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更新日:2025年4月21日

令和7年4月11日定例記者会見

2025年4月11日

(中野市長コメント)

大阪・関西万博を機会に「21世紀のものづくりのシンボル」の街として、世界への発信を強化~「産業ツーリズム」を喚起し、世界から投資を呼び込む~

いよいよ明日開会式、明後日からスタートいたします、大阪・関西万博をきっかけとしまして、「21世紀のものづくりのシンボルの街 浜松」を世界へ発信強化していきます。産業ツーリズムを喚起し、世界から投資を呼び込むよう取り組んでいくものです。今さら申し上げるまでもないですが、浜松市は非常に厚い産業基盤を有する街であり、日本を代表する世界企業・大企業から固有の高い技術力を持っている中小企業まで、非常に数多くの企業が浜松に集積をしています。そういった中で浜松市では、多くの海外の皆さまが今回の大阪・関西万博に来日される機会を捉えまして、産業を中心とした「21世紀のものづくりのシンボルの街 浜松」を積極的に海外の皆さまに情報発信をしていこうと考えているところです。

浜松は、古くは繊維産業が盛んな遠州地方の中心地として栄えておりまして、その後自動織機、さらにはオートバイ、自動車ということで製造業が進化・発展を遂げてきました。またスズキのインド進出により、現地では大きなシェアを獲得するなど、この地域の産業国際化もどんどん進んでいます。それから、「テレビの父」と言われております高柳健次郎氏の世界で初めてブラウン管に「イ」の文字を映し出した技術が、浜松の光産業の礎にもなっています。また日本の楽器産業の発祥の地でもあるということで、今でもヤマハがピアノ生産台数世界一の実績を誇っています。そして最近ですと「空飛ぶクルマ」など、未来に向けた産業の芽生えもあります。市としましても、これまでもベンチャー企業を支え、育成する制度を整えて、ベンチャーの育成にも取り組んできています。また一方で、世界的に関心が高まっている脱炭素経営に向けて「経営支援コンソーシアム」も最近活動を活発化させている状況にもあります。このように、浜松市の産業は高いポテンシャルを誇っていますし、また一方で浜松は東京と大阪のちょうど中間地点にもございます。おそらく大阪・関西万博に来られた海外の皆さまは、大阪だけで帰るのではなくて、東京にも足を運ばれる。その中間地点が浜松という、そういった地の利もございます。これを生かしまして、この大阪・関西万博を契機として来日される、特に海外の経営者の皆さまやエンジニアの皆さま、さらにはさまざまな研究者の皆さまをぜひ浜松へということで誘客を目指していきたいと考えているところです。

具体的な取り組みでいくつか申し上げますと、まず1点目としましては、海外のメディアや企業関係者の皆さまを招聘する視察ツアーを企画していきたいと考えています。実際に浜松に来ていただく海外の皆さまには、各企業や企業ミュージアムなどを見学ツアーに組み込んだ、滞在時間に合わせたオーダーメイドの視察ツアーを提案していきたいと思っています。

2点目としましては、英語版のウェブサイトを立ち上げまして、自動車、楽器、ITさらには空飛ぶクルマなど、浜松市にあるグローバルな大企業から中小ベンチャー企業に至るまで、さまざまな企業が集まる浜松市の実力や将来性を、ウェブサイトを通じてアピールしていきたいと考えています。現在でも産業や観光に関するウェブサイトはいくつかありますが、改めて今回大阪・関西万博などをきっかけとして来日される海外の皆さまにわかりやすい形で整理をし直し、しっかりと浜松の魅力を伝えていくことができるウェブサイトを公開していきたいと思っています。

3点目としましては、この大阪・関西万博の期間中に日本を訪問された外国人のビジネスパーソンの皆さまに向けまして、浜松市の産業・観光に関するイベントをSNSでお知らせし、浜松を訪れるきっかけとなるような広報活動を展開していきたいと考えています。

4点目としましては、この市役所1階に産業紹介コーナーを設置したいと考えています。既に発表させていただきましたが、まもなく浜松市役所1階にエヴァンゲリオンの立像を設置することとしています。それを目当てに訪れる海外のお客様も多分増えると思っていますので、その期間に合わせて浜松市のものづくりの歴史や産業そのものを紹介するコーナーをこのエヴァンゲリオンの立像の隣に設置をしようと思っています。

