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更新日:2024年8月19日

令和6年8月8日定例記者会見

2024年8月8日

(中野市長コメント)

家庭ごみ排出量実績値(令和6年半期報告)について

今年の2月議会において、家庭ごみの有料化に関する条例改正を可決いただきましたが、実際の有料化の実施時期については、条例上は直ちに実施というわけではなく、今後のごみの減量目標の達成状況、定着状況などを総合的に判断して決定することとしています。

家庭ごみの排出状況について、定期的にご報告をさせていただくことによって現状を把握し、今後の対策について市民の皆さまと情報共有を図っていきます。令和6年上半期の状況について取りまとまりましたので、ご報告いたします。

本市においては、令和10年までに家庭系のごみの排出量を、「一人1日あたり404グラム」まで減らすことを目標とし、今年から「Go!みんなで404チャレンジ」というキャンペーンを展開しています。

これによって市民の皆さまと協働して、この目標値の共有と、ごみ減量・資源化に取り組んできました。令和6年の1月から6月までの家庭ごみの累計排出量は、6万4741.8トンで、令和5年の同じ時期と比べると、1841.1トン減少し、ごみの量が減ったという結果が明らかになりました。

一人1日あたりの排出量は、一人1日あたり452.2グラムとなり、令和5年実績の462.5グラムを10.3グラム下回っており、着実にごみの減量が図られました。また令和6年の目標値は454グラムとしていますので、それと比較しても1.8グラム下回っている状況です。

このように、令和6年上半期の実績としては、目標値を達成できているという結果となり、これはひとえに、市民の皆さまにご協力いただいたおかげだと思っています。

今後も市民の皆さまと協働しながら、さらなるごみの減量・資源化にしっかりと取り組んでいきたいと考えていますので、引き続き市民の皆さまのご協力をお願いしたいと思います。

それにあたり、9月8日には、市民参加型のイベント「ごみ減量チャレンジDay~みんなでサステナブる!?〜」を開催いたします。

これは市民の皆さまと一緒にごみの減量・資源化について改めて考え、これからさらなる取り組みを進めていただくきっかけになればと考え、企画をしたものです。

ぜひ、この機会に多くの市民の皆さまにご参加いただきたいと考えていますので、私から改めて告知をさせていただきます。よろしくお願いいたします。

20240808

「浜松市子育て情報PRリーフレット」の作成について

今回、浜松市の魅力ある子育て環境や充実した支援策をはじめ、子育てに役立つさまざまな情報をPRするリーフレットを作成いたしました。

「こどもの五感を満たす浜松市」と題しまして、のびのびと子育てライフを楽しむことができる浜松市の特色や、ライフステージに応じた切れ目のない子育て支援の取り組みなどを紹介しています。

浜松には、子供を産み、育てられる素晴らしい環境がそろっていると考えていますので、市内外にこうした情報をしっかり発信し、子育て世代が集まり、そして住み続けたいと感じられる浜松を目指していきたいと考えています。

このリーフレットは、市内外から大変多くの子育て中の皆さまが利用している浜松こども館や科学館をはじめとした施設に配架するとともに、東京のふるさと回帰支援センターや、首都圏で開催される移住フェアなどでも配布をしていきたいと考えています。

それから、リーフレットの裏面では、「浜松市子育て情報サイトぴっぴ」の紹介をしています。

このサイトは、リーフレットに掲載している情報のほかにも、魅力あるイベントやお出かけスポット、充実した子育て支援施策など知りたい情報を多数盛り込んでおり、そういった情報を簡単に手に入れることができる便利なサイトになっています。

また、このサイトのLINEアカウントに、お子様の年齢などを登録していただくと、登録していただいたお子様の年齢に合わせて、最新のニュースや必要な情報を受け取ることができるような機能も備わっていますので、ぜひともご活用いただきたいと思っています。

子育て中の方、それから子育てをこれから始められる方など、多くの皆さまに、ここ浜松市で子育てライフを楽しんでいただけるように、今後も安心して子供を産み育てられる環境を整え、こどもたちが健やかで幸せに成長できる「元気なまち」を実現していきたいと思っています。よろしくお願いいたします。

「まちを元気に!出張市長室」の開催について

私が市役所の本庁から区役所や行政センターなど市内各地に出向き、一日執務を行う「まちを元気に!出張市長室」を今年度も開催いたします。

これにより、市民の皆さまの市政の理解を深めていただくとともに、開かれた市政の推進を図ってまいります。

第1回目は、8月27日水曜日、東行政センターをスタートとしまして、来年2月まで全11回の実施を予定しています。

昨年は、午後、区役所や行政センターなどへ出張し、現地執務をさせていただきましたが、今年は、時間を拡大しまして、おおむね1日、区役所あるいは行政センターなどへ出張し、地域の自治会の皆さまや地域で活動されている団体の皆さまをはじめ、多くの皆さまとざっくばらんに意見交換をする、またそれぞれ区役所・行政センター管内の地域にも出向き、現地を視察したいと思っています。

