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更新日:2023年12月1日

2012年10月定例記者会見

2012年10月30日

(鈴木市長コメント)

財団法人浜松市フラワー・フルーツパーク公社次期理事長候補者の選考について

それでは、財団法人浜松市フラワー・フルーツパーク公社次期理事長候補者の選考結果について、発表させていただきます。
浜松市では、フラワーパークの魅力度の向上とともに経営健全化を図るため、経営ノウハウに優れた方を理事長として登用することとし、公募により候補者を選考してまいりました。
平成24年9月5日から10月12日までを期間として公募したところ、県外も含め12人の方から応募をいただきました。
選考につきましては、庁内に設置した選考会議において、書類による一次選考会議、及び面接による二次選考会議によって、厳正な審査を行ってまいりました。
この審査の結果を受けて、塚本こなみさんを、公社の次期理事長候補者として決定することといたしました。
塚本さんにつきましては、経歴及び類似施設における経営改善の実績、また、花卉園芸の知識に基づいた提案力に加え、公益法人として目指す方向性の中で、花と緑の効果効用を応用した「公園福祉」への取り組みの提案を挙げるなど、フラワーパークの将来像を実現性の高い内容をもって明確に示されており、他の応募者より優れていたことを評価させていただきました。
塚本さんは、類似施設のあしかがフラワーパークを黒字化させるなど、フラワーパークの再生に向け大いに期待がもてる方だと考えており、今後は、公社の経営基盤の強化、経営健全化を含め、施設の魅力度向上にリーダーシップを発揮していただき、多くの方々に訪れていただける施設となるよう大いに期待しています。

津波避難シェルターについて

記者:先日、篠原町のさざんか保育園で津波避難シェルターを独自に導入したというニュースがあって取材したところ、個人でも津波避難シェルターを買おうという人がいらっしゃるようです。そういった動きが民間レベルで出てきていますが、市として、津波避難シェルターについて何か考えている部分はありますか。
市長:私どもも、現物を見ていますし、この前、保育園にも行ってまいりました。市としては、浸水地域の想定を踏まえて、対策していくことになろうかと思います。
危機管理監:津波対策については、いろいろな選択肢が考えられますが、(津波避難シェルターが出てきたことで)その選択肢が1つ増えたと捉えています。
記者:確かあそこは(海岸線から)400メートルも離れてないものですから、園長先生は「あれしかない」とおっしゃっていたのですが、例えば、沿岸の市施設へ、ああいった形の対策を施すことはあり得ますか。
危機管理監:市の支援というよりも、市民の皆さんの取り組みとしての広がりを期待したいと考えています。

石原都知事の辞職と新党立ち上げについて

記者:先日、石原都知事が辞意を表明して、新党立ち上げを表明されました。このタイミングでの石原都知事の動きは、今後の政界にどのような影響を及ぼすのか、市長としての所見をお願いします。
市長:報道でも、いろいろな評価が出ていますが、前々から都知事を辞めて、政界に復帰するのではないかと言われていましたので、新しい第三極の流れに向けて、また1つ、大きな力が加わったという感じはします。ただ、まだ連携のかたちも分からないし、政策の詰めもされていないようですので、少し様子を見ていかなくては分からないと思います。
記者:あのタイミングでの辞任発表については、どのように感じられましたか。
市長:次の選挙ということを考えれば、(辞任するなら)この数カ月のうちでしょうから、どこかで踏み込まざるを得なかったということでしょう。都知事の後継者問題についても、いろいろな方が水面下で動いていらっしゃるようで、どのタイミングで(辞任を)表明して、どう動くかというのは、いろいろ駆け引きがあるようですので。
記者:第三極としての橋下大阪市長の動きが、ちょっと沈滞化してきたタイミングでした。
市長:そうですね。個別の候補者の顔が見えてきたり、選挙に向けての動きが出てくると、また空気は多少変わってくると思いますが、一旦は凪(なぎ)というか、少し停滞したという感じはあります。
記者:石原都知事の求心力については、どう評価されていますか。
市長:(年齢が)80ですから、やはり相当厳しいと思います。見ると元気ですが、本当に高齢になっていますので、周りの人がどれくらい結集して、支えていくかということにかかってくると思います。
記者:石原都知事が首長を任期途中で辞めてしまうということについて、市長はどう思われますか。
市長:それはやはり任期いっぱいやられるのがいいのでしょうが、石原さんの言葉では、都政の中でやろうとしていたいろいろなことが、国の仕組みの壁にぶち当たって、今は日本を大きく変えていかなければいけない、壁を打破しなければいけないということで、立ち上がったということです。これについては、私は大いに共鳴します。
途中で都知事を辞めるということは、いろいろな影響はあろうかと思いますが、それ以上のやらなければいけないことに向けて立ち上がったということは、私は理解したいと思います。
今回は、ちょうどそういうタイミングなので、ここで立ち上がらないと、機を逸すると思います。今までの、政治家としての石原さんの集大成だろうと思いますので、それは私は認めたいと思います。

