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更新日:2024年4月16日

令和6年4月8日定例記者会見

2024年4月8日

(中野市長コメント)

「こどもまんなか応援サポーター」の宣言について

本日、こども家庭庁が掲げます「こどもまんなか宣言」の趣旨に浜松市も賛同いたしまして、ここに、「こどもまんなか応援サポーター」に加わることを宣言させていただきます。

浜松市におきましては、今年度「こども家庭センター」の開設のほか、「就学前の乳幼児に係る通院医療費の無償化」や、「多子世帯の保育料の軽減」、また「訪問支援事業の拡充」といった、子育てに係ります保護者の皆さんの経済的負担や心理的不安を軽減するための取り組みを進めることとしておりますほか、「こども誰でも通園制度の試行」や、「放課後児童会の待機児童の早期解消」、また、「習い事支援」や、「こども・若者総合相談センターの開設」など、今年度の当初予算におきましても、こども・子育て施策の大幅な拡充を図ったところでございます。

こうした、本市が取り組みますこども・子育て施策を「こどもまんなか」のアクションとして実行・発信することなどによりまして、我々の子供たちが健やかで幸せに成長できる社会の実現に向けて今後取り組んでいきたいと考えているところでございます。

今回のこどもまんなか応援サポーターの宣言に当たりまして、新たな取り組みをいくつか始めてまいります。

まず1つ目に、4月下旬から始めますけれども、子供が市長に伝えたい意見や思いを発信できるように、これまで市民の皆さんには「市長へのご意見箱」でご意見を伺ってきたわけでございますけれども、今回新たに「こども版市長へのご意見箱」を整備することといたしまして、今後の市政運営の参考としてまいりたいと考えているところでございます。具体的には、市ホームページの専用フォームの開設のほか、市内の協働センターなどに専用の用紙を設置いたしまして、市内の子供たちから意見を寄せていただきたいと考えているところでございます。

それから2つ目といたしまして、こどもや若者の意見を聴くためのフリーボードを「浜松市立青少年の家」と「浜松こども館」の2カ所に設置をいたしまして、今後の市の施策に反映させる仕組みづくりを行ってまいります。このフリーボードについては、昨年の12月下旬から1カ月間にわたりまして試行的に実施させていただいたところでございます。その際に、小中学生の皆さん、また高校生の皆さんから、多くの意見が寄せられたところでありまして、今後、通年で実施をしようと考えているものでございます。

このほか今年の3月から4月までの春休みの期間に、「浜松こども館」と「浜松科学館」の2カ所におきまして、施設の混雑時に、妊婦の方や乳児連れの方に声掛けをすることなどによりまして、優先的に受け付け、ご案内をする「こどもファスト・トラック」の試行実施もいたしたところでございます。これにつきましては、この取り組みの効果や課題などを今後検証いたしまして、今後の方針などについても検討していきたいと考えているところでございます。

いずれにしましても「こどもまんなか応援サポーター」の宣言につきましては、全国各地で順次進んでおりますけれども、静岡県内の市町の中では、おそらく浜松市が初めてということになろうかと思っております。これを機会に、こども・子育てを社会全体として支える仕組みづくり、そして子供たちが未来にわたって健やかに成長できるまち、子供が輝くまちを積極的に作っていきたいと考えているところでございます。

浜松まつりにおけるPR凧の制作及び凧あげの実施について

今年の浜松まつりは5月3日からでありますけれども、いよいよ近づいて参りました。順次、会所開きが行われているわけで、この浜松まつりに今年は浜名湖花博2024のPR、それから、能登半島地震の復興支援を目的といたしまして、それぞれの趣旨に沿ったデザインの凧を制作し、5月の浜松まつりの会場で凧あげを行いたいと考えているところでございます。

まず浜名湖花博2024のPR凧につきまして、花博のロゴマークをデザインいたしまして、3月の下旬から開催されております、浜名湖花博2024のPRを積極的に行っていきたいというものでございます。

また、能登半島地震復興支援の凧につきましては、浜松市が対口支援を行っている石川県珠洲市をはじめとする、能登半島被災地の皆さんの復興を願い、デザインをしたものとなっております。珠洲市に対しましては、元日の大地震発生直後から、被災地支援対策本部を浜松市として立ち上げまして、職員の派遣や被災者の皆さんの市営住宅への受け入れなど、総括的な支援を行ってきたところでございますけれども、今回浜松まつりでさらに復興支援の凧をあげることで、現在もなお厳しい状況が続いております珠洲市、また能登半島被災地の皆さんへの応援のメッセージということでお届けをしたいと考えているものでございます。

