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更新日:2024年10月31日

令和6年10月25日定例記者会見

2024年10月25日

(中野市長コメント)

第3回市議会定例会を終えて

今回の令和6年度第3回市議会定例会ですが、インフラ施設の災害対策に要する経費や、原油価格・物価高騰の影響を受けている社会福祉施設などへの光熱費等の支援、さらには衆議院議員総選挙に要する経費等の内容を盛り込んだ補正予算をはじめとして、我々から提案させていただいた議案については、議会で慎重にご審議をいただいた結果、全て可決いただいたところです。
また本日は、令和5年度の決算についても決算審査特別委員会での審査を経て最終的に認定いただきました。決算認定と合わせて6項目の指摘事項もいただきましたので、これらについては真摯に受け止め、来年度以降の市政運営にしっかりと生かしていきたいと考えております。いずれにしても、今回、代表質問・一般質問を通じて市政の各分野において多数のご質問をいただいたところです。それを踏まえて、議員の皆さまとは活発な議論をさせていただいたと思っております。
とりわけ今回の議会においては、次期基本計画や財政計画、水道料金の改定といった、今後の行財政運営に関する内容についてさまざまな議論をさせていただきました。また、こども・子育て政策について、さらには地域の最大の課題である人口減少を踏まえた地方創生の視点からのご質問も多数いただき、改めて真摯に議論させていただいたところです。
今回の議論を踏まえ、これからも「元気なまち・浜松」の実現に向けてしっかりと市政運営に取り組んでいきたいと考えております。

第2期浜松市カーボンニュートラル達成事業者認定制度の申請受付開始について

昨年度創設した浜松市カーボンニュートラル達成事業者認定制度について、今年度も募集させていただくこととしました。
本制度は、市内企業の中でトップランナーとしてカーボンニュートラルに取り組んでいただいている事業者の方々を認定・顕彰する制度となっており、今年度も昨年同様、浜松市内立地の全事業所の中から一つ星・二つ星の2段階に分けて認定させていただく予定でおります。一つ星については、電力消費に伴うCO2排出の実質ゼロを達成している方々となります。そして二つ星については、電力消費に伴う実質排出ゼロに加えて、熱などの全てのエネルギー消費に伴うCO2排出の実質ゼロを達成している企業の皆さまということになります。いずれも、社用車といった車両に使用するエネルギーは除外しております。
初年度となった昨年度は、一つ星を6事業者、二つ星を5事業者、合計11事業者の皆さまを認定させていただきました。今年度は、来月11月1日から12月20日までを期限として申請を受け付けることとしており、認定式については来年の1月下旬を予定しております。
今回も多くの企業の皆さまからご応募をいただきたいと思っておりますし、また、この制度を通じて、認定事業者の取り組みを広く市内外の企業の皆さまに周知することで、市内事業者のカーボンニュートラルの対応をより一層促し、浜松地域全体のカーボンニュートラルの実現を多くの方々に知っていただく機会としていきたいと思っております。

令和6年度「浜松市やらまいか大使」の委嘱について

浜松市では、浜松の持っている魅力、あるいは地域資源といったものを国内外に広く発信する手助けをしていただく「浜松市やらまいか大使」を委嘱させていただいております。やらまいか大使については、さまざまな分野で活躍されている高い知名度、または優れた実績をお持ちの浜松にゆかりのある方々に就任いただいております。
令和6年度につきましては、新たに5名の方にやらまいか大使をお引き受けいただくこととしましたので、今回ご紹介をさせていただきます。大和証券グループ本社社長の荻野明彦さん、アニソンダンスパフォーマーの涼宮あつきさん、タレントの竹内由恵さん、お笑いコンビ「ラブレターズ」の塚本直毅さん、カゴメ株式会社社長の山口聡さん、以上の5名の方に浜松市やらまいか大使をお引き受けいただくこととしました。
浜松市やらまいか大使の制度については平成17年度から始めておりまして、今回お引き受けいただく5名の方を加えると全体の合計で116名と1組となったところです。この皆さまには、これからさらに浜松市の情報発信をお願いしたいと思っております。
今年度のやらまいか大使の皆さまの委嘱式については、来月11月6日に東京で実施をすることとしております。大使の皆さまには日頃のさまざまな活動の中で、ぜひ浜松の魅力を積極的に発信していただけるよう、また、我々も大使の皆さんと連携して国内外への情報発信をしっかり進めていきたいと思っております。

質疑応答

令和6年度の「浜松市やらまいか大使」の委嘱について

記者:総勢116名と1組まで増えたということでしたが、どういった方を選ぶのかという考え方や基準について、変更された点などはあるのでしょうか。
市長:先ほども申しました通り、基本的にはいろいろな分野で全国的・世界的に活躍をされている方で、高い知名度や優れた実績があって、かつ浜松にゆかりのある方であれば、浜松のことを広く国内外に発信していただける、また、その大使の方を通じて浜松が認知される機会も非常に増えてくると思っておりまして、そういった方々を毎年選ばせていただいております。それこそ、本当に有名な方についてはこれまでに順次選任させていただいておりますので、そういった方々に加えて、新しく活躍をされている方、つい先日のキングオブコントで優勝されたラブレターズの塚本さんは私の高校の後輩でいらっしゃるらしいのですが、そういった新たに活躍されている方々を選んでいくのが最近の傾向になってきていると思っております。