このように大阪・関西万博の開催を契機といたしまして、浜松市の産業・観光をより多くの皆さまに知っていただく施策を展開いたしますとともに、市内企業はもとより市民の皆さまにもご協力いただきながら、関係者一丸となって国内外のお客様を温かく浜松にお迎えしたいと考えているところです。大阪・関西万博には、6月にあります静岡県の食のPRイベントで、浜松市もブースを出しますので、その際私もお邪魔をして宣伝をしたいと思っておりますし、また9月になりますと、1日浜松市のPRを予定しておりまして、音楽の都・浜松のPRを行いたいと思っております。このように私も直接、大阪・関西万博の会場に出向いてPRしたいと思っておりますし、またそれに先立ち、先週私が東京に伺いまして、各国の大使館、具体的にはマレーシア、シンガポール、ポルトガル大使館にお邪魔して、各大使に「こういった取り組みを浜松でさせていただきます」と宣伝もいたしました。非常にご理解をいただいておりまして、そういった国々から大阪・関西万博へお越しのビジネスマンの皆さまには、大使館からもおそらく情報提供いただけるのではないかと期待しているところです。

またこれから先、具体的に既に決まっているところですと、6月には南インドの皆さまに産業ツーリズムとして浜松へ来ていただくことが決まっています。浜松の地域だけではなく、日本全体の産業、その発展を支えてきた浜松市の産業を観光資源といたします「産業ツーリズム」の需要を今回喚起いたしまして、産業ツーリズム、また産業ものづくりのシンボルの街、そういった地位をしっかりと確立するとともに、海外からの投資拡大を目指して取り組みを進めていきたいと思っているところです。ぜひ皆さまにおかれましても、この情報発信にご協力いただきたいと思っています。よろしくお願いいたします。

 

質疑応答

大阪・関西万博を機会に「21世紀のものづくりのシンボル」の街として、世界への発信を強化~「産業ツーリズム」を喚起し、世界から投資を呼び込む~

記者:将来的に海外からの投資拡大を目指す事業だと思いますけれども、ターゲットとしている業種や国はあるのでしょうか。
市長:特に今の時点で、この国あるいはこの業種にと考えているわけではないですが、浜松は特に輸送用機器や楽器、光エレクトロニクスという点でアドバンテージを持っている地域ですので、そういった既存の技術あるいは企業の蓄積が生かされるような産業にぜひとも入ってきてもらいたいと思っています。また国ということで申し上げれば、既に浜松から進出をするという形で関係がある国もありますので、まずはそういったところを中心として、ただそれだけではなくて、浜松の持っているポテンシャルを生かしたいという国、産業があれば大歓迎をしていきたいと思っています。

記者:先ほどの海外メディアや企業関係者を招聘する視察ツアーに関して、オーダーメイドでということだったのですが、一例といいますか、どんな企業をこんなふうに回られてといったモデルケースをご提示いただけますでしょうか。
市長:もし輸送用機器の関連産業を見たいというようなことがあれば、まず既存の物として、例えばスズキの歴史館など企業ミュージアムが既にありますので、まずはそういったところが入門編としてあり、その上でこの地域には、世界でここにしかない技術を持っている会社あるいは結構なパーセンテージで世界シェアを抑えている企業もいくつかありますので、そういった企業の中で、企業秘密であまり表に出せない部分が当然あるにしても、見せてもいいよというところがあればご案内をして、「実はこういう技術力、産業力があります」ということを知っていただく機会に結びつけていきたいと思っています。

記者:まだこれからかもしれませんが、現時点で例えば大手だけではなくて、本当にすごい技術を持った2次3次の会社があったとして、もうそういう会社にはお声掛けして、承諾したリストのようなものがある状況でしょうか。
市長:主だったところで既にこちらからお声掛けしているところもありますし、これから広くお声掛けさせていただいて、「ぜひ見に来てください」や「見に来てもいいよ」など、そういったお申し出をいただきましたら、実際海外からのお客様のニーズに合わせて、うまく繋いでいきたいと思っています。

記者:オーダーメイドというのは、向こうにどのようなリクエストがあるかをしっかりとヒアリングした上で準備をしていくというような流れで想定されていますか。
市長:そうなります。実際にどういったところを見たいのか、ご要望があるのかをしっかり踏まえた上で、意義のある訪問になるように、こちらとしてもツアーを組み立てていきたいと思っています。