この2つの凧を、ぜひ浜松まつりにお越しいただく多くの皆さんにご覧をいただいて、浜名湖花博の応援、また、被災地の応援につなげていければと思っているところでございますので、よろしくお願いいたします。

20240408

質疑応答

「こどもまんなか応援サポーター」の宣言について

記者:子供からいろいろな意見が寄せられた場合は、回答するだけではなく、必要があれば、市政に実際に反映されるなど、そういったところまで考えられている取り組みなのでしょうか。
市長:これまでの「市長へのご意見箱」も同様ですが、今回のこども版につきましても、回答が欲しいという方には、きちんと回答をさせていただきますし、当然その中ですぐに反映できるものは反映をしていくという前提でやっていきます。また、フリーボードの方はテーマを決めて、それに対する子供たちの意見をポストイットに書き込み、貼りつけていただくことになりますので、施策に反映できるご意見・ご提言をいただけましたら、そちらもしっかり反映をしたいと思っています。いずれもしっかり、私の方でも一つ一つのご意見を確認させていただきたいと思っています。

記者:中学生や高校生が子供市議会などの取り組みはこれまでもあると思いますが、小学生に話を聞くツールを作るというのは、あまり聞いたことがありません。例えば通学路など、小学生もいろいろと市に言いたいことはあると思いますが、小学生や特に小さいお子さんに向けてのメッセージはありますか。
市長:他の都市の事例ということで申し上げますと、例えば尼崎市は今回やろうとしておりますフリーボードのような形で、いろいろ子供たちの意見を自由に書き込めるような取り組みを行っているということも聞いております。やはり、これからのまちを担っていくのは子供たちということになりますので、自分たちが大きくなって住みたいと思うまち、住み続けたいと思うまちするには、「こんなことをしてほしい」という意見を、アイデアがひらめいたときに、いろんな形で教えてもらえれば、次の時代の浜松市ということで、我々もまちづくりに生かしていけると思っていますので、ぜひとも積極的にこういった場で、思うところを子供たちにも披露していただきたいと思っています。

記者:「こども版市長へのご意見箱」について、「返事が欲しい人」に丸をつけた人へお返事をするとのことですが、これは市長自ら手書きか何かで回答することを予定しているのでしょうか。
市長:いただいたご意見については、普段からの「市長へのご意見箱」も含めて、全て私が確認をさせていただき、内容を把握するようにしています。具体的な回答については、残念ながら私が全て一から書いていると、さすがにこれだけで一日が終わってしまいますので、組織として、しっかりと対応を考えて検討した上で、回答を作らせていただき、お返事したいと思っています。

記者:返事はさすがに市長自ら全て作成することはできないということですが、今おっしゃったように内容は全て市長が把握する、何らかの形で耳に入るような仕組みで進められるということなのでしょうか。これも結構な手間がかかると思いますが、そこは覚悟の上ということなのでしょうか。
市長:これまでも、「市長へのご意見箱」へ市民の皆さんからお手紙をいただいています。定期的にドサッと私のところに届きますので、それぞれ目を通して、必要に応じて指示を出して、具体的な回答について分担して作っていますので、子供たちの意見についても、同じようにやらせていただきたいと思っております。

記者:今の時点でどのような意見が来るか分かりませんが、先ほども少し出ましたように、例えば通学路の問題ですとか、学校であれば給食の問題なり、どのような意見が来るだろうと想定していますか。それとも全く想定してないものが来る方が、市にとってはヒントが得られるのでしょうか。
市長:そこは、自然体ですね。我々では思いつかないような意見・アイデアが出てくるかもしれませんし、我々もずっと課題として何とかしなければと思ったことを、改めて子供たちからいただくというようなこともおそらくあるでしょうし、こちらから「こういうご意見が欲しい」と誘導する気は全くないので、自然体でやりたいと思っています。ちなみに、先ほども申しましたとおり、年末から年明けにかけて、フリーボードを試行的に設置しました。青少年の家とこども館で上がってきたご意見の中には、おっしゃるとおり通学路や、とりわけ中学生になりますと自転車通学されているお子さんもいらっしゃいますので、「自転車を安心して通学で使えるような道路を増やしてほしい」、また、高校生になりますと、「学ぶ場、大学がもっとあったらいいな」などのご意見がありました。また小学生の皆さんからのご意見だと、「やっぱりこんないい浜松だから、もっと浜松が有名になってほしい」というようなご意見もありました。それらも含めて、これからぜひとも子供たちの意見も真摯に受けとめて、できることについてはしっかり取り組んでいきたいと思っているところです。