浜松市フラワー・フルーツパーク公社次期理事長候補者について

記者:塚本こなみさんは、常勤なのか非常勤なのかということと、あしかがフラワーパークを辞めてこちらに来るということで考えてよろしいのかということと、塚本さんにはあしかがフラワーパークでの実績があるようですが、具体的にどういうところに期待をしているか、の3点についてお願いします。
花みどり担当部長:塚本さんの今の希望は、非常勤として勤務をしたいということと、あしかがフラワーパークには園長として、まだ当面の間、関わっていくと確認しています。
市長:期待という面では、集客力を上げて、フラワーパークを活性化させるということですので、今まで培った園芸の知識やセンスなどを基に、いろいろな取り組みをされてきた実績がありますから、そういうことをフラワーパークでも大いに発揮してほしいと思っています。

浜岡原子力発電所事故に対する防災計画について

記者:先日、国から浜岡原発で事故が起きた場合の、放射能汚染の予測図が発表されましたが、浜松市として独自に防災計画を立てられる予定があるのかどうかをお伺いします。
市長:国のシミュレーションを受けて、これから県がUPZ(※1)の範囲を決めると伺っています。県も含めて、市町の原子力防災対策研究会でいろいろ議論をされていくということを伺っていますので、我々としてもこの中で対応を決めていくということになろうかと思います。
※1緊急時防護措置準備区域。原発から半径30キロメートル圏内で屋内退避などが必要な防災対策の重点地域のこと。
危機管理監:先日の発表ですと、どのような状況で防護措置を発動するのかということや、防護措置の具体的内容など詳細については示されていません。そうしたまだ定まっていないことも含めて、今後、県が主催する市町の原子力防災対策研究会において、いろんな面で研究、協議を、我々も入って重ねていきたいと考えています。
記者:今研究会のお話がありましたが、事故が起こった場合に備えて、どの程度の準備が必要なのか、浜松市として独自の対策を検討する予定はあるのでしょうか。
危機管理監:浜松市がPPA(※2)に含まれる可能性はありますが、独自に検討というような、具体的なところにはまだ至っておりません。
※2放射性ヨウ素防護地域。原発から半径50キロメートル圏内で、甲状腺がん予防のため、住民の屋内退避や安定ヨウ素剤の服用を考慮する地域のこと。
市長:ヨウ素剤の用意や、屋内退避をどうするかといったことになろうかと思いますが、範囲に含まれれば、当然我々も対応していくということになろうかと思います。
記者:今現在、もし含まれた場合はどうなるのかということについて、事務的に何か検討、研究をしているところはありますか。
危機管理監:研究会には今までも参加をしておりますので、そうした中で、合わせて研究をしていきます。
市長:もし決まれば、粛々とやっていくということになると思います。

ゆるキャラグランプリについて

記者:『ゆるキャラグランプリ2012』にエントリーしている『出世大名家康くん』が大変健闘をしています。
市長:はい。いろいろなところに投票のお願いをしています。グランプリを取ると、注目が集まりますし、いろんな意味で波及効果が出てまいります。
『出世大名家康くん』は単なるゆるキャラではなくて、「出世城」「出世の街」という、今の浜松全体のPRのコンセプトの中に位置づけられたキャラクターです。家康くんは全国に発信していきたいので、そのためには大変いい機会ではないかと思います。
今の状況ですと、なかなかグランプリを取るのは難しいのですが、なるべく上の順位に行くように、皆さんに今、お願いをしているところです。
記者:目標順位は。
市長:1つでも2つでも上に行きたいです。投票の締め切りが、あと2週間ぐらいに迫ってきていますので、(現在1位の)『いまばりゆるきゃら バリィさん』を抜くのは、今からではちょっと厳しいと思いますが、私も必ず毎朝、まず投票を済ませて1日をスタートさせておりますので、皆さんにもご協力をいただきたいと思います。

