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更新日:2023年12月1日

2011年11月定例記者会見

2011年11月28日

(市長コメント)

職員の不祥事に対するお詫び

11月25日に本市の職員が収賄容疑で逮捕されるという事態が起こりました。市民の皆さまには本当にご迷惑をおかけするとともに、公務に対して大きく信頼を損ねましたことについて深くお詫び申し上げます。
事実関係を現在捜査しているところですが、詳細がはっきりしましたら、厳正に処分してまいりたいと思いますし、また再発防止に向け、しっかりと対応してまいります。

「津波避難ビル」の指定及び緊急速報「エリアメール」の運用開始について

東日本大震災の教訓から、浜松市では12月1日付で、市民が津波に襲われた際に、民間ビル等を一時的な避難場所として利用できるよう所有者等と協定を結び、津波避難ビルとして指定します。
なお、現時点での指定見込み棟数は約200棟です。
また、民間津波避難ビルの所有者様に際しましては、協力に対する感謝の気持ちとして、12月14日(水曜日)に感謝状の贈呈を予定しておりますので、併せて報告させていただきます。
今後も継続して、津波避難ビルの指定に努め、市民の安全、安心を図ってまいりたいと考えております。
次に、市民への情報伝達の手段として、株式会社NTTドコモの協力を得て、避難勧告等の災害・避難情報を伝達する緊急速報「エリアメール」の運用を、12月1日(木曜日)から開始します。
この緊急速報「エリアメール」は、NTTドコモの携帯電話利用者向けの災害情報伝達手段で、浜松市内の「エリアメール」受信機能を持つ全てのドコモ携帯電話に情報を配信するシステムです。
特徴として、メールアドレスを用いずに、エリア内のドコモ携帯電話へ直接配信する仕組みのため、回線混雑の影響を受けずに即座に受信することが可能となります。
配信情報は、災害時の「避難準備情報」、「避難勧告」、「避難指示」及び「土砂災害警戒情報」を予定しており、全市一斉もしくは行政区単位への配信ができますので、地域性に即した情報伝達が可能となり、情報伝達や避難行動の迅速化、強化が図れるものと考えています。

「津波避難ビル」の指定及び緊急速報「エリアメール」の運用開始について

記者:津波避難ビルの指定は12月1日ということですが、運用も同じく1日からということでよいでしょうか。
危機管理監:協定は12月1日からですので(そうなります)。また、12月4日に地域防災訓練がありますので、そういった訓練時にご活用いただければと思っています。
記者:緊急速報「エリアメール」ですが、登録は不要ということなのですね。
危機管理監:不要です。
記者:NTTドコモ以外の事業者は(同様のサービスはありますか)。
市長:今のところこのサービスを提供しているのは、ドコモだけということです。
危機管理監:はい。他の大手2社については来年、サービスを開始すると聞いております。
市長:そうなれば我々としても全部やっていきたいと思っています。
記者:避難ビルの話で、200棟ということですが、これは予定よりも多かったのでしょうか。それとも少なかったのでしょうか。
市長:まずまずです。適格性があると思われるビルについては、大体ご同意いただいていると思います。
危機管理監:(公共施設も入れて)全体で559棟の対象のところ、同意をいただいたのが今回の約200棟です。現在、検討中の方々もいらっしゃいますので、さらに増えると思います。全体の割合とすると市長が申し上げたとおり、まずまずの数と思います。
記者:(避難ビルには)例えばステッカーを貼って市民の方にわかりやすくするような取り組みはされますか。
市長:『津波避難ビル』というような表示を設置させていただきます。
記者:いざというとき、ビルに鍵が閉まっていて避難できないようなケースも想定されます。例えば焼津市の場合は、非常時は窓をたたき割ってもビルに入れるようなシステムをつくったということですが、その辺りに関してはどのようにお考えでしょうか。
危機管理課長:その辺りのことは、所有者の方との議題にしています。オートロックのビルで、やはり不同意の方もいらっしゃいますが、今回協定を結んでいただく方々は、そういった部分も解消されていますので、大丈夫と思います。
記者:(協定を結んだビルを)ホームページなどで一覧で見ることはできますか。
危機管理課長:プロットという大きな形で見ていただくことは可能です。大体どのような分布をしているかというようなことについては、それで確認ができます。