記者:「こども版市長へのご意見箱」について、字が書けるようなお子様ですと、例えば幼稚園の子が投稿してもよいのでしょうか。それともう1つ、こども家庭庁の「こどもまんなか宣言」について、これを宣言することによって説明責任を負うということになるかと思いますが、市としてこれをやらなければならないなど、何か縛られるものがあるのでしょうか。
市長:まず幼稚園の皆さんについても、お手紙ということできちんと書いていただけましたら、我々も拒否するわけではありませんので、きちんと受け取らせていただきます。特にフリーボードの方だと、テーマを決めて皆さんのご意見を募るというような仕組みになりますので、フリーボードの方がむしろ書きやすいのかもしれないですね。いずれにしても年齢でお断りするつもりは全くありませんので、きちんと受けとめをさせていただきたいと思っています。それから、「こどもまんなか応援サポーター」の宣言について、特にこども家庭庁で宣言をしたら何か義務化されるなど示されているわけではありませんので、まさにこども家庭庁が掲げております「こどもまんなか宣言」をきちんと受けとめて、しっかり行政として取り組むということをお示しするということで、今回宣言をさせていただくということになります。ただ、特段何か義務がかかるとか様式やフォーマットがあって、このとおりできているかチェックがかかるというものではないですけれども、やはり我々行政としても宣言しっ放しでは意味ないと思っています。また行政だけが「こどもまんなか」を主導するものでもないので、今回の宣言をきっかけとして、広く市民の皆さん、市外の皆さんも含めて、浜松市の今の取り組みをご理解をいただくとともに、例えば市内の企業や団体の皆さんも、これから一緒になってこの「こどもまんなか」の取り組みを進められるように巻き込みを図っていきたいと思っています。

記者:確認になりますが、「こどもまんなか応援サポーター」で、この宣言に参加するのは、県内市町では浜松市が初めてとおっしゃったと思うのですが、それでよろしいでしょうか。
市長:そうですね。これも宣言をしたら何かに登録されるなど、そういうものではないので、我々としてもなかなか把握が難しいところではありますが、こども家庭庁の資料を見ている限りでは、令和6年1月の時点では、県も含めて県内の自治体が宣言をしたという記録は残ってないようでありますし、我々が調べた中では、こども家庭庁の資料以降に宣言をされた県や市町があったとは聞いていないものですから、おそらく県内ではトップということになるのかなと思っています。

記者:少し気の早い話ですが、例えば子供からのご意見の中に、例えば「通学路を何とかしてほしい」という話が出たときに、施策の反映の仕方とすれば、例えば「検討するように指示します」や、「もっと踏み込んで見直します」など、どのような反映の仕方を想定されていますでしょうか。
市長:当然、ご意見の内容が最もであって、かつ、直ちに取り組めるし、取り組まなければいけないものについては、「ご意見のとおり進めます」というような回答になると思っています。ただ、中長期的に考えていかなければいけないような意見、「まちづくり」のような大きな話になりますと、「いただいたご意見をしっかり受けとめた上で、これから議論検討を進めていきます」というような回答になるものも当然出てくると思っていますし、ものによりけりかなと思っています。

浜松まつりにおけるPR凧の制作及び凧あげの実施について

記者:浜松まつりについて全体の話になりますが、今回から制限が一切ない、元のコロナ禍前の体制に戻るということで、それについて市内の状況をどのように感じてらっしゃいますか。意気込みや市長として今回の浜松まつりをどのように受けとめるのかについて教えてください。
市長:これまでコロナ禍のもとでさまざまな制限を受けていましたが、今回その制限が全て外れるということで、実に5年ぶりにかつてのとおりの浜松まつりができるということで、大変市民の皆さんの期待も高まっているのだろうと思っているところでございます。先ほど申しましたとおり、続々、各組、各町の開所開きも進んでいるわけでございまして、もう目の前に迫ってきました浜松まつりに向けて、大いに盛り上がっていくのだろうと思っています。市民の祭り「浜松まつり」でありますので、この制限が外れた中で、再び「元気なまち浜松」をつくる1つの大きなきっかけにもなればと思っておりますし、また浜松まつりというのは、初子のお祝いというようなことも昔から言われており、もともと浜松の城主の長男が生まれたお祝いで凧をあげたのが起こりだという話もあるわけでございますので、そういった子供たちの健やかな成長を願う、また子供が元気なまちになるという点でも、ぜひとも盛り上がっていければと思っているところです。今回、特に一般的にはお酒が解禁になるということで、皆さん盛り上がっているわけでありますけれど、そういった中にあっても、事故のないようにルールを守って、しっかりと皆さんの意識を合わせていただきたいと思っております。そういったルールのもとで、かつてのように盛り上がるまつり、また去年は3日間とも天気がよかったので、記録に残る中では過去最高の人出ということもありましたけれども、それに負けないぐらいの盛り上がりを見せていけたらと思っているところです。

