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更新日:2024年7月9日

令和6年7月4日定例記者会見

2024年7月4日

(中野市長コメント)

バーチャルマーケット2024 Summerへの出展について

昨年度に引き続いての出展ということになりますが、バーチャル空間でのマーケットイベントに、今年も浜松市ブースの出展をさせていただくこととしました。今回は浜松市の特産品の1つである「浜名湖うなぎ」をモチーフにブースデザインをさせていただきました。恐らく、浜松であることが一目見て分かっていただけるのではないかと思っております。

今回、ブース内でうなぎのつかみ取りをメタバースで体験できるようにしたほか、浜松の特産物の3Dモデルが出てくる「浜松名産ガシャ」、また、フォトスポットの設置なども行うこととしております。それから会期中の8月3日・4日には、秋葉原でリアルイベントも開催されるということで、そちらには初出展いたします。バーチャルマーケットでの体験に加えて、リアルイベントでは生きたうなぎの展示などもして、本市の魅力を紹介していきたいと思っております。併せて、浜松市においても市民の皆さまに身近にこのバーチャルマーケットを体験していただけるよう、7月30日に浜松科学館においてバーチャルマーケットの体験会を実施することとしました。

今回のバーチャルマーケットは、国内外から大変多くの集客があるイベントですので、これに出展し、そしてメタバースの特徴でもある高い没入感でもって本市の多様な魅力を体感いただくことにより、浜松市の認知度向上、魅力の発信、誘客といったことにぜひともつなげていきたいと思っております。今年も多くの皆さまに浜松市ブースを訪れていただきますよう、どうぞよろしくお願いいたします。

浜松フィルムコミッションのロケ支援実績と新しく放送されるドラマについて

昨年度(2023年度)1年間の浜松市のロケ支援実績がまとまり、合計で323件ということになりました。このうち、我々が特に力を注いでおります全国規模の案件ついては、件数で言いますと114件となり、全体、それから全国規模の件数のいずれも2022年度を上回り、過去最高となりました。おかげさまで、この傾向は今年度(2024年度)に入ってからも続いておりまして、ロケ支援実績は堅調に推移しているところでございます。先月(6月)には第10回のJFCアウォードにおきまして優秀賞をいただくことができました。今回の受賞は、浜松と茨城・諏訪圏のフィルムコミッションによる映画「ゴジラ-1.0」の撮影支援に伴う共同受賞となったもので、それぞれのフィルムコミッションが独自にPRしつつ、3地域合同でロケ地観光施設8カ所を巡るスタンプラリーを実施するといった、合同企画が成功したことも評価いただいたところです。

このように、件数だけでなく評価も非常に高まっている浜松のフィルムコミッション・ロケ支援ですが、今回また新たに浜松市を舞台にした人気漫画「焼いてるふたり」の実写ドラマが、いよいよこの7月から放送がスタートすることになりました。主人公の福山健太の役を黒羽麻璃央さん、ヒロイン山口千尋の役を松村沙友理さんが演じておられます。順次、浜松でもロケが行われ、5月下旬の市内ロケでは、私も実際に現場に訪問させていただき、主人公のお2人、またスタッフの皆さまを激励させていただいたところです。こちらは今日の深夜からスタートということになっておりますが、静岡県内では日曜日深夜からの放送になるようです。いずれにしましても、ぜひ多くの皆さまにこのドラマ「焼いてるふたり」をご覧いただきたいと思っております。

今後も、我々浜松市がロケ地、モデル地として選んでいただけるように、また、選ばれたことによって制作された映画、ドラマ、アニメといったものを、ぜひとも積極的に活用し、我々としてもプロモーションを行うことによって、浜松市の知名度、ブランド認知度を上げていく、さらには、最近の観光のトレンドでもある聖地巡礼といったことにも活用させていただくことで、地域全体の活性化を図っていきたいと思っております。

質疑応答

バーチャルマーケット2024 Summerへの出展について

記者:バーチャルマーケットには昨年度初めて出展されたということで、数字上で現れるのかは分かりませんが、前回出展したことによる効果や影響のようなものがあったら教えてください。
市長:昨年度、このバーチャルマーケット全体で140万人の来場者があったと聞いておりまして、浜松市が出展したブースには、約27万人の方にお越しいただいたということでした。浜松市民の3分の1ぐらいに相当する数の方々に浜松市ブースを訪れていただいたということで、情報発信という点では大変効果があったのではないかと思っております。また、前回は来ていただいた方にアンケートを実施したのですが、ブースを少し盛りだくさんにし過ぎたきらいがありまして、ターゲットがぼやけてしまったようなところもあったのですが、浜松ブースに来ていただく方はうなぎや餃子といった食への関心が非常に高いということが分かりましたので、今回はそういったものによりフォーカスを当てて出展します。いずれにしても、これで浜松の食を中心とした魅力発信がまたできれば、本市産品の購入の増加や、また実際に浜松に来ていただいてリアルに味わっていただくということにもつながってくると思っております。昨年に引き続き今年も多くの皆さまにご来場いただけるように頑張っていきたいと思っています。

