起こしてしまったということは、もう言い訳のできないことで、これを機に、もう一度徹底をして、綱紀粛正に努めていきたいと思っています。大変残念なことだったと思っています。
記者:再発防止策については、職場で徹底していくということですか。
市長:これはもう、徹底して意識に植え付けていかないといけません。軽い気持ちで、ということは、本当にあってはならないことですので、そうした気持ちにならないよう、職場で常に、お互いにそうした意識喚起をしていくということ以外にないのではないかと思います。

浜松商業高校での体罰問題について

記者:市の管轄ではないのですが、先日、浜松商業高校で体罰の問題がありました。市の所管している小学校、中学校、市立高校を含めてですが、そういった体罰に関しての今の状況は、市で把握されておられるのでしょうか。
学校教育部長:体罰につきましては、毎年、文部科学省へ報告をするものがあり、例年ですと年度末、3月までのものを翌年度以降に報告しています。
ただ、今回、こういった体罰の関係がありましたので、早めに調査をするということで、まず1月31日までということで、第1次の調査期間があり、さらに第2次として、去年の4月1日から今年の3月31日を対象期間として、調査をしているところです。
なお、今回は、本人、先生だけではなく、初めて保護者や児童・生徒への調査も行っています。結果を発表できるのは4月末になろうかと思います。
記者:今の調査範囲には小・中学校と、市立高校も入るわけですか。
学校教育部長:はい。
記者:児童、保護者を対象に調査をするのは、浜松市教育委員会としての対応ですか。それとも全国的にそうですか。
学校教育部長:これは浜松市としての対応になります。文科省からは、調査手法についての標準は示されていません。浜松市教育委員会としては、児童・生徒、保護者にもやっていきたいということです。

ものづくり特区について

記者:昨日、市議会の特別委員会で、ものづくり特区についての報告がありました。これに対して市長は満足されたのか、それともまだ課題はあるのかお願いします。
市長:結論からいきますと、今の法律の中で、相当農水省としても踏み込んでいただいたと(思います)。特区の趣旨を理解していただいて、かなり配慮していただいたと、大変評価します。
今回よく分かったのは、農地法にしろ、農振法にしろ、国権の最高機関が、国会の衆参の議決をもって決めていますので、規制緩和は事実上不可能ということです。もし規制緩和をしようとするならば、新たに浜松だけ規制緩和するというような法律、新法をつくって、それを衆参で議決をしていただかなければなりません。それは、現実的に無理なので、法律で決まっているものを規制緩和するのは、大変難しい、事実上不可能であることが、よく分かりました。
これからは全国一律で規制するようなものは、基本的な考え方については基本法として、法律で定めていただいてもいいと思うのですが、具体的な規制基準については省令等で定めていただかないと、規制緩和ができません。今回は、そういった法律の構造上の問題にぶち当たりましたが、そういう中にあって、浜松の件に関しては、農水省として柔軟に、法解釈の中で対応していただけるということでございますので、私としては高く評価します。
記者:特区制度の看板を掲げながら、市長がおっしゃったような形でしか結果が出ないということになると、特区そのものについて、意味があるのかないのかという話も出てくると思いますが。
市長:今言ったように、法律で規制が決まっているものを緩和するのは、事実上不可能ですが、省令で決まるようなものについては、規制緩和の余地はいくらでもあるわけで、あるいは国のいろいろな財政措置や支援策がございますので、私は特区自体が無意味だというつもりはありません。
ただ、本来の意味での規制緩和ということであれば、国が一律に規制の網を法律でかけるということ自体が、いかがなものかなという気がしておりまして、むしろそういうところを是正してほしいなと(思います)。具体的な規制基準については、省令等で決めていただければ、これは条例で上書きするということもできると思いますので、ぜひそのようにしていってほしいと、今回、つくづく感じました。

特別自治市の実現に向けて

記者:先日、市議会の施政方針の中で、改めて特別自治市の実現という要望をお示しされましたが、その実現のプロセスの中で、市長は以前、埼玉県の上田知事など、意欲のある首長と連合をつくりたいという趣旨のお話をされたと思います。そのあたりの現状の動きを教えてください。
市長:特別自治市の制度についての要望は、政令指定都市の市長会を核に、できれば中核市、特例市にも呼びかけて、政令市だけではない枠組みの中で、国に対して要請活動をしていきたいと思っています。その中で、特別市だけではありませんが、政令市が抱えているいろいろな制度要望や課題について、議員の方にしっかりと認識をしてもらうために、国会議員の会を再編成しようと考えており、今その準備をしているところです。指定都市の首長の皆さんのご理解が得られれば、私から近々、国会に働きかけていきたいと思っています。
また、上田さんと進めているのは、もう少し緩やかな連合体で、特別自治市ということよりも、自治体として自立していくという気概を持った自治体の首長に集まってもらって、いろいろ発信をしていく取り組みをしていこうということで、勉強会をやっているところです。
記者:設立の時期は(いつですか)。
市長:今、非公式に勉強会を重ねているところですから、今のところ、いつということは、ここでは申し上げられません。

川勝知事のマニフェストに対する評価

記者:6月に知事選がありますが、川勝知事のマニフェストに対して、今、県議会では、自民党は厳しい評価をされている一方で、民主党は高く評価をしています。一つのマニフェストの評価において、非常に見解が分かれていますが、同じくマニフェストを示されている市長としては、マニフェストを評価する際には、どういった手法が望ましいとお考えでしょうか。また、今の川勝知事のマニフェストによる動向については、どうお考えでしょうか。
市長:どういう視点で評価するかによって、当然少しずつ違ってくると思いますので、私はやはり、少し客観的に、そうした専門家でありますとか、あるいは市民の皆さまとか、いろんな立場の皆さんによる検証委員会といったものをつくって、検証されるのがいいのではないでしょうか。議会ですと、党派によって、いろいろな政治的な思惑も出てくると思いますので。もしそういう状況で混乱するようであれば、客観的な評価委員会をつくって、そこで正当に評価をしていただくということがよろしいのではないかと感じます。
記者:改めて、川勝知事の県政に対しては、市長はどう評価されますか。
市長:私は知事は、大きなビジョンを描いて、発信をしていかれることが、非常に大事だと思っていますので、そういう点では、よくやられているのではないかと思っています。
記者:市長の評価は、県議会で言えば民主党に近いということですね。
市長:いや。民主党はどういう評価をしているか知りませんので、分かりませんが、私個人としての評価です。
ただ、県政の細かな1つ1つの課題を、つぶさに評価、分析しているわけではございませんので、全体としての、今までの川勝知事の発信力や行動力を評価をしているということです。

第一弁天橋(天竜区水窪町)の撤去後について

記者:第一弁天橋は速やかに撤去が終わりましたが、その後はどうするのですか。掛け替えは考えているのですか。
市長:いや。迂回路もあると伺っていますし一日数名程度の利用だったということですので、これから多額の費用をかけて、新橋を架けるということはしないつもりです。そこは原田橋とはちょっと、認識が異なるということです。
記者:とはいえ、地元の人たちからすると、まったく使わなかったものでもないし、長く、40年間慣れ親しんだものでもあるので、愛着があったりという部分もあると思いますが、そのあたりのケアというか、説明はどうされるのでしょうか。
市長:そこは丁寧にしていかなければいけません。それはこの問題に限らず、例えば、施設の廃止を決めるときにも、当然そうした施設をご利用いただいている皆さんからは、反対の意見やいろんな思いがぶつけられるので、それはきちんとご了解をいただくということは必要だと思います。
記者:これについては、掛け替えないということですね。
市長:今のところそういう方針です。

 

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