記者:浜松まつりに関しての市民へのメッセージをお願いできますでしょうか。ルールを守ってというだけではなくて盛り上げていきましょうというような前向きなメッセージをお願いできたらと思います。
市長:先ほど申しましたとおり、ルールをきちんと守ることは重要なことだと思っておりますけれども、そのもとで、やっぱり浜松のまちの元気はこのまつりの元気から始まるというところは昔からあると思っていますので、規律のもとで、大いに盛り上がっていきたい。それを今回また実現できればと思っています。

記者:PR凧について、何帖ぐらいあるのでしょうか。
観光・ブランド振興担当部長:浜名湖花博の凧は6帖と4帖、能登半島地震復興支援の凧は4帖になります。

記者:先ほど能登半島地震復興支援の凧の話の際に、市営住宅の受け入れの話が出ましたけれども、実際にこれまで受け入れはあったのでしょうか。
市長:実際、受け入れはございませんでした。ただ、引き続きご相談いただければ応じておりますし受け付けもしておりますので、もし、ご関心ある向きの方いらっしゃいましたら、何なりと問い合わせをいただければと思っています。

小林製薬紅麹(べにこうじ)サプリメントの健康被害について

記者:小林製薬の紅麹サプリメントに関してですが、1週間ほど前ですと、浜松市は、1件の健康被害の相談があったということだったのですが、県の最新のまとめによると、健康被害が浜松市で5件、うち入院が1件となっておりまして、現時点で浜松市として把握されているデータや、市内の病院などからの報告や、もし分かればこの入院患者について、どのような症状が現れているのかということを、お分かりになれば教えていただけますでしょうか。
市長:小林製薬の紅麹サプリメント関連の健康被害について、3月22日に小林製薬自主回収の報道があったわけでありますけれども、その後保健所で電話相談受け付けをしておりまして、3月22日から今朝の段階までで、お問い合わせ自体は40件、電話でのお問い合わせ等でございました。このうち、今回の自主回収の対象となっております製品を実際摂取した、加えて健康被害との因果関係が疑われるようなケースが5件ございましたので、この対象の5人の方について、保健所から詳しく聞き取りをいたしまして、国と県に報告をした数字が5件ということになっております。さらに申し上げますと、その内の1人は、数値がよろしくなかったということもありまして、検査入院をしたわけでありますけれども、その方も先週の金曜日の時点で退院をされております。そのため、今現在、我々が保健所で相談を受け付けて把握している中で入院をされている方はいない状況にございます。今後も保健所で電話相談受け付けておりますので、少し不安がある方については、保健所にご相談をいただければ、しっかりと対応させていただきたいと思っていますので、ぜひまた皆さんの方からもご周知いただければと思っております。

記者:追加で1点、これに関して、市立の病院と私立の病院といろいろあるとは思いますが、浜松市として市内の医療機関に対して報告を求めていらっしゃるというようなことはございますか。
医療担当部長:医療機関宛に報告を求めるようなことはしておりません。医療機関からの報告があれば受けるというような形をとっています。

川勝知事の辞職表明について

記者:以前川勝知事が辞職表明された後、コメントやインタビューでも応じていただきましたが、改めて時間が経って、辞職表明についてどう感じられているか、思われているかなどについて教えてください。
市長:今回の知事のご発言というのは、ご本人の想いはともかくとして、この発言を受けとめた我々県民としては、なかなか許しがたいといいますか、看過できないご発言だったと思っております。それを踏まえて、去年の不信任決議案の採決の後に、「次また不適切な発言があった場合には」というようなことを言われたわけでありますので、知事として辞職表明されたというのは、やむを得ないと言いますか、必要なことだったのだろうと思っております。