浜松フィルムコミッションのロケ支援実績と新しく放送されるドラマについて

記者:「焼いてるふたり」のロケが5月に行われたということですが、作中に浜松市内のどんな場所が登場するのか、言える範囲でお教えいただけますか。
市長:私は5月下旬にロケにお邪魔して撮影風景を見せていただいたのですが、それを今言ってしまうとネタバレになってしまって、お叱りを受けたりもしますので、今日の時点ではご勘弁いただいて、ぜひ放送をご覧になっていただいて「あ、これだ」というシーンを見つけていただけると嬉しいです。

記者:今後、浜松市内でロケが行われるのでしょうか。
市長:一通り撮影終了していますので、残念ながら松村沙友理さんのロケを浜松で見たいという方には申し訳ないのですが、ということになります。

記者:昨年度のロケ支援実績について、この対象というのは、映画やドラマ、コマーシャルなど全部合わせたものということでしょうか。
市長:はい。そういったいろいろなものを合わせた件数になります。最近では、プロモーションビデオ・ミュージックビデオのようなものも多いですし、YouTube番組のようなネット番組などもあります。また、映画、ドラマの他にテレビの情報番組のようなものの支援もさせていただいており、さまざまです。

記者:その中で一番数多いのはどういったものになりますか。
観光・ブランド振興担当部長:323件の支援実績の内訳ですが、一番多いのが写真集などのスチールで、これが142本となっております。それから映画が2本、ドラマが1本、テレビの情報番組が76本、CMが8本、プロモーションビデオ・ミュージックビデオが32本、Web等が24本、その他が38本で、合計323件となります。

記者:「焼いてるふたり」のドラマについては、第1話から浜松市の風景が出てくるということでいいのでしょうか。
市長:実は、実際にでき上がったドラマを我々もまだ見ていないので、今日の夜以降のお楽しみということになります。

記者:全編浜松ロケかどうかも分からないでしょうか。
市長:全編が浜松ということではないと思います。交際ゼロ日で結婚した2人がすぐに浜松と東京に分かれて暮らし、週末は浜松へ来てバーベキューをするという、大ざっぱに言えばそのようなストーリーですので、全てが浜松というわけではなく、別の場所の映像もあるかと思います。

記者:こういった2拠点で浜松に住むような方や、移住されてくる方が、このドラマをきっかけに増えてほしいという思いなどはございますか。
市長:まさにそこだと思います。ドラマでは週末婚のような感じになっているようなのですが、そういう形で行き来するにも、東京からなら浜松は良い立地にありますし、平日はバリバリ東京で働いて、週末はこの自然豊かな浜松で、しかも地元の肉や野菜といったおいしいものをいっぱい食べてという、これからの働き方、暮らし方の1つのモデルになるようなドラマではないかと思っていますので、ぜひこれを参考に、あるいは真似して、浜松に来ていただける方が増えたらいいなと思っています。

鈴木康友静岡県知事の就任1カ月を迎えての評価について

記者:鈴木康友知事が就任して1カ月が経ちました。リニアや浜松市の場合は野球場の問題などでも進展が見られ、少し前に進んだような感もあります。鈴木知事が就任して1カ月の、市長から見た感想や評価を伺えればと思います。
市長:鈴木康友知事のご就任から1カ月が過ぎたところだと思いますが、ご就任以降、私も知事室に2度ほどお邪魔をさせていただき、またいろいろな式典、イベントでもご一緒させていただいているわけですが、非常にお忙しそうでありまして、まさにスピード感を持って精力的に動いていらっしゃるという印象を強く受けております。実際にリニア問題をはじめ、具体的な動きにもつながっているわけであります。県政の課題というのは残念ながら山ほどあると思っておりますので、引き続き、持ち前のスピード感でもって、そういった課題解決に向けて動いていただけたらと思っております。それに当たって、浜松市は政令指定都市でありますので、しっかり鈴木康友県政との連携を密にしながら、地域の課題解決に向けて取り組みを進めたいと思っています。

静岡大学と浜松医科大学の再編・統合について

記者:先日、静岡大学の前学長である石井さんが県庁で会見され、「大学の再編・統合が進んでいない」と見ているようでした。また、期成同盟会の方も、23年12月の状況説明会以降動きがありませんが、今後の見通しや、今回の大学再編・統合が動いていない状況をどのようにご覧になられているか伺えますでしょうか。
市長:先日も静大の石井前学長が記者会見されたというのは、報道などでも拝見しましたが、やはりこれから18歳人口の若者が大きく減少するとともにこの地域全体の人口が大きく減少していくという見通しの中で、魅力的な高等教育機関が地域にあるということは、人口減少の転換、また若者の流出を止める、さらには全国から、世界から若者を集めてくるという上でも、地域の経済産業の競争力を高めていくという観点からも、非常に重要なことだと思っております。そういった点からも、石井前学長と今野学長との間で、単に両学長の個人的なということではなく、組織体制、組織の繋がりの中で方向性が示されております静岡大学と浜松医科大学の再編・統合については、ぜひとも1日も早く進めていただきたいと改めて思っているところです。我々地域として一丸となって応援するということで、期成同盟会を結成して動いていますけれども、ここのところ、特に日詰学長が新たにご提案されております1法人1大学2校案の状況確認も含めて、残念ながら開催できていない状況ですので、またいずれ近いうちに期成同盟会を開くことにより、改めて未来志向の両大学の再編・統合を地域全体として後押ししていくということを確認させていただきたいと思います。また一方で、日詰学長が新たにご提案されている案の内容について、我々も書類上いろいろな文書などでは見ておりますけれども、実際にご提案をいただいた日詰学長の思いなども含めてお話をしっかり聞かせていただく機会というのは作っていかなければいけないと思っておりますし、作っていきたいとも思っているところです。

