更新日：2023年12月1日

平成24年9月補正予算会見

2012年8月30日

（鈴木市長コメント）

平成24年度9月補正予算案の総括

会計別の補正額ですが、一般会計の補正額は68億6,000万円の追加で、補正後では2,761億5,900円となるものでございます。
次の特別会計は、3億6,510万円の追加で、補正後では2,019億4,078万8千円となるものでございます。
また、企業会計は1,123万5千円の追加で、補正後では649億7,427万1千円となるものでございます。
一般会計、特別会計、企業化池をあわせました今回の補正額は72億3633万5千円の追加で、補正後の総額は5,430億7,405万9千円となるものでございます。

平成24年度9月補正予算編成の基本方針

今回の補正予算は、津波避難タワー・マウンドの整備や民間企業等による津波避難施設整備などに要する経費を追加するとともに、津波対策事業基金を創設するほか、台風4号による被害等に対応するための災害復旧費や国庫補助事業等の内定に伴う事業費を措置するものなどです。
また、フルーツパーク指定管理者の指定に伴う指定管理運営費や、給食調理業務等委託費などの契約準備期間を設ける必要のある事業に対する債務負担行為を設定するものです。
津波対策事業基金の設置については、一条工務店からの寄附の申出を受けて県が実施することとした、浜松市沿岸の防潮堤整備に関連し、浜松市に対して寄附をしたいとの意向を持つ企業があることなどから、市としても受け皿を用意することといたしました。
企業及び市民の皆さまには、防潮堤の整備などの津波対策に対し、幅広くご寄附いただきますようお願い申し上げます。
その際、長期の事業でもありますので、企業の経営状況等を勘案し、3年など複数年にわたるご寄附も歓迎いたします。
なお、市としても、財政状況を踏まえながら、今後津波対策の財源として、基金への積み立てを行っていく所存であります。

防災対策について

記者：昨日、内閣府から南海トラフ巨大地震による津波高・浸水域等および被害想定が出ました。今回の補正には、マウントの整備、タワーの整備などがありますが、十分な効果が得られるのかどうか。それから、今後の補正や、来年度の当初予算の策定に向けて、どういった被害想定に基づいて取り組まれるのか教えてください。
市長：国の想定はしっかりと受け止めますが、我々も独自にシミュレーションを行い、暫定的な津波浸水地域を出しており、これまではそれをベースに整備計画等を作り、対策を進めています。（国の被害想定は）概ね私どものシミュレーションと大きな差異がなかったということで、引き続き今行っていることを、今後もやっていきます。必要なところへのマウンド・タワーの設置、それから今、検討を進めている防潮堤の整備、これらが完成しますと、相当程度津波のパワーを減じる、あるいは防げることが期待できますので、そうしたことを合わせ技で、しっかりやっていきたいと思っています。
記者：今の防潮堤の絡みですが、基金を待って助成という流れが組まれています。市として、当面1億円ということですが、だいたいどれくらいのボリュームの基金を、中長期的に見込んでいますか。
市長：市に寄付をしたいというお申し出がいくつかございますので、それの受け皿ということで（基金を）設置します。今のところ特に、目標を決めて想定をしているものではありません。
記者：タワーは新たに2カ所設計されるということですが、浜松市のどんなところに設置されるのでしょうか。
財務部長：今のところ、法枝町の元町浜公園と三新町の民有地を想定をしています。
記者：民有地は、一般の方が所有している土地の提供を受ける形ですか。
財務部長：そうです。
記者：設置区は1区ですか。
市長：はい。（両方とも）南区です。
記者：工事費を付けた分に関して、いつぐらいまでに作りたいという、めどはありますか。
財務部長：今具体的な設計をしているところで、土砂の確保等の話もありますので、まだめどは立っていません。

フラワー・フルーツパーク公社の指定管理について

記者：指定管理者として時之栖（ときのすみか）を決定したということですが、時之栖を選んだ理由を教えてください。
農林水産担当部長：3つのグループから提案があり、時之栖の提案内容が、一番多くの入場者数が期待できることと、指定管理料につきましても、一番低い金額であったことなどから総合的に判断し、決めたと聞いております。
市長：大変実績のある事業主体ですし、西部への初の事業展開ということで、大変意気込みがあるとも伺っております。我々としても、民間のアイデア、知恵をふんだんに導入していただいて、活性化をお願いしたいと思っております。

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