記者:任期途中の辞任になるということで、去年、県、浜松市、静岡市の3者会が久しぶりに再開されたところですが、浜松市政も新年度予算を初めて組まれてこれからというこの時期に、県知事が辞職表明をするこの時期についてはどう感じられますか。
市長:静岡市それから我々浜松市が新しい体制になって、またこれから県、両市がしっかり連携して、とりわけこの静岡県において一番の課題だと思っております人口減少・少子化・高齢化の課題に立ち向かっていこうとした矢先の知事の辞職ということで、大変戸惑いも大きいわけではありますけれども、ただ、今回の一連の経緯から、知事の辞任はやむを得ないとするならば、空白を極力置かずに、また県も新しい体制で、今県全体として抱えているさまざまな課題に、しっかりと取り組んでいく、立ち向かっていく、その体制を早いところ我々としても築いていきたいなと思っているところです。

記者:新野球場の議論が途中ですけれども、その影響はどうお考えでしょうか。
市長:浜松市としては、浜松市の観点だけではなくて、静岡県下の均衡ある発展という観点から、県西部地域にとりわけ浜松に、どうか多目的スタジアムが欲しい、必要であるということで話をさせていただいてきたわけでありますので、今回の知事の交代という点で、この動きが足踏みすることや後退するというのは、我々としては耐え難いものがありますので、これからさまざまな方の名前が上がってきて、実際に立候補を表明されてくるとは思いますけれども、そういった中で、浜松市として、一緒にこの静岡県下全域の成長発展の手だてを携えて取り組める方かどうかということもしっかり見極めをしながら、これからの動きを見守っていきたいと思っております。

記者:ただいま選挙戦の話も出ました。見守っていきたいということですが、市長の立場として、どのように関わっていかれる予定でしょうか。
市長:我々、浜松市は静岡県の1市でありますので、県内の一つの市として、県民として、県西部地域、浜松含めた静岡県が、これからどのように進んでいくのか、どのように成長していくのかという観点から、候補者となられる方の政策方針などをしっかりと見極めをしていきたいと思っておりますし、また必要に応じて、この選挙戦もそういった方々との連携ということも考えていかなければいけないのかもしれないと思っています。

記者:先ほど市長から「空白はなるべく作らないほうがいい」というお話がございました。知事の辞任のタイミングですが、本人は6月とおっしゃっているのですが、議会の一部からは、空白などを作らないように前倒しをした方がいいという意見が出ております。このタイミングに対して、市長がどう考えているのかをお聞かせください。また、県内全体を発展させていきたいというお話がありましたが、市長が考える「知事に必要な資質」「こういうところを求めたい」というところを具体的に教えていただけるとありがたいです。
市長:空白は極力小さくというのは我々の思いとしてあるわけでありますけれども、ただ一方でこの選挙のさまざまな事務の準備を含めて、準備に一定の時間がかかるというのはやむを得ないのだろうと思っています。その辺の事務に一体どれぐらい時間がかかるかなどは、残念ながら我々はこの静岡県選挙管理委員会を含めた皆さんの作業状況などを十分承知していないので、もっと早くできるだろうと言える立場にはないわけでありますけれども、繰り返しになりますが、極力空白がないように選挙にしても早めていただきたいと思いますし、また次への引き継ぎ、受け継ぎも抜かりないように、しっかり取り組んでいっていただければと思っているところです。次の知事にどのようなものを求めるかということについては、私個人としては、やはり県民の声をしっかり聞き届けていただけるような方に知事になっていただきたいという思いはありますし、また加えて、先ほど言っておりました空白の話にも繋がるかもしれませんけれども、やはり地方自治や地方行政にしっかりとした理解がある、十分な見識がある方に担っていただきたいと思っております。

記者:まだお話できない部分もあると思いますが、先ほど元総務官僚で副知事も務められた大村さんが、報道陣の取材に対して知事選へ出馬する意向を表明されました。大村さんとのご接点も含めて、受けとめをお願いできればと思います。
市長:大村さんは、以前一緒に仕事をさせていただいた間柄でありますので、大変尊敬する先輩です。県の副知事を2年弱ぐらい務められたと思いますので、大変立派な方だと思っております。ただ、今お話ありましたけれども、大村さんがどういった思いでそのインタビューにお答えになられたか含めて私自身承知していないので、またその時の模様なども後でしっかりと聞かせてもらうようにしたいと思っております。