記者:少し細かい話になりますけれども、企業博物館はそんなにアクセスが難しくないと思いますけれども、例えば工場見学やマネジメントの人たちとの面談みたいなところまで可能であればセットする形でしょうか。
市長:実際どれぐらいのニーズなのかにもよりますが、例えばすぐにでも浜松の企業と取引を始めたいような方が来られるのであれば、かなり深く入って繋いでいくということもしたいと思いますし、まずは浜松がどういうところなのかを知るところから始められる方には、企業秘密を開示するようなことはさすがにできないので、特徴的なところをいくつか見ていただいくというような形になるかと思っています。

記者:どちらかというと入門編的なニュアンスの方が強いイメージですか。
市長:こればかりはやってみないとわからないので、元々浜松のことを既にご承知の上で、ぜひ見せてと言ってこられる方は、少しディープなところまでということになってくるかと思っています。

記者:ややテクニカルな話ですけれども、ヒアリングを市の職員の方がされて、行き先との調整も市でやられると思いますけれども、例えばバスの手配や弁当をどうするか、場合によっては泊まりも発生して1泊2日でやりたいような場合は、手配の業者が入られるのでしょうか。
産業部長:ツアー会社が入って全体を組んでいれば、そこの会社でコーディネートしていただけると思いますし、ある程度個人客というよりはまとまった人数を想定しておりますので、その皆さまのオーダーに応じて、そういったところをご紹介するケースもあると思っています。おそらく多くのものは会社が入っていると思いますので、そこと話をして調整していく形になるかと思っています。

記者:既に南インドの方々が来られることが決まっているということでしたが、これはどんな分野の業界の方なのかというのが一つと、もう一つは黙っていてもなかなか来てくれないと思いますけれども、この産業ツーリズム視察ツアーの働きかけはどのようにやられるのでしょうか。
市長:働きかけ自体は、先ほどもご紹介をしましたウェブサイトやSNSを使って海外の皆さまへの情報発信を行いますので、そういった中でアピールをしていきたいと思っていますし、加えて大阪・関西万博の会場でも、先ほど言いました県あるいは市のPRイベント、また各国の大使館を回った時に、それぞれ各国のパビリオンでも何かやらないかというようなことをオファーいただいていますから、そういった各国パビリオンで、浜松の宣伝も可能であればやらせてもらいたいと思っています。
産業部長:南インドは、その地域の多様な業種の経営層の皆さまがご関心があるということで、浜松市に来たいと言っていただいておりますので、その中身についてはこれから先方と調整をして、どのようなところをご案内するかを決めていきますけれども、インドとの関係は別事業でも進めていますので、しっかりと魅力を伝えられると考えています。

記者:回られた大使館は、マレーシア、シンガポール、ポルトガルの3カ国ですけれども、浜松との繋がりで言うとあまり聞いたことない組み合わせの3カ国ですが、これはどういうことでこの3カ国なのでしょうか。
市長:今回お時間をいただけたところということではありますけれども、例えばマレーシアということでいえば、浜松の企業も結構進出をしていて、例えばローランドは多分マレーシアの工場が今基幹工場になっているかと思いますが、そういった繋がりもありますし、また一方で、今具体的な数字を最近のところは把握してないですけれども、かつては技能実習などでマレーシアから浜松に来ていただくなど、繋がりがある方々も結構いらっしゃいます。それこそ十数年前は、アブドラ元首相が退任後に、浜松市で活躍中の技能実習生の激励で浜松へ来ていただいたということも確かあったように記憶しておりますので、そういう点で実は繋がりが結構ありまして、その一方で今マレーシアは東南アジアの中でも非常に飛躍的に高度化が進んでいる国ですから、我々から出て行くだけじゃなくて向こうから来ていただくということもこれから十分ありうる国だと思っています。そのようなこともあって伺いました。シンガポールは申し上げるまでもなく日本よりも遥かに所得水準も高くて、金融やサービスの面をはじめとして活発なところでありますから、そういったところに浜松と関わりを持っていただくことは非常に重要でもありますし、またポルトガルは、ご承知のとおり、浜松はブラジルの方々が非常に多くいらっしゃる地域ですので、ポルトガル語は結構通用するというのもあります。鉄砲伝来のイメージかもしれませんが、あの時代から含めて先端的な技術を持った産業がある国でして、ただ、日本との繋がりはあんまり表には出てこないですよね。せっかくそういう技術のある国ですから、我々と組める要素はいくらでもあると思っていますので、そのようなこともあって、今申し上げた3カ国は回らせていただいて、大使と直接お話もさせていただいたところです。大使の皆さまには「浜松はよく通りかかるけど、降りたことはない。浜松ってこんなところだったのか、一度ちょっと行ってみたいね」と言っていただきましたので、またぜひ情報発信をして、多くの国のビジネスマンの皆さまに立ち寄っていただけるように進めていきたいと思っています。