記者:116人と1組ということですが、今後候補になりそうな方はまだまだ増えていっている感じでしょうか。
市長:浜松市は80万都市ということもあり、浜松で生まれ育ち、また浜松に引っ越して住んでおられたとかといった浜松にゆかりがあって、新たに全国的・世界的に活躍をされていく方々を続々輩出していると思っております。また、「やらまいか大使」ですので、浜松のやらまいか精神を発揮して活躍されている方々をぜひとも選んでいきたいと思っております。いずれ、やらまいか大使になりたいというのを目標に全国や世界で活躍していただくというのも一つの目指すところというか、後押ししていきたいと思っています。

記者:今少しお話が出ましたが、市長の後輩である塚本氏については選ばれたタイミングが随分いいなと思ったのですが、キングオブコントで優勝したからオファーされたのでしょうか。もしくはその前から調整されていたのでしょうか。
市長:私の高校の後輩らしいという話は前から知ってはいたのですが、オファーにつきましては、キングオブコント優勝のタイミングが今年度のやらまいか大使最終選考のタイミングと重なりまして、ちょうどいいタイミングということですぐにオファーをさせていただきました。

記者:優勝を受けてオファーしたということでよろしいですか。
市長:はい。

衆議院議員選挙について

記者:冒頭にお話がありましたが、衆議院議員選挙の投開票日を迎えるにあたって、市長の立場から市民の皆さまに呼び掛けやメッセージなどがあればお願いします。
市長:今回の衆議院議員選挙は方針が示されてから極めて短期間での選挙ということもあり、戸惑っている有権者の方々もいらっしゃるかもしれません。今のところ期日前投票の状況を確認しても前回の衆議院議員選挙よりも若干下回っている状況のようで、全国的に見ても静岡県の投票率が低いと言われていましたでしょうか。突然のことというのはあるかもしれませんが、やはり選挙というのは民主主義の一番の基本・基盤でありますので、決して棄権することなく、ぜひとも投票に足を運んでいただきたいということを市内の有権者の皆さまにはお願いしたいところでございます。

記者:ちなみにですが、市長は期日前投票されるのか、当日投票に行かれるのか、そこだけ教えていただければと思います。
市長:当日は朝から水窪で峠の国盗り綱引き合戦がありまして、そこから公務がずっと立て込んでいるものですから、当日は投票所に足を運んでいる余裕がないと思っておりますので、期日前投票をしたいと思っております。

記者:中野市長の立場といいますか、支持する政党や候補者等があると思うのですが、今回の衆議院議員選挙に関してこれまでに演説に入ったところや、また、あと2日しかありませんが、今後のご予定で決まっているものがありましたら教えていただけますでしょうか。
市長:先ほども触れましたが、選挙方針が決まってから実際の投開票まで極めて短い選挙であったことから、私も公務がたくさん入っていて調整がつきませんでしたので、今回の衆議院議員選挙そのものにはほぼノータッチでした。あくまでも公務優先ということで、今日もこの後予定が入っておりますし、明日、それから先ほど言いました明後日の投票日も朝からずっと仕事ということもありまして、最終的に今回の衆議院議員選挙にはほぼ何も関わることなく過ごさせていただくということになりそうです。

徳川家ゆかりの品 収蔵・展示施設について

記者:少し前になりますが、徳川家ゆかりの美術品等々を収蔵展示する施設についてお教えください。検討委員会の方で、大河ドラマ館の跡地を使うのは難しいという結論に至ったようですが、市としては今後どういった方針で対応を考えていかれるのでしょうか。
市長:今回検討委員会において、德川記念財団が所有されている2万点の所蔵品のリストを取りまとめていただくことができまして、改めて徳川家ゆかりの近世史に非常に重要な意味を持つ資料が多数あるということを確認できたということで、非常に意義があったと思っています。ただ、それを浜松に誘致してということになると、元々は大河ドラマ館の跡地の有効活用というところから議論をスタートさせておりますので、大河ドラマ館の施設そのものは使えない、また、場所を移して新たに施設建設が必要という方針が示されたということは、前提条件と違ってきているということもあり、これまでの単純な延長線上で議論を進めていくのはなかなか難しいのであろうと思っています。ただ、非常に重要なコレクションがあるということも判明しましたし、浜松ゆかりのものもあるということですので、今後、こういった徳川家ゆかりの施設に浜松がどう関わらせていただくかというのは、市議会はじめさまざまな皆さんと議論をする中で検討していきたいと思っております。加えて、単に収蔵展示だけではなく、やはり非常に重要なコレクションであるので、調査研究ということについても、文化顧問を務めていただいております磯田先生からも、また、今回の検討委員会をお願いしました千田先生からもご指摘をいただいたところでございます。検討委員会では、せっかくの話なので、市民・議会の皆さんに十分説明して、多くの皆さんの賛同を得た上で事業を進めてということをおっしゃっていただきましたので、そういったことを踏まえ、これからまた改めて議論していきたいと思っております。