記者:知事選に関して、鈴木康友前市長に対する声も多く上がっていると思いますけれども、鈴木前市長自身も割と前向きな姿勢を示しながら考えられていらっしゃるそうですが、鈴木前市長についての期待などがあればお願いします。
市長:それこそ鈴木前市長は、私の前任者ということでもありますし、例えば昨年1年間の浜松市政は、鈴木康友前市長が組み立てていただいた予算をベースに、私も取り組みを進めてきたというような間柄でありますので、こちらも大変尊敬する先輩ということになるわけであります。鈴木前市長がどういったお考えなのかも含めて、私もしっかり情報収集をしていきたいと思っております。鈴木前市長は浜松市と静岡県との関わりをよくご存じでいらっしゃるので、そういった方が県知事になられる、出馬されるとしたら、我々としては心強い面もあると思っております。

記者:大村さんと康友さんと、中野市長にとってはどちらも尊敬される先輩でありますし、行政に関して長けていらっしゃる方だと思うのですが、おっしゃっていただけることといただけないことがあるとは思いますが、やはり知事選挙として対立して混乱を招く前に一本化して欲しいですとか、そういったご希望はございますか。
市長:具体的にお二方とも名前は上がっているのは見ましたが、実際ご本人がどういう思いで、これから実際動かれるかどうかも含めて分かりませんので、あまり私から外野がとやかく言うべき筋合いのものではないと思っておりますけれども、ただ、一般論として、一つ言えるとしますと、無用な県内の地域間対立のようなものは起こさない、あおらないような形が望ましいと思っております。先ほど少し触れましたけれども、この静岡県で、県下全体で進んでおります人口減少・少子化の動きというのは、やはり県下一丸となって取り組まなければ、立ち向かっていけないような課題だと思っていますので、それを旗振るべき静岡県、そしてそのトップが、地域間対立の上で誕生するようなことは、できれば避けていただきたいと思っています。

国会議員の離党勧告について

記者:先日塩谷議員が離党勧告の報道がされましたが、その受けとめは市長としていかがですか。
市長:今回自民党の関係議員の処分ということで、塩谷代議士、世耕参議院議員には離党勧告という大変重い処分がくだされたということでありますけれども、ただ塩谷代議士は、また引き続き、党側の手続きもされるというような報道も出たかと思いますので、最終的にその動向をしっかり見守っていきたいと思っております。ただ、いずれにしても、今回の自民党の皆さんの処分で、これで一件落着というものではないと思っておりまして、やはり皆さんの処分がくだったから、これで政治不信を始めとする有権者の皆さんの不信感が一掃されたかというと、必ずしもそうではないと思っております。これから政治資金をはじめとするさまざまな改革も、また具体的な動きが出てくると思っておりますので、一日も早く有権者の皆さんの不信感を払拭できるような改革を進めていただきたいと思っております。

浜名湖花博2024 フラワーパーク会場 来場者数10万人突破について

記者:6日にガーデンパーク会場がオープンしまして、昨日7日にはフラワーパーク会場で来場者数が10万人突破ということで、フラワーパーク会場が始まって半月ほど経ちますが、これまでのご所感とこれからのご期待について教えてください。
市長:大変ありがたいことにこの浜名湖花博、多くのお客様にご来場いただいておりまして、昨日フラワーパーク会場の方は、10万人目のお客様のお迎えができたわけであります。またガーデンパーク会場も、私は土曜日のオープニングにお邪魔しただけではありますけれども、その時点でも大変多くのお客様にご来場いただいてかつ、駐車場も入るのに一苦労というような状況だったということもありまして、大変うれしく思っているところでございます。今年は桜の時期が少し遅れまして、大丈夫かなと思っておりましたけれども、いよいよ桜が満開でありますし、この後チューリップが咲き、藤が咲き、バラが咲き、菖蒲が咲きと切れ目なく、次々とお花が咲き誇っていく、そんな2つの園でありますので、1回と言わず、たびたび足を運んでいただきますとそのたびごとに、新しい感動があるのではないかと思っています。ぜひとも、多くの皆さんにご来場いただきたい。また加えて、地元の皆さんも県外の皆さんにも、浜松の良さの1つであります、「花・みどり」を体感していただきたいと思っておりまして、これから、県内だけでなく、県外含めて、さらにPRを進めていきたいと思っているところです。

 

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