記者: 1点だけ補足をお願いしたいのですが、世界から投資を呼び込むということですが、具体的に企業を誘致したいのか、協業アライアンス的なところで地元企業のグローバル展開や販路拡大に繋げたいのかなど、投資というところをもう少し具体的に補足をお願いします。
市長:最終的には、私が常々言っている人口減少というこの地域の最大の課題を解消して、再び元気なまちをといったときに、まずはこの地域にしっかりとした産業があって、魅力的な働く場、働き方など、そういった産業が地域にしっかりあるということが重要になります。そういう点では、海外からもこの地域に進出をしていただいて、この非常に厚い浜松の企業群と連携、相乗効果でもってまた新しいものを生み出していく、新しい産業を生み出していくようなことも含めてぜひともやっていただきたいと思っています。そういう点で、ゴールは浜松への海外からの企業進出を考えてはいるのですが、ただそこに至るまでの流れとして、浜松の企業群の技術、製品に目をつけてもらって、まずは取引から始めるということもあると思いますし、さらにはそういった企業そのものではなくて、人の交流もまず入口のところで生まれてくればということも考えていますし、ゴールを目指して、順を追って段階的に連携協力が構築できていければと思っています。

記者:目指すところなどもお話しいただきましたけれども、改めてこの事業にかける市長の思い・意気込みを聞かせてください。
市長:浜松はものづくりの街として非常に分厚いポテンシャルを持っている地域ですので、それを生かして地域の発展、さらにはこの日本全体の発展に結びつけていくためにも、産業のさらなる飛躍、成長、発展を遂げていく後押しをしたいと思っています。それにあたって、これからの時代この地域だけではなくて、世界に目を向けて、世界の国々のいろいろな企業との連携・協業も含めて、地域産業の発展に結びつけていく。その第一歩として、今回のこういった取り組みが生きてくればと思っています。とりわけ浜松は従前から多文化共生ということで、世界に開かれた街、これもまた一つの特徴だと思っていますし、何よりも昔からこの地で、最先端の産業が生まれて、世界企業まで発展するようなことが繰り返されてきた地域ですので、ぜひこの新しい取り組みを通じて、世界から入ってきていただいて、浜松からまた新しいものが生まれてくる。そういうきっかけにしたいと思っています。

記者:オーダーメイド視察ツアーの関係で2点お伺いします。この費用負担というのはどのような形になるのかという点と、この視察ツアーを実施する期間ですけれども、万博の期間だけに限られるのか、それ以降も続けていくのか、この2点をお伺いしたいです。
市長:浜松に来ていただくにあたって、我々の方で丸抱えで全部お支払いしますという趣旨ではなく、多分海外から大阪・関西万博に来られた方は、当然そこだけで帰るのではなく、東京などいろいろ見て回られる、その途中で立ち寄ってもらうということですので、追加的な負担もなく、うまく見て回ってもらえるような工程が組めるのではないかというのがそもそものスタートです。そのため、ご自身のご負担となりますけれども、アレンジはきちんとこちらでやらせていただくという組み立てにしたいと思っています。

記者:金額的には、要するに市の方は全く負担をしないで、ツアーのプログラムをするということでしょうか。
市長:はい、そういったイメージです。ただ具体的に進める中で、「どうしても足の確保ができないから車を出してくれないか」といったお話があるかもしれませんので、そういったときには個別にご相談という形になると思います。それから期間的には、大阪・関西万博の期間をまずメインのターゲットとしてやっていきたいと思っています。これでうまい具合に、浜松に世界からの注目が集まるということになってきましたら、継続していくことについてもしっかり状況を見ながら考えていきたいと思っています。

記者:英語版ウェブサイトについてですが、こちらの立ち上げはいつぐらいになるのかと、現在日本語版のものと含めて、どのような違いがあるのか教えてください。
産業部長:英語版のウェブサイトは、今暫定的なものとして既に市のホームページに載っています。この後バージョンアップを重ねて、ご協力いただく企業の情報もその都度アップしていきたいと考えています。