記者:特に現時点ではいつまでにといったタイムフレームのようなものは想定せずに、丁寧に議論をという感じでしょうか。
市長:はい。

水道料金の改定について

記者:9月の定例会における代表質問で水道料金の改定の時期に関して言及がありましたが、改めてなぜその時期に設定したのかということと、改定の必要性、そして改定によってどういったことを市として期待しているかお伺いできますでしょうか。
市長:浜松市の水道料金については、効率化をはじめとした経営努力を重ねてきたことにより、消費税引き上げに伴う料金改定を除けば約30年ずっと料金を上げずに経営してきました。ただここへ来て、給水人口、水を使う方々が減ってきていることと、一方で、今年の能登半島地震もそうですが、地震といった災害に備えた耐震化を進めなければいけない、何より初期の投資からだいぶ時間が経っていることによる老朽化設備の更新といった投資も必要となってくる中にあって、経営上の努力が限界に来ており、赤字決算を打たなければいけないということになってきております。そういった中、水道事業というのは独立採算が原則でありますので、独立採算を維持し、かつ、とりわけいずれ来る大地震に備えて、大地震があったときでも水道がしっかり供給できるようにという体制を整えるためにも、今回水道料金を改定させていただき、必要な投資をこれからも着実に行えるような体制を整える必要があるということで、今回値上げを表明させていただいたものとなります。今の赤字決算、財政運営の状況から考えますと、来年の秋頃には一定の引き上げをしませんと資金ショートを起こすということにもなりかねないということもありますので、来年の秋ということで今回言及させていただいたところです。ただ、これによって必要な収入を確保することで、先ほど来申し上げている耐震化をはじめとする必要な投資も可能になると思っておりますので、今後、市民の皆さんにはより安心して、安定的に水道を使っていただける環境を整えていけると思っています。一方、やはり諸物価が一律に上がっている状況にある中での水道料金の引き上げということになりますと、市民の皆さんの暮らしにも影響する部分も大きいと思いますので、一律に何%全部引き上げるということではなく、いろいろな皆さんへの影響等についても勘案しながら、どういった引き上げをしていくかということについて今後さらに検討させていただきたいと思っているところです。

静岡大学の学長選考について

記者:先日行われた意向投票では日詰現学長の票数が上回っているということで、再任される可能性が高くなっておりますが、その点についてどうお考えか受け止めをお願いします。
市長:学長選考そのものについては、学問の自由、大学の自治に関わる話ですので、それについて私からコメントするつもりはありませんが、我々浜松地域としては、以前からそもそも静岡大学と浜松医科大学との間で合意されておりました大学の統合・再編を進めていただくことが、この地域としても非常に意義があることだということで応援をしてきた立場です。今後、新しい次の学長がいずれ決まってくると思うのですが、決まられたときにどういった方向に進まれるのか、またそれが我々の地域の思いとぴったりくるのか、違うのか、その辺をしっかり見極めをさせていただかなければいけないと思っておりますので、今後の最終的な学長選考の動向について口出しはいたしませんが、注視はしていきたいと思っています。

記者:日詰学長のチラシに「期は熟している」とか「年度内に結論を出す」といった言葉があるのですが、それについてはいかがでしょうか。
市長:具体的に日詰先生から直接伺った話ではないので、それについてコメントできる材料がありません。仮に今後日詰先生が選出されるということになるのであれば、また改めてしっかり時間を取ってお話などを伺っていかなければいけないと思っております。

袴田巌さんについて

記者:袴田巌さんの無罪が確定していろいろな動きがあります。そして今回の衆議院議員選挙では数十年ぶりに選挙権が戻り選挙投票に行かれるということですが、その件について所感を教えてください。また、今回無罪が確定されたということについて、自治体の長である中野市長はどのようなご意見をお持ちでしょうか。
市長:裁判そのものについてというよりも、袴田さんについては浜松市内にお住まいの地域の住民の方でいらっしゃいますので、最新の動向については私も非常に関心を持っておりました。この度、再審で無罪が確定されたということで、大変長い取り組みであったわけではありますが、ご本人、ご家族、そして支援者の皆さんに置かれましては、これまでのご苦労が報われることとなってよかったと思っております。これで公民権が回復されて、今日、期日前投票に行かれているということでしたでしょうか。そういった日常の生活ができるようになられたということは私も嬉しく思っております。ご高齢でありますので、今後この地域で心穏やかに過ごしていただくことをただただ願うところでございます。

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