職員の不祥事について

記者:市の職員が逮捕された件で、市長は「再発防止に向けてしっかり対応する」とおっしゃいましたが、再発防止に向け、具体的な話し合いや、検討されている内容があったら教えてください。
市長:(具体的なことは)これからですが、2つあります。
1つは、改めて職員の倫理をしっかりと持ってもらうため、綱紀粛正に向けた取り組みを行うことです。もう1つは、例えば全業者のリストを渡して特定の業者をあっせんしないとか、複数で対応するといったことなど、こういったことが起こらない仕組みを作ることです。そうした制度的、あるいは仕組み的なものと両方で対応していかなければなりません。
記者:今回の容疑を持たれている職員は、特定の業務をずっと担当していたということですが、その辺りの人事のあり方について、何か改善点を考えていますか。
市長:(当該職員が在籍していた部署は)非常に専門性が要求される部署ですから、(担当者を)ころころ変えていくというわけにはいかないと思いますが、特定の人に頼り切らないよう、改善していく必要があると思います。
記者:今の話で、逮捕された職員は再任用とのことでした。再任用の場合、もとの部署に置くのか、それとも他の部署に置くのか、そういうところも検討されますか。
市長:それも含めて見直さなくてはいけないです。
総務部長:今回の場合は、経験を(生かす)ということで再任用時に引き続き(同種の業務を担当)でしたが、今後のあり方は検討していかなければいけないと思っています。
市長:非常に特殊で、未経験者がすぐ引き継げるものではない業務であり、やはり経験が大きく影響するということで、逮捕された職員に頼り切りになっていました。これは大きく反省をしなくてはいけないと思います。
記者:逮捕された職員は再任用ですが、退職金は返還ということになるのですか。
総務部長:退職手当の条例に基づいて対応することになりますが、禁固以上の刑に処せられた場合については退職金の返納ができるという形になっておりますので、今後の状況を見極めながら対応をしていきたいと思っています。
記者:(逮捕された職員は、事業者と)かなり長年にわたって付き合いがあったという報道があります。それなのに、(これまで収賄の事実を)見抜けなかったことも問題と思うのですが、市長はどのようにお考えでしょうか。
市長:一部の人にその業務が偏っており、チェック機能が働いていなかったことが大きいと思います。今後そうしたところを改善し、今回のようなことが起こらないような形に改善していくつもりです。
記者:一方で、今までのこういう贈収賄事件では、例えば地位を利用したケースが多かったと思いますが、今回はケースが違って、いわゆる一般の職員でもこういうことができてしまうという問題点が浮き彫りになったと思います。その辺りはどのようにお考えですか。
市長:今回のケースは民間の業者を民間の方に紹介したということで、盲点のようになってしまった部分はありますが、公務の延長線上にあるということをしっかりとらえ、特定の業者を紹介することなく、リストを渡してあとは先方に選んでいただくなど、市があまり深く介在しないようにしないといけないと思います。

大阪府・大阪市ダブル選挙の結果について

記者:大阪都構想を掲げる大阪維新の会が両方を制した形になったのですが、どのように受け止めていますか。
市長:今漂っている閉塞感を吹き飛ばしてくれる、大きな改革に向けて力を発揮してくれるという期待感が、今回の結果につながったという印象を受けます。
私も国会議員から市長になって、日本は地域主権改革が進んでいないことを痛感しておりますので、そうしたものを進めるための大きな力になってくれるのではないか、と期待しています。
記者:市長は指定都市市長会で特別自治市を提唱していますが、橋下さんは今で言う府県を強化する形での大阪都構想を主張されています。その辺りで矛盾はないのですか。
市長:大阪都構想には、まだ具体的になっていない部分もありますが、橋下さんは府の権限を強化するというよりも、二重行政を解消し、特別区のような形にして基礎自治体の権限を強化していくということをおっしゃっていますので、(府と市を)ドッキングするようなものではないと思います。
実は我々も特別自治市のことを議論する中で、横浜や名古屋、大阪という、極端に巨大な政令指定都市をどう位置付けるのか、ということを課題としています。私は特別自治市とは別に、もう一つ大都市制度を用意することも必要ではないかと思っています。そこについては、これから橋下さんも指定都市市長会に来られると思いますので、いろいろ議論させていただければと思います。
私の考えですが、大き過ぎる大阪や横浜、名古屋は分割する必要があると思っています。ただ、それらの都市を分けるのは現実的には難しいでしょうから、別途、大都市制度というものを用意する必要はあると思います。そこはこれから調整を図っていけると思いますが、いずれにしましても国の法律の問題が絡んできますので、突破口を開いていくために、(橋下さんのような)エネルギー、パワーを持った人が出て来られることは、私にとっては非常にありがたいと思います。 

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