また、夜には「浜松市政を語る会」を各区1回ずつ開催いたします。

私から最近の浜松市の取り組みについてご報告をさせていただくとともに、市民の皆さまからご意見、ご質問をいただきたいと思っています。

この「浜松市政を語る会」については、市民の皆さまはもちろんのこと、市内に通勤・通学をされている方にもご参加いただけるようになっておりますので、ぜひ多くの皆さまにご来場いただき、今後のまちづくりについて考えるきっかけにしていただきたいと思っています。多くの皆さまのご来場をお待ちしています。

質疑応答

家庭ごみ排出量実績値(令和6年半期報告)について

記者:上半期はかなり目標を下回っているということで、ごみ排出量が削減されている理由について、どのように分析しているのか教えてください。
市長:やはり地球環境問題への意識の高まりもあり、全国的に見ても減少傾向にあると思っています。それに加えて、ここのところの物価高騰の影響も若干出ているのかなと思っています。いわゆる買い控えをはじめとする消費活動が少し鈍っていることも、要因として挙げられるのだろうと思っています。全国的な傾向としてそのような感じですが、少なくとも他の政令市の状況と見比べてみますと、他の政令市以上に浜松のごみの削減が進んでいる状況でして、これはとりもなおさず一連のごみ減量の取り組み、意識啓発などによる行動変容が効果を表してきているのではないかと思っているところです。

記者:今回、452.2グラムまで減ったということで、大体一人当たりで10グラムほど減っていると思いますが、例えば焼却設備を動かさなければいけない費用はどのぐらい減るのかといった概算は分かるものでしょうか。
市長:今のところ概算で出しておりませんけれども、費用の話を申し上げますと、エネルギー価格の高騰もあり、確実に焼却のランニングコストは上がってきていますので、ごみの減量が直ちにそういったランニングコストの減少に直結しているかと言われると、少し厳しい状況であろうと思っています。

記者:上半期が終わって、今のところ目標達成できるペースで進んでいるということですが、家庭ごみの有料化の実施の判断については、基本的にこれまでどおり、1月や2月ごろに年間の数字を見て判断するということで変わりはないでしょうか。
市長:たびたび申し上げておりますとおり、まずはこの1年、実際にどれくらいごみを減量できるかというところを1つ目標に今も取り組んでおりますので、まずはその状況をしっかり見極めるということが重要になってくると思っています。できればこの調子で、通年で目標達成というところまで持っていけるように、先ほど言いました9月のイベントを含めて、引き続き市民の皆さまへの啓発、協力の依頼についてしっかり取り組んでいきたいと思っています。

記者:有料化の判断についてですが、さまざまなファクターがあるので一概には言えないと思いますけれども、ごみ排出量が設定した目標に沿ってきれいに下がっていく状況を鑑みると、今の時点では、市長の頭の中で「有料化を考えなければ」という判断にはまだなっていない状況という認識でいいのでしょうか。
市長:今の段階では、上半期の数字だけをもって楽観するわけにもいかないのですが、少なくとも結果が出てきているところでは目標を下回って推移をしていますので、今直ちに有料化というような判断には間違いなくならないと思っています。

パリオリンピックについて

記者:熱戦が続いているパリオリンピックですけれども、柔道の橋本選手が個人、団体とメダルを獲得したということで、市長としてどのように受けとめていらっしゃるのか教えてください。
市長:橋本選手には、この春先に一度、市長室にご訪問いただきまして、こう言っては失礼ですが、この年齢でオリンピック出場を決められて、かつ、メダルに絡む戦いをする、金メダルを目指すというようなお話もありましたので、本当に希望の星だなという思いを持っていました。そういったこともあって、今回市役所の1階ロビーでパブリックビューイングを実施したところ、想定していた数をはるかに上回る市民の皆さまにお越しいただき、大変盛り上がる中で、観戦をさせていただきました。残念ながら、目標としていた個人の金メダルというところまではいきませんでしたけれども、敗者復活戦で立派な銅メダルを獲得されたということですから、浜松市民に、さらに言うと日本国民全体に勇気と感動を与えてくれたということで、お祝いを申し上げますし、感謝を申し上げたいと思っています。加えて団体の方でも銀メダルを獲得されましたので、日本に帰国をされて、昨日会見をされていましたけれども、またぜひ、ふるさと浜松にも凱旋を果たしていただいて、実際の銀メダル、銅メダルを私も拝見したいと思っておりますし、戻って来ていただければ、大いに歓迎をするとともに、栄誉をみんなでたたえたいと思っています。

記者:例えば、市民向けのパレードなどは検討されているのでしょうか。
市長:それこそ、春先に壮行会をしたときには、「金メダルを取ったら優勝パレードだね」というような話はありましたけれども、残念ながら今回金メダルではないので、どうするかはこれから考えたいと思います。加えて申し上げますと、前回東京2020大会のときも、市のゆかりの選手でメダルを獲得された皆さまに対しては、浜松市スポーツ特別賞を授与させていただいた前例がありますので、同じように、どういった形で今回の健闘を称えるか、至急考えたいと思っています。