日韓欧多文化共生都市サミットについて

記者:浜松でサミットが開かれたことの意義と、ほかの都市の意見を聞いて、浜松市が改めて目指すかたちや、それに向けて足りないところなど、市長自身、認識したところがあれば教えてください。
市長:今まで多文化共生の施策は、どちらかというといろいろな問題に対処していくことが主でした。例えば、子どもたちの教育の問題や、いろんな在住外国人の方の生活支援の問題といったものに、いかに自治体として対応していこうかというスタンスでした。そして、自治体だけではできないから、外国人集住都市会議のような組織をつくって、国に制度改正などを要望してきました。前回、1月に日韓欧の『多文化共生都市国際シンポジウム』が東京で行われましたが、この趣旨は、そうした今までの外国人市民に対するいろいろな問題に対する対処よりも、いろいろな多様性を生かして、むしろプラスに考えて、まちづくりや都市の活性化に生かしていく方向に転換していく必要があるということで、シンポジウムのまとめがあったわけです。
それを受けて今回、浜松市で第2回目のサミットを開いたということですから、我々もこれから少し頭を切り替えて、もちろん個別の問題に対応することは、やらなければいけないですが、外国人市民の持つ多様性を、いかに都市の活性化やまちづくりに生かしていくかという観点で、少し多文化共生というのを考えていく必要があると(思います)。
そういう点では、ヨーロッパは一日の長がございますので、いろいろな事例をしっかり勉強をさせていただきながら、あるいは、韓国は国を挙げてこれをやっていこうということで取り組みをしていますので、各国各様の取り組みというのは、我々にとっても大いに参考になったと思います。
今までのように、ブラジル人市民が住んでいる都市だけではなくて、オールドカマーといわれる人たちが多く住む自治体との連携(を考えています)。新宿や大田区など、東京の区長からも、ぜひ今度は自分たちも外国人集住都市にオブザーバーでもいいから参加をしたいと申し出をいただいていますので、これから国内でも、そうした輪を広げていければと思っております。
こういう時期ですが、韓国からも多くの都市が参加をしていただきましたので、本当に良かったと思っています。

行政区の再編について

記者:行政区の再編に関する市民アンケートの件なんですが、当初は10月にアンケートの中身を考える市民会議を設ける予定が、議会からいろいろな意見が出て、現状、保留状態になっているかと思います。このアンケートについて、今後どうしていくのかお伺いします。
市長:いま正に議会との調整をしているところです。今度、特別委員会でしっかり議論をして、議会としての方向性や結論を出してもらう方針です。
記者:当初の、1月にアンケート実施という方針は変わっていないということですか。
企画調整部長:私どもとしては、その方向で考えていますが、予算を可決していただいたときに、付帯決議をいただいているものですから、議会と調整をしているところです。
記者:市長としては1月というタイミングにはこだわりをお持ちでしょうか。
市長:どうしてもそこでやらなければいけないということではないと思いますが、時期の目安もなくなって、ずるずると後ろにずれていくことは問題ですので、一応、決められたスケジュールは守っていくという方向で、調整していきたいと思います。
ただ、付帯決議の件もありますので、時間的な中で、調整が済むかどうかというのは、今後議会との中で見極めていきたいと思っています。
記者:仮にずれても何とかなると考えていますか。
市長:今ここでやむを得ないとは言えませんが、付帯決議の件は無視できません。調整次第ということになります。

野田政権について

記者:昨日、首相が所信表明演説で、政権維持に意欲を示しましたが、友人として、また元民主党議員としてどのように考えていますか。
市長:長い付き合いですから、彼の性格から考えると、いつまでもずるずる政権にしがみつくことはないと思います。『追い込まれて解散をするのは嫌だ、主体的にやるなら解散したい』と言っていたので、今は懸案の3つのテーマである特例公債、議員定数の問題、国民会議の設置法案をやれば一定の目途がつきますので、そうなれば私は、早期に解散に踏み切るのではないかと思います。ただ、これは絶対に本人は言いません。そこは頑固ですので、年内だとか時期については、今後も口が裂けても言わないと思います。
ただ、気持ち的には早くそれを仕上げて、次の段階へ進むという思いはあるのではないかと(思います)。来年もずるずる、通常国会もしがみついていくということは、考えにくいです。そこは前原さんも発言しましたが、私もそんな気がします。
記者:市長も早期に解散すべきだと考えますか。
市長:私もずるずる行くべきではないと思っています。やることをさっさとやって、節目が来たら解散すべき。社会保障と税の一体改革について成し遂げましたので、私はもうあれで大きな山を越えたと思っていますので、あとは積み残しの3件だけやれば、野田首相はもう、1つ区切りを付けたほうがいいなと思います。
記者:最近、野田首相と何かお話はされましたか。
市長:この前電話で話しましたが、元気でした。
記者:この前というのはいつ、どんなこと話されたんですか。
市長:2週間くらい前ですか。あまり政局の生臭い話はしないものですから、そのときも確か、追い込まれての解散は嫌だねというようなことは言っていましたけどね。
記者:そういう話をされたのですか。
市長:大変だねという話くらいはしますが、性格はよく知っていますので、いろいろ根掘り葉掘りどうするんだという話をしても、私にも言いません。私も解散をいつにするのか、今後どうするんだということも聞きません。それはお互いの不文律のことです。

 

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