記者:特に日本語版との違いはないのでしょうか。
産業部長:基本的に日本語版を英語版に直していますが、海外の方が見やすいような形にしていきたいと考えています。

舘山寺の事故について

記者:3月下旬になりますけれども、舘山寺で、小学生の自転車の列に軽トラックが突っ込んでお1人お亡くなりになるという事故がありました。浜松市は人口10万人当たりの交通事故件数が政令市で15年連続ワーストということになっていますけれども、今後事故現場を含めて浜松市の交通安全対策をどのように進めていくか教えてください。
市長:浜松市の交通事故ワーストワンから一日も早い脱却ということで取り組みを進めている中で、またこのように非常に痛ましい事故が起きてしまったということは大変残念です。改めてお亡くなりになられた方のご冥福をお祈りいたしますとともに、ご遺族の皆さまには心からお悔やみを申し上げたいと思っております。舘山寺の事故発生箇所は、元々AI分析でも危険性は出ていたところでございまして、我々としてもカラー舗装などの速度抑制対策は既に実施をしていましたけれども、残念ながらあのような事故が起きてしまいました。我々としても事故が起きてから、見守りパトロールの実施、また警察に現地立会をいただいた上で注意喚起の看板も新たに設置させていただきました。現場検証も順次終了していると聞いていますので、改めて現場の状況も確認いたしまして、警察とも連携を取りながら対策を速やかに実施していきたいと思っています。今回の箇所もそうですけれども、改めてこういった非常に痛ましい、悲しい事故を起こさないように、なくしていくためにも、市民の皆さま、車を運転される方や歩かれる方、自転車に乗られる方に、事故を起こさないためにしっかり注意をしていただくことを改めて呼びかけていきたいと思っていますし、警察をはじめとする関係機関と連携をとりながら、ソフト・ハード両面からの対策を全市的に改めて進めていきたいと思っています。

記者:確認ですが、事故現場については今後何らかハード面の対策を行うということでよろしいでしょうか。
市長:先ほど申しましたとおり、注意喚起の看板、目立つものを設置いたしまして、注意喚起を促していますけれども、改めて現場の状況を確認した上で、さらなる対策、どういった対策が打てるかも含めて検討をしていきたいと思っています。

新年度最初の市長定例記者会見への受け止めについて

記者:今日が新年度最初の市長定例会見だと思いますけれども、それについての受け止めをお願いいたします。
市長:記者クラブの皆さまもだいぶ体制が入れ替わられて、新年度ということでこれからまたお世話になります。よろしくお願いいたします。浜松市にとって今年度は、新しい総合計画、基本計画と言いますけれども、10カ年計画のスタートの年ということになります。何ごともやはり最初が肝心だと思っていまして、しっかりとスタートダッシュを切れるような体制をということで予算や組織体制をしっかりと準備をしたつもりでおりますので、新年度もこれで10日ほど経ちましたけれども、悠長なことを言わず、スタートダッシュでしっかりと施策を前に向けて進めていきたいと思っています。またあわせて今年度は天竜川・浜名湖地域の12市町村合併から、この7月1日で20年の節目の年でもあります。この間合併があり、政令市への移行があり、また直近では行政区の新3区への再編ということもありまして、今浜松のこの状態は完成系に近い状態になったのだろうと思っておりまして、これまでの20年の歩みを振り返るとともに、この出来上がったしっかりとした体制をもとに、次の20年100年に向けた出発点にできるような市民意識、地域への愛着を含めて、改めてこれまでを振り返り、新たなこの先に向けての決意を醸成するような年にもしていきたいと思っています。

アメリカの関税について

記者:トランプ大統領が関税を10%そしてさらに24%の関税をかけるかもしれないということで、浜松市は自動車産業や輸出産業に関して影響があるのかということに関して、今考えていることや受け止めを教えていただけますでしょうか。
市長:アメリカの関税の引き上げの話があり、一方でまた90日間停止の話もあり、非常にこの状況が流動的になっておりますので、まだ具体的にどういった影響が出てくるか、出てきたかというところまでは把握できてないのですが、当然浜松はものづくりの街でもありますし、世界企業があって、アメリカを非常に重要な市場としている企業もたくさんありますので、おそらくいずれ影響が出てくるということを前提に、市内企業への影響の実態把握をしっかりやろうと思っています。市内でも商工会議所をはじめとする特別相談窓口が既に開いておりますので、そういったところとも連携をして、実際の影響がどのように出てくるのか注視をしつつ、必要に応じてその影響への対策も市として講じられるものがあれば、講じていかなければいけないとも思っています。ただ、先ほど言いましたとおり、状況が日々、時々刻々変わっているということもあって、今の時点でどうなるか、先を十分見通せるような状況にありませんので、状況についてまずはしっかり注視する、把握するというところから始めていきたいと思っています。

 

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