有機フッ素化合物(PFAS)について

記者:先日のPFASの追加調査で、排出源が複数考えられるということですが、それによって今後の市の対応策としては、どのように変わるのでしょうか。
市長:先日発表させていただいたとおり、PFOSとPFOAの組成比は、検出された地点ごとに若干違うこともあって、単一の発生源があって、そこ由来のものばかりというわけではないのだろうと推察されることがはっきりしました。ですので、今後同じように検出された地点、周辺に対しては、また調査もかけますし、先般は特定の地域については、井戸水を飲まないように、水道水を飲んでくださいというようなこともお願いをさせていただきましたけれども、ある程度検出される地域については、飲用を控えていただくような働きかけをしっかりしていかなければいけないと思っています。それと併せて、公共用水域の方では、北部承水路をさかのぼって調査をしてきましたが、源流点のところで高い数値が出たということが判明しました。源流点ですから、もうこれ以上遡りようがないということもありますので、次なる動きとしては、やはり源流点のところで、高い数値が出ているものをいかに下へ流さないようにするかという対策を講じていかなければいけない段階になってくるのだろうと思っていますので、そういった取り組みについては、大至急検討して、対策の実施に移していきたいと思っています。

記者:複数排出源というのは、浜松基地以外にも排出源があるという考えなのでしょうか。
市長:排出の原因となっているところが他にもあることが推測される状況です。

記者:現時点で、例えばどういう企業とか工場とか、そういったおおよその推測がついているのでしょうか。
市長:そこはなかなか難しいところでして、先般来、周辺のPFASを使用していた履歴のありそうな企業の皆さまには一斉に調査をかけています。その調査の結果としては、何か流出の事故や、特定のここの工場でというところまで特定できるようなデータを得られておりませんので、そういう点から言いますと、なかなか発生源を特定していく作業は難しいのかなと思っています。

記者:以前にも会見で説明されていた浜松基地との交渉は、現時点ではどうなっていますか。
市長:浜松基地に、使用履歴や基地内の水質、基地からの排水の状況の3点について教えていただきたいということで協力依頼をかけておりました。そのうち最後まで残っておりました排水については、先般の基地協議会でも一定の回答がございましたし、実は本日午前中に南関東防衛局の方と浜松基地の方にこちらへお越しいただきまして、排水の状況についてご報告いただきましたので、これで一通り我々が求めていたものについてはご回答をいただいたというような格好になります。

記者:ご回答いただいたばかりかもしれないのですが、排水の回答を見て、市長はどのように感じましたか。
市長:かいつまんで言えば、基地協議会でもおっしゃっていましたけれども、基地からの排水は東神田川の方に全て流れているということでして、東神田川の水系の公共水域調査結果をご覧いただければ分かりますとおり、高い数字のPFASは検出されておりませんので、そういう点では、基地からの排水が一連の検出の直接的原因になっているものではないということが明らかになったのかなと思っています。

記者:今の市長のご説明でいくと、もう本当に原因が分からなくなってしまって終わりになってしまうというような印象を受けたのですが、例えば基地に対して、まだ国の方から明かされていない2010年以前の消火剤の使用履歴ですとか、そういったものを追加で求めていくようなことはございますか。
市長:過去の使用履歴については以前回答いただいておりますし、書類も残っていないというような状況なものですから、これ以上再度請求をしても、残念ながら直ちに回答が得られるとは思っておりません。そのため、そういったことを直ちにする予定はありませんが、今日も浜松基地には申し上げましたけれども、「浜松市民の安全安心のために、引き続きさまざまな調査を実施していくにあたって、必要があればまた基地の方にもいろいろ協力を求めていきます」ということは申し上げておりますので、今後の我々の調査、対策、その進展に応じてさらなるお願いをしていくことは、可能性としては残っているかと思っています。ただ先ほど申し上げましたとおり、排出源の特定というのは、なかなか難しいところがありまして、基地以外も含めて、今後さらなる調査が可能なものについては、やっていく。やっていくにあたってどういった方法で進めていくかについては、今後我々としてもしっかり考えていきたいと思っています。

記者:本日、南関東防衛局の方とお会いになったという話について、ご回答いただいた内容については今、口頭でご説明いただきましたが、何か文章としてリリースするようなことはありますか。
市長:今日のやりとりにつきましては、取りまとめをした上で、近日中に市公式ホームページにアップするようにしたいと思います。

浜松医科大学・静岡大学の統合・再編について

記者:この間の期成同盟会のときにも事後にお話をお伺いしましたが、この先、期成同盟会としては、事態を動かすためにどのようなことをやれるとお考えですか。
市長:前回も申し上げましたとおり、我々としては、今進められております1法人2大学案による統合再編が、大学にとっても、地域にとってもベストだろうということで、それを後押しする、応援するということで出来上がっている期成同盟会ですので、両大学の動きが止まってしまっている以上、それに対して止まっているのを応援というわけにはいかないです。何か圧力をかけて進めるというような立場でもないですし、非常に立場上難しいです。ただ、やれることの1つとして、今進められている1法人2大学という形での統合・再編が、大学にとっても地域にとっても望ましいということだよねという賛同を募るといいますか、世論を喚起するといいますか、そういったことは、我々としてもできるのかなと思っておりまして、そういう点で何かできるアプローチがないかということを考えていきたいと思っています。

 

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