新野球場について

記者:先日、県議会の委員会で、野球場の基本計画が了承されました。協議会については、県、市、民間企業などが入る見通しというところで、これから進んでいくのかなと思います。基本計画が前に進んだことへの受け止めと、この協議会に対して浜松市の方から「こういう協議会にしてほしい」というような要望があれば教えてください。
市長:今回、県議会におきましても、遠州灘海浜公園篠原地区全体の整備方針、また、我々が要望しておりますのは多目的ドーム型スタジアムでありますけれども、そういった施設について、一定の議論がなされたということで、我々としては大変うれしく思っているところです。実は先月、6月14日に我々は期成同盟会で県知事のところへ要望にも伺い、その時に知事からも、協議会の立ち上げのことについてお話をいただきました。今回、県議会でも協議会の立ち上げについて議論がなされたとは聞いておりますけれども、ただ、我々として具体的に協議を開始する時期や協議事項、参加者等について、まだご提案やお話をいただいているわけではありませんので、また、県議会での議論が始まったというところまでは承知しておりますが、実際に決まったというような話を聞いているわけではありませんので、今後、県議会をはじめとする協議会の立ち上げについての議論の動向をしっかり注視しながら、そういったお話を具体的にいただきましたら、積極的に我々としても検討したいと思っているところです。

記者:日本ハムが移転した後、札幌ドームの決算が6億5千万円の赤字と発表されています。浜松市が要望しているドーム型球場も同じような経営状況になる心配はないのでしょうか。
市長:札幌市の札幌ドームについては、規模や機能といった面で我々が思い描いている多目的ドーム型スタジアムとは若干異なるところがありますので、あの状況が直ちにこちらにも当てはまるものだと思っておりません。ただ、札幌ドームの経営が非常に厳しいということもまた事実でありますので、彼らがどういったことから今の経営状況に至っているのかという分析も含めて、我々としてどういった施設がこの地域に望ましいのか、また具体的にどういった使い方をしていけるのか、そういったことも引き続き検討・議論していかなければいけないと思っております。

記者:札幌ドームでも、日本ハムが移転した後、野球だけでなくサッカーの試合をしたり、イベントを開催したりということにも力を入れて、野球だけではない使い方をしていますが、やはりプロ野球の移転後、それだけが原因ではないと思うのですが、平日のイベント開催がなかなか難しいという点もあり、浜松市のドーム型球場も多目的だからといって、ばら色の経営状況になるのかなという疑問があります。多目的だからまあ何とかなるという状況でいいのかどうかというのは、市長としてはどのような見通しなのでしょうか。
市長:私も札幌市には4年ほど住んでおりましたが、札幌市は道庁所在地でもあり、市の施設の他にも道の施設が多数あり、インフラ・施設面では非常に恵まれたところであるのは間違いないと思っています。それと比べて浜松は、人口80万の政令指定都市ではありますけれども、さまざまなインフラ的な面では貧弱と言われても仕方がないような状況だと思っております。そういった点では、スポーツも札幌ドームは日本ハムの野球とコンサドーレのサッカーが中心だったと思うのですが、浜松の場合、それ以外にも多様なスポーツがあり、加えて、イベントの類をやるにしても、なかなか充実した施設が他にないという点もありますので、必ずしも札幌と状況は同じではなく、むしろ我々の方が、有効活用という点ではまだまだできる余地が残されているのではないかと思っています。

自由民主党浜松の市議への処分について

記者:先の知事選の影響で、自民党浜松の市議が3人処分され、うち1人は離党勧告となる見通しとなりましたが、浜松市議会の議会運営に対して影響はありそうですか。
市長:今回の自民党の皆さまの一連の処分、浜松市議会の先生方でありますけれども、基本的に県知事選挙における皆さま個人の政治活動に伴う動きでありますので、浜松市長として何か申し上げる立場にはないわけでありますけれども、ただ、市議会の構成という点では、一連の処分を経ても変わらないと伺っているところです。我々としましては、浜松市政の推進を浜松市民の皆さまに対してしっかり実現していくという観点から、市議会の皆さまとはこれまでと変わらず、市の執行部と市議会は地方自治における車の両輪と言われておりますので、そういったお互いの立場で、しっかりとさまざまな施策を前に進めていくための関係を維持していきたいと思っております。

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